akon2.00βのよっぱらいの戯言

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バリュー・プロポジション・デザイン

 

環境マップは、価値創造におけるコンテクストを理解することを助ける。
ビジネスモデルキャンバスは、事業の価値創造を助ける。
バリュー・プロポジションキャンバスは顧客の価値創造を助ける。

→バリュー・プロポジションキャンバスはビジネスモデルキャンバスの構築ブロックの内二つの要素(バリュー・プロポジションと顧客セグメント)を詳しく描いたもの

 

バリューマップと顧客プロファイルがフィットするところに、バリュープロポジション(価値提案)がある。

 

顧客プロファイル→顧客の仕事、顧客のペイン、顧客のゲイン

 

バリューマップ→製品とサービス、ペインリリーバー、ゲインクリエータ

 

STEP 1:ユーザーの視点に立つ
図の右側に書かれているカスタマーの要素から始める。ユーザーの持つ(あるいはユーザーの周りに存在する)それぞれの項目を埋めていく。

顧客の仕事:顧客の目指すゴール
※ポイント:(1) 機能的、(2) 社会的、(3) 感情的、の3つの側面から書き出していく

サブスティテュート/コンペティター:競争相手
※ポイント: 必ず顧客の視点に立って考える
全く違う業界のサービスであったとしてその状況で顧客の視点に立てばサブスティテュート(代替品)となるものが考えられる。

ゲイン:顧客が目標に向かうにあたってのメリットや恩恵
ペイン:それを妨げるリスクや障害
これらの項目は、サービス開発者の仮説として埋めていくこともできるが、より深い理解を得るためにユーザーインタビュー、ケーススタディ、トレンド調査を行うのもおすすめだ。

STEP 2:自社製品の機能・特徴をあらいだす
次に、図の左、プロダクトへ移ります。プロダクト&サービスの枠に自社製品の基本的な機能や特性などをリストアップしていく。

STEP 3:ユーザーがプロダクトから得るものを明らかにする
そして、プロダクトの枠のゲインクリエーターとペインリリーバーを埋めていく。ゲインクリエータとは顧客が「ゲイン」を感じる原因となったもの、プロダクトの長所のこと。また、ペインリリーバーとは顧客の「ペイン」を軽減できる解決策のことだ。

STEP 4:製品の利益と顧客の求めているものが一致しているか確認する
最後に、記入した「ゲインクリエーター」が顧客のために利益を生み出せているか、また「ペインリリーバー」がペインを軽減しているかをチェックしていく。

 

エドワード・デボノの六つの帽子

白い帽子    客観的
赤い帽子    主観的
黒い帽子    悲観的
黄色い帽子    楽観的
緑の帽子    創造的
青い帽子    冷静

 

優れたバリュー・プロポジションの10か条

①優れたビジネスモデルに組み入れられている
②顧客にとって重要な仕事、ペイン、ゲインに目を向けている
③まだ達成されていない仕事、解決されていない悩み、実現されていない利益に注目している
④少数の仕事、ペイン、ゲインにうまく的を絞っている
⑤機能的な仕事だけでなく、感情的な仕事や、社会的な仕事にも対応している。
⑥顧客の成功の基準と一致している。
⑦その仕事、ペイン、ゲインを解決したい人が多いか、その価値提案に高額の代金を支払う人がいる。
⑧顧客にとって重要な仕事、ペイン、ゲインの点で、ライバル会社と差別化できている。
⑨少なくとも1つの面でライバル会社を大きく引き離している
⑩模倣が難しい