評伝 小室直樹

 

評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才

評伝 小室直樹(上):学問と酒と猫を愛した過激な天才

 
評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう

評伝 小室直樹(下):現実はやがて私に追いつくであろう

 

計量経済の使徒は楽しめますね。データサイエンティスト達の競演です。アカデミックな部分は興味がないなら、談志とか横山やすしとかの対談だけでも面白い。

 

僕は小室直樹を知らない(日本教の社会学は読んだ)。この本にでてくる先生方の名前は知っている。杉本先生が小室ゼミ生だったとは知りませんでした。僕たちはもっちゃんと呼んだり、いまでも、飲み友のように呼び出して飲んだくれているわけですが。

 

この本の厚さに圧倒されて負けた気がしたけど、
表紙をめくり扉の写真が石神井公園
俺の庭と言っているけど、俺の庭だから。
でも、檀一雄の庭だから。たぶん、檀ふみとすれちがっていても、彼は認識できなかっただろうな。
彼は昭和40年に石神井台に引っ越してきたと書いてあるので、
すれ違ったことがあるかもしれないと親近がわく。
俺も単位取得退学。

湯島ハイタウン!

住友「三角」ビルえぞ料理ユックありましたね。
サミュエルソンの門下生はうらやましい、というかサミュエルソンに認められた上に
都留重人(サミュエルソンの講義を受けたような気もする)になだめられたり、計量学者だったのね。

僕が「鯨の海洋牧場をやりたい」というと大抵、冷たい視線を浴びるのだけど、
すでに小室直樹は「鯨の養殖」を考えていたようなので、無念である。

 

「日本ではまだ共同体(ゲマインデ)の意識が抜けていない。」
そうですね。人間関係が第一で、知り合いには優しく、他人には冷たい。

 

「学位を与えたということは、指導教官がその実力に太鼓判を押したということ。そうであるのに、就職先がないとなねと、指導教官のプライドをいたく傷つけるのである」

ODはこのあたりを自覚すべきだよな。

 

以下は私にとても影響を与えたもので親近感を感じさせます。

NIRA報告は卒論に影響を受けた。

森嶋通夫の「産業連関論入門」は僕のD論のベース
林知己夫の数量化理論 

名前はでてこなかったけど唯是康彦もいたよな。
環境に恵まれていても勉強しないのは高校時代と変わらなかったな。

 

アノミー理論については危機の構造を読もうと思う。