akon2.00βのよっぱらいの戯言

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スタンフォード式 最高の睡眠

 

sleep is a gift.

 

睡眠の質は、眠り始めの90分で大きく左右される。

ただし、ノンレム睡眠ととレム睡眠の周期は90分とはかぎらない。

短時間睡眠は遺伝である。

 

・睡眠の5つのミッション
 1.脳と体に休息を与える
 2.記憶を整理して定着させる
 3.ホルモンバランスを調整する
 4.免疫力を挙げる
 5.脳の老廃物を取る

 

起きたとき覚えている夢は、目が覚める直前に見ていた夢。

 

レム睡眠はストーリーがあって実体験に近い夢、ノンレム睡眠は抽象的でつじつまが合わない夢。

 

見たい夢を見るのは不可能

明晰夢を否定

 

通常、深部体温(体の内部の体温)は皮膚温度よりも2℃ほど高い。
この差が小さくなるときに人は眠くなる。

睡眠クオリティを上げる3つの「体温スイッチ」
①就寝90分前の入浴
 入浴により深部体温を上昇させることで、上昇した分深部体温が余計に急降下する。 
 温泉浴や炭酸泉の方がもっと効果が高い。
②足湯で熱放散させる
 足湯なら寝る直前でもよい。
③室温のコンディショニング
 暑いと発汗で体温が下がりすぎる。寒いと熱放散が起こりにくい。

 

寝る直前は眠くならない
入眠の直前には脳が入眠を拒否するフォビドンゾーンがあり、いつもの時間より少し早く寝るのはなかなか難しい。
睡眠圧に対抗するシステムは入眠直前に最高に強くなり、その後急速に活動が弱まって脳が睡眠モードになる。

寝る前は覚醒を促すようなブルーライトなどは避ける。

 

「黄金の90分」と言われる最初の眠りのメリット

・自律神経が整う。

・新陳代謝アンチエイジングにつながるグロースホルモン(=成長ホルモン)が大量に分泌される。

生物の体は約24時間周期の体内時計を持っている。このリズムはサーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれている。このおかげで人間は朝目が覚め、夜眠くなります。

サーカディアンリズムを生み出しているのが「時計遺伝子」で、脳の眉間のあたり(脳の視交叉上核)にある親時計がタクトを振り、全身の約60億個の細胞にある子時計がそれに従う。

ところがこの体内時計の周期は24時間11分と言われており、地球の自転とは約11分間のずれがある。これを日々修正しないと体の調子は乱れる。このズレは、朝起きて陽を浴びると親時計がそれを認識し時計遺伝子のスイッチがリセットされる。そしてそれから約15時間後に眠気を促すメラトニンというホルモンの分泌が始まるよう遺伝子に書き込まれている。

 

朝の光=470ナノメーターの波長=ブルーライト

 

・脳のコンディションが整えられる。

 

眠りスイッチ

・体温

深部体温(体の内部の体温)を下げる。もっとも効果的なのが入浴。人間の体は常に体温を一定に保とうとする力が働いており、例えば40度のお風呂に15分間入ると、体温は0.5度ほど上がり、しばらくは体がほてり、汗も出るため眠りにくいが、その後、人体には温度を下げようとする力が働き、90分ほど経って体温が下がりきったタイミングは非常に寝つきがよく、そのまま深い睡眠に入れる。

そしていつも言っておりますが、寝室の環境や寝る時の衣服も見落としがちですが大切なんですね。寝室は明るかったりやかましかったりしては寝つけませんし、パジャマなどのサイズ感も大事ですし、気温に合っていないと同様に寝付きが悪くなります。

そしてよくあるのが心配事があるとか、気になることがるとなかなか眠れません。解決する為に心配事をノートに書きだすことをお勧めします。

 

・脳

脳が興奮していると体温も下がりにくい。

 

体温スイッチ
①就寝90分前の入浴
 入浴により深部体温を上昇させることで、上昇した分深部体温が余計に急降下する 
 温泉浴や炭酸泉(湯疲れがない)の方がもっと効果が高い
②足湯で熱放散させる
 足湯なら寝る直前でもよい
③室温のコンディショニング
 暑いと発汗で体温が下がりすぎる。寒いと熱放散が起こりにくい

 

そば殻枕は頭を冷やすのでよい。

 

スマホが睡眠に影響を与えるのは、ブルーライトというよりも、操作で脳を刺激してしまうこと。

 

 

脳のスイッチ① 「モノトナス(単調)」の法則→睡眠をルーチン化する
脳のスイッチ② 正しい羊の数え方(sheepの発音が息をひそめ眠りを誘う)

 

カフェインは人を眠らせるアデノシンの働きを妨害する

 

通常就寝する時間の直前から2時間あたりまでが最も眠りにくい。

→フォビドンゾーン

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よい覚醒が良い睡眠を導く

よい睡眠が良い覚醒を導く

 

ヒポクレチン神経細胞に「光に反応して興奮させる受容体」を発現させ、そこに光刺激を与えると、覚醒し、「光に反応して抑制させる受容体」を発現させ、そこに光刺激を与えると、眠る。

 

時差ぼけ

アルギニンバソプレッシンという物質の作用を妨害すると時差ぼけが起きない。

 

出発前から帰国先の時間に合わせて生活する。特に食事を現地時間に合わせる。

 

会議のときに眠くなるのは、日本の会議だけアメリカでは「発言しないものはそこにいないのと同じ」という文化がある。

→会話は覚醒の強いスイッチ

 

覚醒ニューロンには、ノルアドレナリンセロトニンヒスタミンオレキシンがあり、オレキシンがほかの覚醒系物質を支配している。

 

覚醒戦略

1.起床時間を固定し、アラームは2段階で設定する
2度目のアラームは、1度目の20分後で設定しましょう。1回目の設定は、「ごく微音で短く」設定する

2.太陽の光を浴びる

3.咀嚼を重視した朝食を摂る(あたたかい汁物があると更に良し)

4.パワーナップ(15分~30分程度の仮眠)をとる

アフタヌーン・ディップ→日中(特に昼過ぎ)に眠くなること

ランチは眠くなる原因ではない

5.冷たいものを持つ、冷水で手や顔を洗う、ガムを噛む、カフェインをとる

6.冷やしトマト(深部体温を下げる食品)を食べる

7.就寝90分前に入浴<炭酸泉> or すぐ寝るときはシャワーにする

8.スマホ(電子機器)を排除する

9.入眠時間を固定する

10.裸足で寝る&靴下は脱ぐ

 

燻製入門

燻製器
①箱型
②鍋タイプ

燻し方の種類
①熱燻
②温燻
③冷燻

https://www.bepal.net/archives/80883

 

燻煙材
①スモークチップ
②スモークウッド


チップの種類
サクラ、リンゴ、ブナ、ナラ、クルミ、ヒッコリー、メープル、ウィスキーオーク
https://www.bepal.net/archives/87258

 

燻液につけるという手段もある。

 

smokyという香りには、燻製のような香りのpeaty、海藻由来の薬品のようなヨード香のmedicinal、感じの良くない香りのharshがある。

歴史は「べき乗則」で動く

 

 

第1章 なぜ世界は予期せぬ大激変に見舞われるのか
予測可能な状態、組織化された秩序のある状態が保たれると、その状態を構成するもの同士のネットワークが複雑多岐になり、 この状態(臨界状態)を維持するのが難しくなる。この臨界状態は、予測不可能な出来事で、簡単に崩壊して、秩序がない状態になる。

第一次世界大戦も、株式市場の大暴落も、山火事も大地震も、生命の進化や絶滅も、同じ理屈で説明できる。

 

第2章 地震には「前兆」も「周期」もない。
地殻の全体構造は複雑である。

たくさんのプレート、何百種類の岩石、地域を走る断層が互いに作用に問題を複雑にしている。

 

 第3章 地震の規模と頻度の驚くべき関係- べき乗則の発見
 地震は、開放するエネルギーが2倍となると発生頻度が4分の1(2分の1の2乗)になる。

べき乗則

→発生頻度が低いことを予測しようと思っても、べき乗則で、発生頻度は指数関数的に減少し、極端に低くなるから、予測も難しい

 

第4章 べき乗則は自然界にあまねく宿る

べき乗則は、大地震など珍しいイベントは、小地震などよくあるイベントより、確率が乗数を利用した指数関数的に少なくなっていき、予測が難しいが、

確率は少ないことも、ある程度の周期で発生するということが、今までの章で述べらていたという自分は理解しました。

べき乗則で自然界にあまねく宿る」という章のタイトルですが、自然界の例として、 

 -綿花、金、小麦、株式や債券など価格変動パターン

 -網状に分岐する大小の川の水路

 -山脈の不規則な形

 -まばらな雲の形

 -割れたガラスの破片

 -砕けたレンガの粗い表面

 -海岸線や木などの一定しない自然の形

 -月の上のクレーター

 -海に浮かぶプランクトン

 -人間の心臓の鼓動

が当てはまり、フラクタルの形状(フラクタルとは、一部が全体と自己相似な構造を持っている図形)をしている。

 

第5章 最初の地滑りが運命の分かれ道

地震に関する法則は、べき乗則が適用される。

砂山の雪崩(なだれ)の研究で、雪崩の砂山の粒が二倍になると、雪崩の回数は二分の一弱となる。大地震が起こった起こった後、次の大地震が起こるまでの待ち時間は分布はべじ乗則に従い、例えば、待ち時間が二週間の地震地震は一週間の地震の約2.8分の1で頻度で発生する。

 


臨界状態

エネルギーが発散し、変化が起こる直前で、秩序が保たれ場平静な状態の臨界状態が長く続けば、些細な変動から、無秩序な状態が発生する。

 

第6章 世界は見た目より単純で、細部は重要でない

相転移のイメージ(磁石の原子のイメージ)
つまり、↑の図のように、通常では磁石は原子は統制が取れた状態ですが、高熱では熱が秩序の力を上回り、磁石の磁力を無効化してしまう。この現象を物理学者は「相転移」と呼んでいる。

水が蒸発して水蒸気となるように、物質がある形態(相)から別の形態へ変化する事象など「相転移」といいます。

相転移となるポイントを臨界点、その前の状態を臨海状態といいますが、臨界状態は秩序とカオスの不安定なバランスで争っていますが、その争いの特徴や戦況が変わる様子は、全ての物事に共通していて、かつ、周辺の事象はあまり関係がなく、対象となる物物体の物理的次元とその基本的な形状(点や矢印など)は重要であるが、その他の事柄はすべて問題とならないそうです。

 


第7章 防火対策を講じるほど山火事が大きくなる。
山火事というのは、落雷や木の枝の摩擦などから、自然発生する。

こうした自然発生する火災も消化活動で、極力、人為的に減らそう、抑制する努力をしています。

しかし、こんな努力によって、老齢な木が増え、燃えやすい枯れた草木や小枝が増え、森林が、山火事を防ぐバランスとれた「臨界状態」から、バランスが崩れて山火事となる「超臨界状態」となってしまう事実があるようです。

つまり、防火対策をして、山火事を減らす努力をすると、山火事の被害が広がりやすい地域が増え、山火事が起こると、大火災が発生する可能性が高いということです。

 


防虫対策、疫病対策でも、人為的な対策が、バランスのとれた被害の少ない、臨界状態の自然の摂理を崩すだけ、より別の被害、大きな被害が発生することがあると思いました。

 


第8章 大量絶滅は特別な出来事ではない
絶滅の規模(絶滅した科の数)の分布がべき乗の法則に従う。

つまり、絶滅の規模が2倍になると、その頻度は4分の1になる。

 

第9章 臨界状態へと自己組織化する生物ネットワーク
進化するためには、環境に適応するために山を越えるよう変異、選択、複製が起こりますが、さらに高い山、より難易度の高い環境に適応するためには、谷を越えなければなりませんが、その谷の幅は、着目して、生態系の進化は、山と山との間隔が短い場合は進化(移動)に成功する可能性が高いこと、しかし、その谷の長さが短いか、長いかわからないということです。

 

第10章 なぜ金融市場は暴落するのか
 効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis、EMH)とは、すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されているとする仮説です。あくまで仮説で、科学的に証明はされてはおらず、確からしいという仮説の域を出ていない。

 この効率的市場仮説では、市場価格に利用可能な情報が反映されているはずですから、その利用可能な情報が突然に大きく変わらない間に、暴落、暴騰など発生しないはずが、現実的には起きています。

 

市場価格、金融市場は、経済の基礎的条件(ファンダメンタル)でなく、人の気分(心理的要素)によって、バランスが保たれ、臨界状態となっており、伝染、影響を受けやすい人の気分によって、その臨界状態が崩れて、大暴落になる。

そして、その暴落や暴騰など、大きな変動も小さな変動も典型的なパターンはなく、予想は不可能。

 

株価の変動は、変動の大きさが2倍になると、その頻度は16分の1になる。

 

第11章 では、個人の自由意志はどうなるのか
個人の自由意志の要素が強い世界でも、べき乗則が働く。

人口が2倍の都市はその数は4分の1に、人口が2分の1の都市はその数は4倍になるような傾向があり、この傾向やアメリカ、スイスなど世界各国に当てはまる。移動、居住の自由が認められる、どこに住むかは自由意志で決まる現在においても、べき乗則が当てはまる。 

資産家、金持ちのの資産とその数もべき乗則が世界各国で該当し、資産が10億ドル分所有する人の数は、資産が5億円の人の数の4分の1という形で、資産が2倍になると、4分の1に人の数が減る。

 

第12章 科学は地続きに「進歩」するのではない。
科学の世界でも、べき乗則が働く。

 

 科学史家のトーマス・クーンは、学説のネットワークをより密で完全にすることを「通常科学」と呼んでいます。そして、既存の科学にパラダイムシフトと呼ばれるような大きな進歩、変化を与える科学を「通常でない科学」と呼んでいます。

そして、「通常科学」は、形が決まった融通の利かない箱の中に、現象を押し込もうとする試みで、箱に入らない現象は、無視されることが多く、「通常でない科学」が無視された現象に光をあてて、大きな進歩をぽたらす。とクーンは主張しているのです。

 我々が普段、科学、科学的と呼んでいるのは、あくまで「通常科学」であって、「通常科学」では無視されている科学的事象もあるということですね。

 

第13章 「学説ネットワークの雪崩」としての科学革命

有用な論文、影響を与えた論文はそれだけ引用数が多いということで、論文の価値はその引用数で測れます。

1988年ボストン大学の物理学者シドニー・レドナーは、1981年に発表された論文約78万の論文で、その引用数を調査しました。

その結果、

○ 約78万本の論文のうち、半数近くの約36万本もの論文が一度も引用されていない。

○ 100回以上、引用されたいる論文は、引用回数の分布がスケール不変的なべき乗則に従うこと。

○ 引用回数が増えるとともに、その論文の数は規則的、指数関数的に減っている。

○  引用回数が2倍になると、そのような論文の数は約8分の1になる。

ということがわかりました。

下の図が、調査結果の分布をグラフ化したものですが、

縦軸が論文の数で、横軸が引用された回数で、それぞれの10のべき乗で表していす。

10の4乗、1万回以上引用された論文の数は10の1乗、つまり10を超えない数だということがわかります。

 

 

戦争の数と戦死者数

死者数が2倍になるたびに、戦争の頻度が4分の1になる。

 

死者数の数と戦争の分布

 『所得や資産の分布と同じように、大多数の人は平均未満の値を持ち、ごく少数の人がとても高い値を持つ。』といったべき乗則の法則が、論文の影響度(引用数)や戦争の規模の調査にも当てはまるということです。

 

第14章 「クレオパトラの鼻」が歴史を変えるの
 

歴史は偶然でなく、必然で動く。砂山の平衡的臨界状態が突然崩れるように、人事の歴史も長い間、平衡的臨界状態の後に、戦争、革命など大変動がが突然起こるが、それは予測不可能なので偶然に思えるが、歴史の必然と考えた方がいいようです。

 


 クレオパトらの鼻が低く、それほどの美貌でなければ、ローマの政治家、軍人マルクス・アントニウスは、クレオパトラに魅了されず、クレオパトラと同盟して、ローマで内乱など発生しなかったという人がいます。歴史が偶然で動く。という話です。

 


クレオパトの鼻

クレオパトの鼻

 ローマ帝国の歴史は、クレオパトらの鼻、クレオトラの美貌、存在に関係なく、内乱、統一、発展といった経過があり、大きな流れは、クレオパトラなど個人の存在は関係ない。という話が紹介されています。

 また、第一次世界大戦後、ナチスドイツの台頭はヒットラーの登場に関係なく、ナチスドイツ的な政治(軍備の拡張、周辺諸国への領土的要求の実現など)、戦争は、ドイツで発生するのが、歴史の必然だったという話も述べられています。

 ローマ帝国の話は、大昔すぎてわかりませんが、ナチスドイツの話は、第二次世界大戦前の日本の話に置き換えても分かる気がします。

 戦前の政府、内閣は、1年から2年で交代する短命な内閣が続きましたが、どの内閣も、米国との戦争は望んでないし、多くの人が、米国との戦争を回避するために努力し、いや、対米戦争の原因となった中国との紛争も終結させようと努力しましたが、誰も成功しませんでした。こんな話を考えると、当時の世界情勢で、日中、日米の対立は歴史の必然だったとも思えてしまいます。

 


 力の均衡、平衡的臨界状態を一定期間保った後は、大きな変動、例えば、戦争などが発生し、そういった並行的臨界状態、カオス的な変動といった人類の歴史の流れは避けられないという話のようです。

  2020年8月31日、安倍総理の辞任が予定され、次の総理大臣の候補が報道されていますが、誰がなっても変わらないかもしれません。  

 


15章

歴史物理学の可能性
 奇跡や偶然と呼ばれる事象は、多くは奇跡でなく、偶然ではなく、科学的に究明されています。例えば、古代において、日食は神が起こす奇跡と思われた時代、地域もあったようですが、天体の動きとして、太陽が月に隠れるだけとう単純な動きであると科学的に解明されています。

 戦争や革命など社会の変動は、多くの偶然が重なって発生するものですが、個々の出来事は偶発的で、無秩序で起こっていますが、それが相殺、お互い影響を弱めあるような働きをすると、大局的には、歴史、人間の社会も一定の規則性に従っているのかもしれません。

 人間社会も、砂山や磁石のように常に変動にさらされていて、平衡状態といわれる状態、平和、平穏と思われる制度、秩序が、いつか、不安定なバランスとなる臨界状態に達して、戦争、革命と思われる大きな社会的な変動が必ず起こるが、いつ起こるかわからないというだけです。

 2020年9月にこのブログを書いてますが、2020年は新型コロナウイルス感染症で世界、社会が大きく変わりましたが、これは新型コロナウイルスそのものでなく、比較的平和な状態が続いた社会が続き、臨界状態に達していて、それを崩すきっかけに過ぎず、大地震が定期的に発生するように、大きな変動が、歴史物理学的に宿命づけられていたのかもしれません。

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■1918年:スペインかぜが大流行 世界で4000万人以上が死亡(当時の世界人口18億人)したと推定される

■1957年:アジアかぜの大流行 世界で200万人以上の死亡と推定

■1968年:香港かぜの大流行 世界で100万人以上の死亡と推定2009年:新型インフルエンザ(A/H1N1)の大流行 世界の214カ国・地域で感染を確認、1万8449人の死亡者(WHO、2010年8月1日時点)

■2020年:新型コロナウイルス 87万人 2020年9月5日時点で確認した数字

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こういった感染症の大流行の歴史的事実を見ると、

新型コロナウイルスの大流行も、スペイン風邪の大流行から100年後、香港風邪の大流行から50年後に発生していますが、感染症の流行も周期というものがあり、人間がいくら対策をしても、避けられないものかもしれません。避ける努力というのは、流行を後回しにするだけの努力といえそうです。

目次
なぜ世界は予期せぬ大激変に見舞われるのか
地震には「前兆」も「周期」もない
地震の規模と頻度の驚くべき関係―べき乗則の発見
べき乗則は自然界にあまねく宿る
最初の地滑りが運命の分かれ道―地震と臨界状態
世界は見た目よりも単純で、細部は重要ではない
防火対策を講じるほど山火事は大きくなる
大量絶滅は特別な出来事ではない
臨界状態へと自己組織化する生物ネットワーク
なぜ金融市場は暴落するのか―人間社会もべき乗則に従う
では、個人の自由意志はどうなるのか
科学は地続きに「進歩」するのではない
「学説ネットワークの雪崩」としての科学革命
クレオパトラの鼻」が歴史を変えるのか
歴史物理学の可能性

マルクス・ガブリエル危機の時代を語る

 

アメリカはすべてはショービジネス
プロテスタント主義
・ハイパー主観主義

センスメイキング

体験は量的に計測できない

目次
はじめに(丸山俊一筆)
第1章 コロナ危機と新自由主義の終焉(マルクス・ガブリエル緊急インタビュー)
第2章 「すべてがショー」というファンタジーを生きる(カート・アンダーセン×ガブリエル)
第3章 人文知なき資本主義は破綻する(クリスチャン・マスビアウ×ガブリエル)
第4章 科学主義的唯物論を乗り越える(デイヴィッド・チャーマーズ×ガブリエル)
第5章 ドイツ哲学を読め!(ダニエル・ケールマン×ガブリエル)
第6章 カラフルで複雑な民主主義へ(張旭東×ガブリエル)
おわりに(丸山俊一筆)

マルクス・ガブリエル欲望の時代を哲学する

 

今幸せにならなければ、幸せになれない。
「なぜそう思うのか」が大事。

・民主主義は法律に支配される。
民主主義は単なる情報を処理する仕組みに過ぎない。
つまり、官僚制度の一種である。
文章があり、その文書の存在を記録するための文書がある。
法律制度は、さらに文書を構成する機能。
民主主義的な官僚制度は、選択的で人々が決めることができないという意味において、民主的ではない。

・民主主義は、価値制度、価値の体系。
つまり、自由、平等、連帯の骨組み。
連帯のために税金を払っている。

連帯はアイロニーを要する。
アイロニストとは、ある種の質問によって、他人が必要だと思ったことが実際にそうではないと気付かせて人の行動を変える人。

日本語
会釈して、お互いの視線を慎重に観察し、相手の心を読む
文脈依存


感性に対応する英語はない。sensualityではない。

ドイツは1871年に初めて統一国家として誕生し、それまでは別々の国でドイツ人もいなかった。
ドイツ人の中でもバイエル人は独自の保守政党を持っている。

 

ソーシャルメディアを利用するとき、もう誰も他人のことを見ていない。

ドイツでは、クレジットカードすら、まだあまり受け入れられていない。

人間は一生懸命動物にならないようにしている動物だ。

Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

 

 

賢者が目指すべきは幸福を手に入れることではなく、不幸を避けることだ。

アリストテレス

 

ミケランジェロに学ぶ「よい人生」を送る秘訣

ダビデでないものをすべて排除する→否定の道

 

「幸福」を手に入れるのではなく「不幸」を避ける


1.新年の抱負が達成できないわけ【先延ばし】
なぜ、大事なことをいつも「後回し」にしてしまうのか?

→始めてから成果が出るまでに、時間がかかるから

エネルギーを充電しないと「意志力」は機能しない

失敗しないために「期限」を上手に設定する

 

2.「理由」がないといらいらしてしまうわけ【カチッサー効果】
この「ひと言」があるかないかで180度変わる

どんな理由でもいい、理由があれば「安心」できる

 

3.比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ【決断疲れ】
プレゼンの「開始時間」は、心理学的に何時がよいか?

IKEAのレストランが「順路の真ん中」にある理由

→血糖値が下がりすぎると意志の力は衰える。

→この意志力を取り戻させるため。

 

4.「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ【注意の錯覚】
「目の前にあるのに気がつかない」ことがよくある

どんなに「ありえない」ことでも想定しておかないと気づけない。

 

5.自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NIH症候群】
私たちは「自ら考えだしたアイデア」に夢中になる

「ふたつのグループ」に分けて評価しあうとうまくいく

無意識に「自分のアイデアのほうが重要」と思い込む

 

6.労力をかけたものが、大事に思えるわけ【努力の正当化】
努力して手に入れたものを「過大評価」してしまう

→バランスの悪さを調整するために、過大評価する。

IKEA効果

自分で組み立てたものは高価なデザイナーズ家具より価値があるように感じる

 

「時間」と「労力」を費やしたときは、距離を置いて結果だけを見る。

 

7.第一印象が当てにならないわけ【初頭効果と親近効果】
脳は「うしろのほうに並んだ形容詞」よりも、「はじめのほうに並んだ形容詞」に重きを置く。

初頭効果

→初めの方の性格の特徴が、そのあとにつづく特徴を薄める

 

親近効果

あとから入ってきた情報がの方が記憶に残りやすい。

 

会議では「最初の意見」がその後を左右する

「最初の印象だけ」で判断するのはやめよう

 

8.ボーナスがモチベーションを低下させるわけ【モチベーションのクラウディング・アウト
「お金で解決」しようとすると、逆効果になる。

→金銭的な理由で行っていないのに金銭を介在させると、意欲が減退する。

 

9.「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ【ブラック・スワン
人間は変則的な出来事に出合うと対応を誤ることが多いから

 

10.現状維持を選んでしまうわけ【デフォルト効果】
どうして、つい「ハウスワイン」を注文してしまうのか?

ほとんどの人が「標準案」を選んでしまうのは、保守的だから。

それは「失う悲しみ」は「得る喜び」の二倍強く感じるから。

 

11.「ほかの人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ【偽の合意効果】
偽の合意効果

→私たちは「自分の意見が多数派」と思い込んでいる

自分の成功を「過大評価」してしまうのは無自覚

意見が異なる人たちを「変わり者」と決めつけない

 

12.自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ【社会的比較バイアス 】
→能力の低い人しかいなくなってしまう

 

ダニング・クルーガー効果

能力の低い人は自分の能力の程度を認識できないという「思考の誤り」

 

13.地元のサッカーチームを応援したくなるわけ 【内集団・外集団バイアス】

集団

・内集団バイアス

→集団は最小限のどうということのない基準をもとにして形成できる

・外集団バイアス

→自分たちの集団に属していない人たちは、自分たちよりも多様性が低く、無個性に感じられる

・共通の価値観を持つ者同士で形成されるため、集団のメンバーの意見は過剰なほど支持される。

部外者に対して先入観を持ったり、反感を抱いたりすることは、生物学的に自然だが、集団と自分を同化すると、自分の見方にひずみが生じる。

 

14.予定を詰め込みすぎてしまうわけ【計画錯誤】

計画錯誤

→楽観的な計画だとわかっていても、例外的に予測通りに行くと思う

 

正確に計画を立てることができない「ふたつの理由」

・現実を無視した希望的観測で計画を立てる傾向がある。

・プロジェクトだけに意識が向いてしまい、それ以外の影響を考慮しょうとしないから。

 

「失敗」の予想と対策を計画に盛り込んでおく

 

15.ほらで相手を納得させられるわけ【戦略的ごまかし】
・きちんとした責任者がいない

・多数の企業がかかわっていて、お互いに責任のなすりつけ合いができる

・完成が早くとも数年後と予想されるプロジェクト

なぜならば、最適なプロジェクトではなく、書類の上で最適に見えるプロジェクトが選択されるから。→逆ダーウィン主義

 

「言ったこと」ではなく、「やったこと」に注目する

 

16.計画を立てると心が安定するわけ【ゼイガルニク効果】

ゼイガルニク効果(間違っていた)

→記憶から「終わったこと」がすぐ消去される

 

課題が終わっていなくても、それに対処する計画さえ立てていれば十分

 

 

 

タイムマネジメントの権威が勧める「計画の立て方」

→頭の中を澄み切った状態に保つ

→ひとつの課題を細かく区分する

 

 

17.反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ【認知反射】

→「直観」に頼りすぎると合理的な判断ができなくなる

考えることは感じることより骨が折れる。

合理的な吟味をするには、直観にしたがうより、意志の力が必要。

 

双曲割引

将来もらえる報酬より、いまもらえる報酬のほうが価値があるように感じる

 

18.あなたが自分の感情の操り人形なわけ【感情ヒューリスティック

決定理論

プラス面からマイナス面を引いた値が正味の期待値

 

感情ヒューリスティック

とっさに沸き起こった勘定で好きか嫌いかを判断する。

好きだと感じると「リスクは少なく利益は大きく」確信する

 

19.自分の考えに批判的になったほうがいいわけ【内観の錯覚】

内観の錯覚(選盲、自己観察の錯覚)

自問すれば真実や明確な答えにたどり着く


自分が確信していること以上に納得いくものはない。自分の信じているものに固執することは自然なことだ。ただし、それは危険なことなのでね強い確信を持っているときほど、自分の考えに批判的に。

 

20.最適なものを見逃す場合が多いわけ【選択肢の見過ごし】
・スイマーズボディ幻想

→水泳選手の体形が完ぺきなのはもともと体格に恵まれた人が水泳選手になったからで、水泳の性で完ぺきな体形になったわけではない。

 

選択肢の見過ごし

→選択するときは「次善の選択肢」と必ず比較する

 

22.数字は机上で改善できてしまうわけ【ウィル・ロジャース現象】
ウィル・ロジャース現象(ステージ・マイグレーション)

→ある集合の中の1つの数を別の集合に移した結果、両方の平均が高くなる現象

→何もせずに「業績」が上がったように見せかける

→全体は変わらないが印象はよくできる。

 

23.小さな店舗が突出して見えるわけ【少数の法則】
規模が小さいほど「変動」が大きく見える

 

24.「スピード狂」の運転のほうが安全に見えるわけ【治療意図の錯誤】

治療意図の錯誤

→対象者が実際に割り付けられた治療を完結したか、あるいは実際にはじめから受けたかどうかにかかわらず、当初割り付けた群にしたがって分析すること

 

25.平均的な戦争が存在しないわけ【平均値の問題点】
複雑な現代ではべき乗則に従っているので、つまり、一部だけが突出している分布状態において、「平均の概念」は意味を持たない。

 

26.「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ 【ハウスマネー効果】
お金は裸ではなく、感情の衣服にくるまれている

ハウスマネー効果

→予想外の利益を手にすると、リスクに無頓着になる。

 

27.統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ【心の理論】

心の理論

→他者の心を類推し、理解する能力

 

私たちが「感情移入」してしまうのは、だれかの物語であって、統計の数字ではない。だから、小説のほうが心を動かす。

 

28.私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ【最新性愛症】

最新性愛症

→最新技術の役割を一貫して過大評価する傾向にある

 

29.目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ【突出効果】

→未来を予想する際に、突出した情報を重視してしまうから

突出効果

→飛びぬけた特徴が、必要以上に注目を集めてしまう現象

 

30.占いが当たっていると感じるわけ【フォアラー効果】
フォアラー効果(バーナム効果)

→ほかの多くの人かにも適合する性格描写を、自分だけに当てはまるように感じてしまう

 

私たちが「性格判断」を信じてしまう四つの理由

・一般的な内容

・聞こえのいい言葉

・特徴肯定性効果

・確証バイアス

 

31.満月のなかに顔が見えるわけ【クラスター錯覚】
脳は「パターンや法則」を無意識のうちに探し出す

 

クラスター錯覚

→ランダムに起こる現象を脳が認めたがらず、なんらかのパターンや法則を見出そうとする現象

 

32.「期待」とは慎重に付き合ったほうがいいわけ【ローゼンタール効果】

 

ローゼンタール効果(ピグマリオン効果)

先生に「期待」された子どもは、IQが上昇した

 

プラセボ効果」を自分に対して上手に使おう

→期待によって脳が変化し、それによって体全体に変化が起きる。

→期待には影響力がある。

 

33.誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ【伝播バイアス】
伝播バイアス

→「人とモノとのつながり」は目に見えなくても消えない

 

34.あなたが常に正しいわけ【歴史の改ざん)
「自分に都合の悪い昔の考え」は記憶から消去される

→自分の過ちを直視して気まずい思いをせずに済むように、私たちは無意識のうちに過去の見解を現在の見解に合わせている。

 

鮮明に覚えている「あの日の記憶」は本当に正しいか?

→記憶は不正確なもの

→フラッシュバック記憶が正確なものに感じられるのかは謎

 

35.下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ【無駄話をする傾向】
思考が明瞭であれば発言も明確になるが、思考が不明確であれば、発言は無駄話にしかならない。

 

36.「王者」になったほうがいいわけ【ねたみ】
ねたみは「不合理な行動」を引き起こす。

「似ている人」にしかねたみは抱かない。

ねたみを感じていいのは、目標にしている人に対してだけ。

 

自分がトップに立てるような「得意分野」をつくる

 

37.都合よく並べ立てられたものには注意したほうがいいわけ【チェリー・ピッキング
「都合の悪いものは極力見せたくない」心理がある

 

チェリー・ピッキング

たくさんの事例の中から自分に都合のいいものだけを並べ立てること

 

実現できた目標は大きく扱われるが、実現できなかった目標については言及される。「達成できなかったこと」のほうに目を向けてみよう

 

脳は物語に対して抵抗力がなく、エピソードに耳を傾けてしまう。

 

38.プロパガンダが効果を発揮するわけ【スリーパー効果】
スリーパー効果

説得力は時間とともに効力をなくしていくが、プロパガンダは時間とともに強くなる。

→情報源に関する知識は、情報の内容よりも崩壊するのが速い。

 

 

39.ハンマーを手にすると、何もかもが釘に見えるわけ【職業による視点の偏り】

「道具がハンマーしかない者は、どんな問題の中にも釘を見つける」

マーク・トウェイン

 

職業による視点の偏り→ハンマーを持った男の心理傾向 チャーリー・マンガー

誰もが「自分の得意分野」に偏ったものの見方をする

 

自分の専門とは大きく離れた「思考モデル」を身につける

 

40.成功の決定的な要因が「運」であるわけ【スキルの錯覚】
次々と会社を成功させる人がほとんどいないのはなぜ?

→会社の創業者のうち複数の会社を成功させている人は全体の1%

→成否を分けるのはスキルや能力より、運

 

「漕ぎ方」よりも「ボートの性能」のほうが重要である

 

コンサルタントを崇拝しすぎないほうがいい理由

→単なる偶然

 

41.知識が転用できないわけ【領域依存性】
自分の専門以外の例を出されるとわからなくなる。

 

領域依存性

→チェスのプレーヤーはチェス以外はうまくできない

 

能力が発揮できる領域は限定されている

 

42.お金を寄付したほうがいいわけ【ボランティアの浅はかな考え】
→職人の仕事を奪う

→自分の仕事を増やして、手にしたお金の一部を寄付する

 

43.行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ【曖昧さ回避】

曖昧さ回避、エルズバーグのパラドックス

→私たちは「確率がはっきりしているもの」が好き

 

「リスク」は予測できるが、「不確実さ」は算出できない

 

経済は、リスクを把握できない「不確かな領域」

 

44.敵には情報を与えたほうがいいわけ【情報バイアス】
→情報が多すぎると決められなくなり、決断の質も下がる

 

「最低限の情報」で生活すると、判断力が高まる

 

45.ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ【ニュースの錯覚】
「ニュースを一切見ない」実験をしてわかったこと

ニュースからできるだけ距離を置くべき三つの理由

・脳はスキャンダラスで、騒がしい変化の激しい刺激には過度に反応するが、抽象的で複雑で、自分なりの解釈を加えなくてはならない情報にはあまり反応しない。

→つまり、間違ったリスクマップができる

・ニュースは無関係で役立たない

・時間の無駄

 

情報の「背後にあるもの」にこそ目をむける

 

46.危機が好機になることがめったにないわけ【起死回生の誤設】
「死にたくなるほどの経験を乗り越えると、人は強くなれる」 ニーチェ

→間違い。

→無理に「プラスの要素」を見出そうとしなくていい

 

47.頭のスイッチを切ったほうがいいわけ【考えすぎの危険】
理由を考えすぎると「直感」はにぶる

 

「感情」で決めるとき、「論理」で決定すべきとき

・体に身についている動作、すでに数えきれないほど答えたことのある問いについては考え込まない。

・進化の過程で存在しなかった複雑な状況において、冷静にじっくり考える。

 

48.チェックリストに頼りすぎてはいけないわけ【特徴肯定性効果】
「あるもの」は「ないもの」より重視される

→欠けているものを見つけるのは、存在するものを認識するよりずっと難しい。

 

特徴肯定性効果

存在しているものは、ないものよりずっと価値があるように感じる。

→ネガティブなアドバイスよりもポジティブなアドバイスの方法に耳を傾けてしまう。

 

「起きていないこと」を考えると幸せを感じられる

 

起きていないことを考えるのは不得意

存在しないものは認識できない。

 

49.「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ【単一原因の誤謬】
物事は「多くの要因」が重なった結果として起こる

成功も大惨事も「誰かひとり」のせいではない

 

50.「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ【後悔への恐怖】
→後悔することが怖い。この恐怖から不合理な行動をとる。

 

人生の選択は「最後のチャンス」と分けて考える

「最後のチャンス」と聞くと分別をなくす。

 

51.あなたの船を燃やしたほうがいいわけ【退路を断つことの効果】
どの可能性も排除せずに保留にする人は、成功できない

 

52.学問だけで得た知識では不十分なわけ【知識のもうひとつの側面】

 

知識には、言葉にできるものとできないものがある。

言葉にできる知識を過大評価する傾向がある。

 

泳ぎ方の本を読んでも、泳げるようにはならない

 

言葉にできる知識の問題点

・曖昧なところがない

・本を書く人の頭の配線は、本を書かない人とは違っている

・能力をカバーできる

 

「書かれた文字に畏敬の念を抱くのはやめたほうがいい」

 

目次

はじめに
ミケランジェロに学ぶ「よい人生」を送る秘訣

「幸福」を手に入れるのではなく「不幸」を避ける
1.新年の抱負が達成できないわけ【先延ばし】
なぜ、大事なことをいつも「後回し」にしてしまうのか?

エネルギーを充電しないと「意志力」は機能しない

失敗しないために「期限」を上手に設定する

2.「理由」がないといらいらしてしまうわけ【カチッサー効果】
この「ひと言」があるかないかで180度変わる

どんな理由でもいい、理由があれば「安心」できる

社員のモチベーションが上がる「経営理念」とは?

3.比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ【決断疲れ】
プレゼンの「開始時間」は、心理学的に何時がよいか?

IKEAのレストランが「順路の真ん中」にある理由

「時間帯」によって裁判の判決が変わる

4.「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ【注意の錯覚】
「目の前にあるのに気がつかない」ことがよくある

運転中の携帯電話の「注意力」を検証する

どんなに「ありえない」ことでも想定したほうがいい理由

5.自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NIH症候群】
私たちは「自ら考えだしたアイデア」に夢中になる

「ふたつのグループ」に分けて評価しあうとうまくいく

無意識に「自分のアイデアのほうが重要」と思い込む

6.労力をかけたものが、大事に思えるわけ【努力の正当化】
努力して手に入れたものを「過大評価」してしまう

「時間」と「労力」を費やしたときほど注意する
7.第一印象が当てにならないわけ【初頭効果と親近効果】
なぜ、その男性に「好感」を持ったのか?

会議では「最初の意見」がその後を左右する

「最初の印象だけ」で判断するのはやめよう

8.ボーナスがモチベーションを低下させるわけ【モチベーションのクラウディング・アウト
「お金で解決」しようとすると、逆効果になる

ボーナスで「やる気が上がる人」と「下がる人」の違い

9.「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ【ブラック・スワン
誰にも予想できないことが起こるのが人生

ポジティブな「ブラック・スワン」にうまく乗ろう

10.現状維持を選んでしまうわけ【デフォルト効果】
どうして、つい「ハウスワイン」を注文してしまうのか?

ほとんどの人は「標準案」を選んでしまう

「失う悲しみ」は「得る喜び」の二倍強く感じる

11.「ほかの人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ【偽の合意効果】
私たちは「自分の意見が多数派」と思い込んでいる

自分の成功を「過大評価」してしまうのは無自覚

意見が異なる人たちを「変わり者」と決めつけない

12.自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ【社会的比較バイアス 】
あなたは、「ライバル」を応援できますか?

「Aクラス」の人は「Aプラス」の人を採用している

「自分より優れた人」を支援したほうがいい理由

13.地元のサッカーチームを応援したくなるわけ 【内集団・外集団バイアス】
「仲間意識」を持つことのメリットとデメリット

ささいな「共通点」だけで一気に好ましく感じるのはなぜ?
14.予定を詰め込みすぎてしまうわけ【計画錯誤】
なぜ、「楽観的」すぎる計画を立ててしまうのか?

正確に計画を立てることができない「ふたつの理由」

「失敗」の予想と対策を計画に盛り込んでおく

15.ほらで相手を納得させられるわけ【戦略的ごまかし】
なぜ、「できます」とはったりをかましてしまうのか?

「言ったこと」ではなく、「やったこと」に注目する

16.計画を立てると心が安定するわけ【ゼイガルニク効果】
記憶から「終わったこと」がすぐ消去される仕組み

試験のプレッシャーに勝てたのは「計画」のおかげ

タイムマネジメントの権威が勧める「計画の立て方」

17.反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ【認知反射】
あなたは「三つの問題」のうち、いくつ正解できますか?

「衝動をコントロールする力」が人生を決める

「直観」に頼りすぎると合理的な判断ができなくなる

18.あなたが自分の感情の操り人形なわけ【感情ヒューリスティック
大事なことを「決定」するとき、どうやって考えるべきか

好きだと感じると「リスクは少なく利益は大きく」確信する

「笑顔」を見ると、瞬時に「好き」だと感じる
19.自分の考えに批判的になったほうがいいわけ【内観の錯覚】
「自分の心は覗けても、他人の心は覗けない」は本当か?

私たちは共感されたい――共感されないとどうなる?

20.最適なものを見逃す場合が多いわけ【選択肢の見過ごし】
本当にそれはべストなのか――陥りやすい四つの思考の罠

選択するときは「次善の選択肢」と必ず比較する

21.「知らずにいる」ということに対する感情が存在しないわけ【瀉血効果】

一九世紀まで行われていた「瀉血治療」とは?

代わりの「優れた説」が現れるまで誤ったままになる

22.数字は机上で改善できてしまうわけ【ウィル・ロジャース現象】
何もせずに「業績」が上がったように見せかける方法

「印象をよくする」ことは簡単にできてしまう

23.小さな店舗が突出して見えるわけ【少数の法則】
私たちは「偶然の分布」に簡単に惑わされてしまう

規模が小さいほど「変動」が大きく見える

24.「スピード狂」の運転のほうが安全に見えるわけ【治療意図の錯誤】
「スピード狂」のほうが事故が少ないのは本当か?

すべての患者のデータを評価対象にしなければならない

25.平均的な戦争が存在しないわけ【平均値の問題点】
平均をもとに予測を立てると危険がともなう

複雑な現代では「平均の概念」は意味を持たない

26.「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ 【ハウスマネー効果】
お金は裸ではなく、感情の衣服にくるまれている

高額の宝くじに当たった人は、数年後には前より貧しくなる

「思いがけずお金が入ったとき」ほど、注意しよう

27.統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ【心の理論】
アメリカで撮影も掲載も禁じられていた「写真」の理由

私たちが「感情移入」してしまうのは、だれかの物語

28.私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ【最新性愛症】
「50年先の世界」を想像してみるとわかること

「新しいもの=よいもの」ではない

29.目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ【突出効果】
なぜ、その記者は強引すぎる見出しをつけてしまったのか?

「目立つもの=重要なもの」ではない

30.占いが当たっていると感じるわけ【フォアラー効果】
「あなたの性格」を正確に言い当てる方法

私たちが「性格判断」を信じてしまう四つの理由

「本物」を見抜く方法を知っておこう

31.満月のなかに顔が見えるわけ【クラスター錯覚】
脳は「パターンや法則」を無意識のうちに探し出す

ほとんどのものは「単なる偶然」にすぎない

32.「期待」とは慎重に付き合ったほうがいいわけ【ローゼンタール効果】
「予想」に激しく振り回される投資家たち

先生に「期待」された子どもは、IQが上昇した

プラセボ効果」を自分に対して上手に使おう

33.誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ【伝播バイアス】
「聖遺物」の前で行った敬虔な儀式が効力を持つ理由

「人とモノとのつながり」は目に見えなくても消えない

34.あなたが常に正しいわけ【歴史の改ざん)
「自分に都合の悪い昔の考え」は記憶から消去される

鮮明に覚えている「あの日の記憶」は本当に正しいか?

35.下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ【無駄話をする傾向】
言葉が雄弁であればあるほど私たちはだまされる

明瞭な発言は、明瞭な思考から生まれる

36.「王者」になったほうがいいわけ【ねたみ】
ねたみは「不合理な行動」を引き起こす

あなたと「似ている人」にしかねたみは抱かない

自分がトップに立てるような「得意分野」をつくる

37.都合よく並べ立てられたものには注意したほうがいいわけ【チェリー・ピッキング
「都合の悪いものは極力見せたくない」心理がある

「達成できなかったこと」のほうに目を向けてみよう

38.プロパガンダが効果を発揮するわけ【スリーパー効果】
兵士たちの「戦意」が上がったり下がったりするわけ

「情報源」は速く忘れるが、「情報そのもの」は残る

39.ハンマーを手にすると、何もかもが釘に見えるわけ【職業による視点の偏り】
誰もが「自分の得意分野」に偏ったものの見方をする

自分の専門とは大きく離れた「思考モデル」を身につける

40.成功の決定的な要因が「運」であるわけ【スキルの錯覚】
次々と会社を成功させる人がほとんどいないのはなぜ?

「漕ぎ方」よりも「ボートの性能」のほうが重要である

コンサルタントを崇拝しすぎないほうがいい理由

41.知識が転用できないわけ【領域依存性】
自分の専門以外の例を出されるとわからなくなる

チェスのプレーヤーはチェス以外はうまくできない

能力が発揮できる領域は限定されている

42.お金を寄付したほうがいいわけ【ボランティアの浅はかな考え】
本当に「世の中に貢献できること」とは何だろう?

自分の仕事を増やして、手にしたお金の一部を寄付する

43.行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ【曖昧さ回避】
私たちは「確率がはっきりしているもの」が好き

「リスク」は予測できるが、「不確実さ」は算出できない

経済は、リスクを把握できない「不確かな領域」

44.敵には情報を与えたほうがいいわけ【情報バイアス】
情報が多すぎると決められなくなり、決断の質も下がる

本当はしなくてもいい検査でも受けてしまう

「最低限の情報」で生活すると、判断力が高まる

45.ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ【ニュースの錯覚】
「ニュースを一切見ない」実験をしてわかったこと

ニュースからできるだけ距離を置くべき三つの理由

情報の「背後にあるもの」にこそ目をむける

46.危機が好機になることがめったにないわけ【起死回生の誤設】
「死にたくなるほどの経験」は人生に必要なのか?

無理に「プラスの要素」を見出そうとしなくていい

死の危険は冒さなくていい、とにかく避けたほうがいい

47.頭のスイッチを切ったほうがいいわけ【考えすぎの危険】
「考えすぎる」とうまく動けなくなる

理由を考えすぎると「直感」はにぶる

「感情」で決めるとき、「論理」で決定すべきとき

48.チェックリストに頼りすぎてはいけないわけ【特徴肯定性効果】
「あるもの」は「ないもの」より重視される

「特徴肯定性効果」に陥りやすい職種とは?

「起きていないこと」を考えると幸せを感じられる

49.「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ【単一原因の誤謬】
なぜそれは起こったのか――原因を考えるとわかること

物事は「多くの要因」が重なった結果として起こる

成功も大惨事も「誰かひとり」のせいではない

50.「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ【後悔への恐怖】
大きな「後悔」を抱くのは、どんなときか?

「履きつぶした靴」がなかなか捨てられない理由

人生の選択は「最後のチャンス」と分けて考える

51.あなたの船を燃やしたほうがいいわけ【退路を断つことの効果】
「読みかけの本」がどうしても気になってしまう理由

できるだけ「多くの選択肢」を残しておきたいという心理

どの可能性も排除せずに保留にする人は、成功できない

52.学問だけで得た知識では不十分なわけ【知識のもうひとつの側面】
粘り強く取り組んだ人たちが世紀の発明を生んだ

泳ぎ方の本を読んでも、泳げるようにはならない
謝辞

訳者あとがき

参考文献

 

 

 

 

人類の起源論争

 

人体大全でわかっていないとされていたことが確認できた。

 

女の由来、人は海辺で進化した、進化の傷あと、子宮の中のエイリアンの一連の著書の集大成

 

進化とは、有害な遺伝子を淘汰し、役に立つ遺伝子を残すはずではないか。

生き延びるために進化させてきた遺伝子形質が、現代社会の生活と合わない。

 

人間の祖先は遠い昔、ある一時期(化石が見つかっていないミッシング・リンク)を水辺や水中ですごした。

1974年にエチオピアで発見されたルーシー(318万年前の化石人)は、すでに二足歩行していた。

ルーシーの骨はワニやウミガメの卵、カニのツメなどの化石に混ざって発掘された。

 

浅瀬を渡るために二足歩行が始まったという仮定。

 

熱を発散させるために体毛を失ったのに、体温の低下を防ぐために皮下脂肪を獲得したという矛盾。

かつ、走るスピードが落ちる。

 

太る意味

・冬眠する哺乳類は皮下脂肪を蓄える。

・人間の皮下脂肪に近い水生哺乳類は体温調整のために皮下脂肪を蓄える。

 

太っていれば水に浮く。

 

これまでの誤り

生理的な反射作用以外の理由で涙を流す生き物は人間以外では水生の動物だけだと思っていたら、海鳥、ワニ、イグアナ、ヘビ、カメも涙を流すという説は誤りかもしれない。

 

生理的な反射作用で流す涙は、塩分排出のため

 

人だけがエクリン腺が多いので、汗をかくのは人間だけとしたが、他の種も汗をかくことが分かった。

 

喉頭が喉の奥のほうに後退した。

→水生生活で口呼吸するため。

 

12.喋るということ

水生の哺乳類だけが、呼吸を意識的にコントロールできる。

言葉を話すためには、あらかじめ獲得していることが必要な意識的な呼吸のコントロールと発声の種類や音域を広げる喉頭の後退が必須。

 

水生の哺乳類は、音声を用いたエコロケーション(高周波を発し、その反響によって物体の存在を知る方法)を行っている。

 

13.さらなる論争への九つの課題

まだ残る疑問の数々

霊長類のなかで、人間だけなぜ、粘膜が外側にめくれた唇を持っているのか

 

①性

②皮膚

他に例のないほど大きい皮脂腺が無数にあるのか

 

③体毛
無毛以外に、体毛の生えている方向が泳いだ時に体の周りにできる水流の向きになっている。

胸の上部は体毛の分かれ目。肩よりちょっと下がった位置に、水平な一本の分かれ目があり、それより上の体毛は上向きに生え、分かれ目より下の体毛は下向きに生えている。

 

④耳

頻繁に泳いでいると、外骨症と呼ばれる、外耳道の鼓膜あたりに骨性のふくらみができる。

 

⑤鼻

鼻孔は顎の方向に向かって下向きについていて、軟骨によって支えられた、一種のふたに覆われていて、水中にもぐって泳いだりするのに便利。

鼻骨をもっている。

人中(鼻の下から上唇の真ん中に向かっている細い溝)は、人間以外の霊長類は持っていない。

 

上唇で鼻の穴をふさぎ、空気が漏れないようにできる。

 

舌を縦に丸める能力がある

 

⑥血液について

海生哺乳類は、血液中の単位体積当たりの赤血球の数を減らしている。

チンパンジーが730万個であるのに対して、人間は510万個。

ヘモグロビン濃度は水生哺乳類は高い。

チンパンジーのヘモグロビン濃度12.2に対して、人間は18.6。

 

水産物を食べる

ルーシーの脳が急激に増大したのは、住んでいた湖のほとり(アフリカ地溝帯)の魚は、タンパク質だけでなく、不飽和脂肪酸を供給した。

 

⑧ヒヒ抗体

アフリカ本土の霊長類に共通しているヒヒ抗体を人類が持たないのは、水によって遮られたから、

 

⑨アファール三角地帯

急激な洪水が起きた。

 

目次

はじめに
1.過去の仮説、未来の仮説

われわれに何が起こったか?

サバンナ説の考えかた

きわめて怪しくなったわけ

モザイク説の考えかた

無視されつづけるアクア説

2.死者からのメッセージ......
わかることとわからないこと

死に場所の選びかた

暮らしたところで死ぬということ

アクア説の考えかた

安心して眠れる場所


3.二本足で歩く前

どう考えるかより、どう歩くか

共通の祖先の移動法

腕の長さと歩行の関係

木から下り、立ちあがって、そのまま歩く

4.歩くためのエネルギー

目的論の落とし穴

歩くこととエネルギー

 

5.登場したさまざまな仮説
仮説の意味

地平線見渡し説(警戒説)

運搬説

冷却効果説

長距離ランナー説

平和維持説(優位性誇示説)

採食説

 

6.残された最後の仮説
ルーシー

ハダールの環境

テングザル

チンパンジーボノボ

ゴリラ

アクア説

 

7.裸のサルが誕生したわけ

考えても無駄だという考えかた

森で裸になったのか

密度がうすくなっただけか

より涼しくすごすためか

最大の課題が未解決

 

8.体毛の意味
意味のある問題設定

収斂という現象

泳ぎがうまい厚皮動物

彼らにはなぜ体毛がないのか

彼らはなぜ重量級なのか

人間との共通点


9.人がこんなに太るわけ

人はなぜ太るのか

暖かさを保つため?

二つある太る意味

体温調節と脂肪の関係

皮下脂肪型

太っていれば水に浮く

男女の差

 

10.汗と涙の物語
これまでの私の誤り

涙について

感情的な涙について

いずれの場合も証拠がない

アクア説の一つの弱点

結局は闇の中

汗について

人だけに多いエクリン腺

もう一つの私の誤り

怪しくなった排出説

ふりだしに戻って考える

逆だった因果関係

 

11.言葉と喉頭
喉頭の位置

後退したとはどういうことか

ダーウィンの困惑

赤ちゃんは仰向けに寝かせよう!

それはなぜ後退したか

よく知られたいくつかの説

中心課題に答えなし

口蓋について

アクア説で考える

12.喋るということ

喋ることと自己表現

意識的なコントロール

潜水反射

慣れた場合と慣れない場合

人はなぜ喋れるのか

 

13.さらなる論争への九つの課題

まだ残る疑問の数々

性について

皮膚について

体毛について
耳について

鼻について

血液について

水産物を食べることについて

ヒヒ抗体について

アファール三角地帯について

 

14.アクア説は異端の説か

アクア説の信憑性

アクア説とモザイク説

 

お礼の言葉
解説(渡辺毅)

出典リスト

索引

訳者あとがき