別の省のCIO補佐官を打診されたのですが、その調達仕様書に、「フルに要員を張り付けておくこと」というのがありました。つまり、「休みを取ったら、代替要員を出しなさい」というものです。これは当たり前の仕様なのでしょうか。これが民間企業に広まったら、ひどいことになりますね。だって、情報共有しておくためには、実質一人増員ですよね。ワークシェアを狙っているのかな。
さて、随意契約は、なくなり、一般競争入札のみになったといわれておりますが、以前、調達仕様書を書いた(アドバイスした)時は、自社しかできないような、当たりのキーワードを入れておいて、自社で落札できるようにするものだと、教わりました。もちろん、他者にわからないように、書き込むのが味噌なので、わからなくて当然なわけですが、今回の「フルに要員を張り付けておくこと」が当たりのキーワードだとすると、正解は、「1名サービスします」なんでしょうか。読み取れませんでした。
一応、調達分離の「原則」により、業務を受注したクライアントからは、他の業務の受注はできないことになっているとはいえ、迂回受注はできるわけですから、穿った見方で、仕様書を読んでしまいました。