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意識はいつ生まれるのか

 AIには意識がないといわれているが、この理論が正しいとコンピュータは意識が持てることになる。

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

 

 

 

 

Φ理論(統合情報理論)という意識を説明する理論を易しく?解説。
「情報を統合する能力があれば、意識がある」

系の複雑さをΦ(ファイ)で計測できるという前提のもと、

小脳のようにニューロンの数こそ多いが、小脳皮質間の連絡線維というものはなく、独立したモジュールが集まったような系では低くなる。

モジュール間の連結が多くても、すべてのモジュールが同じように繋がった系では、結局はどのモジュールが興奮してもすべてのモジュールにそれが伝播するだけなのでやはりΦは小さくなる。

ある程度のランダムさをもった結合の系でΦは大きくなり、脳のように層化していたり半球にわかれている方が値が大きくなる。

この理論では、TMSによる刺激後の脳波をとり、意識がある場合はその棘波が脳全体に複雑な形で広がるのに対し、意識がない(睡眠、昏睡)の場合は同じ波形が広がっていくだけであることが確認されている。

コンピュータに意識がないと考える根拠は、われわれ自身がそれを組み立てたから、ということにすぎない。つまり、動作を知り尽くしているで、意識は何らかの創発性によって生み出されるもので、そのためにはよく分からない部分が残っていないとならない。

→ソフトウェアにはバグが存在しないとは証明できないので、逆説的にもコンピュータは意識をもてる。

 

また、死ねば情報が統合できなくなり意識は消える。したがって、死後の世界はない。

逆に考えると、意識を人工的に作ったり、人の意識をコンピュータに移植できる可能性を示している。

 

神経細胞がほかの細胞とどのようにつながっているかという特性を調べることで、情報理論によって意識量Φ(ファイ)を記述できる。つまり、意識レベルを尺度Φで定義できる。定義できれば、その性質や作用原理を解剖できるだけでなく、たとえば、植物状態の人に意識があるかを調べる方法や、たとえばコンピューターに意識があるかさえ問うことができる。