akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色

オーガニック農法とか有機農法とか

水をやらないトマト栽培って興味ある。そもそも原産地でないところで育てるところに無理があるのだけど、真に有機農業ができたらいいと思っている。でも、安全性の問題であって、一概に、味が良くなるわけではないことは理解している。ここでは、おいしいものを手に入れるという視点で述べる。なので、JASのいい加減な定義とか環境保全の側面はおいておく。
論点を、そもそも論としての水の安全性、降雨の成分、太陽光、虫害、獣害(野鳥、ねずみなどの糞害を含む)を除外するとして、農薬、肥料に絞る。

■農薬
無農薬または低農薬農法を有機農法から外すという考え方もあるが、農薬を使わないで、手間暇かけて、害虫駆除すれば安全性は向上する。ただし、病害虫防除が不十分で病害虫に抵抗するために植物自体が作りだす天然化学物質の方が残留農薬などよりも毒性が強いという報告もある。そして、病害予防のための農薬という側面は残る。

■肥料
で、肥料に話を戻す。土の中の菌類、バクテリアなどの生物は、落ち葉や腐った木、糞尿などの有機物を分解して生きている。無機質の化学肥料を使用し続けると、有機物が不足しはじめ、土の中の微生物が減少する。その結果、植物は病気にかかりやすくなり、対処のために農薬の使用しなければならなくなるから、化学物質の利用をやめ、天然の有機物や天然由来の無機物による肥料を使うというのが有機農法。ところが、単純ではなく、熟成が不十分な有機肥料は、寄生虫汚染や病原微生物汚染の原因になるので、十分に熟成させた堆肥を利用する必要がある。そして、有機肥料は即効性はないので、肥効を制御するのが面倒。
さらに、堆肥をどうやって入手するか。農産物のトレーサビリティを恩師が研究していましたが、究極的には、家畜類を屋外で飼育することになると思う。これでも、家畜自体の安全性(飼料はほぼ輸入に頼っており、もちろん、有機で作られてはいない)は問われる。

一方、水耕栽培では無機肥料を用いる(有機質肥料をつかえる技術もあるらしい)。土壌汚染の問題からは逃れられる。無菌ルームで環境を制御する。そもそも原産地でないところで植物を育てるのだから、環境も原産地にあわせるというのは、ひとつの方向性(実際はそこまでやれていない)だが、無機肥料って安全なの?人工光でおいしいものが作れるの?と疑問符だらけ。

農薬、肥料ときて、最後に種の話。種には、品種改良が加えられているも忘れてはならない。遺伝子操作された種の危険性は未知数なので、おいておくとして、原種がおいしくないので、おいしくしていく過程で、病気に弱くなったり、弊害が出てくる。このあたりいろいろわが後輩たちは研究してくれているのだろうけど、まさに国家百年の計というやつだ。