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なぜ、脳は神を創ったのか?

 

 

本書を読めば、

「なぜ、人は宗教を求めるのか?」

「なぜ、煩悩のない神のお告げを信じて、殺し合いをしてしまうのか?」

「なぜ、一部のキリスト教原理主義者は産婦人科医を殺せるのか?」

「なぜ、宗教史に存在しない宗教が生まれるのか?」

「なぜ、イスラエルヒルトンホテルでは肉とミルクを注文できないのか?」

「なぜ、アメリカはドイツに原爆を落とさなかったのか?」

ケネディ大統領、キング牧師が殺された本当の理由とは?」

「なぜ、ゲーテル・チャイティンは全知全能の神がいないと証明できたのか?」

「なぜ、最弱の宗教である仏教が多くの人を引きつけるのか?」

「なぜ、日本の仏教は釈迦の教えと接点がないのか?」

「なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?」

「なぜ、オリジナルの仏教にはない『浄土』が生まれたのか?」

などといったことがわかるようになります。

そしてそこから、宗教に頼らない幸福になるための生き方を提示したいと思います。>

 

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

科学は神の不存在を証明した。

したがって、宗教は「利益教」だ。

 

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

神が存在していようがいまいが神は脳によってつくられた
①本物の神が存在し、それを特殊な能力で認識している場合

②本物の神は存在せず、神が存在すると自分で思い込んでいる妄想の場合

③本物の神は存在せず、神が存在するという情報を他人によって埋め込まれた洗脳の場合

明治以前の日本には宗教という概念がない→信仰心はあった

人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

なぜ祖先崇拝が生まれたのか

→人間は自分が持つ自我と情動が祖先から受け継がれたと考えるから

 

人間が信仰心を抱くの理由

→死への根源的な恐怖

人間の信仰心は完全情報である神と接する社会システムとして発展していく。

そこに権力(統治や支配の力関係)が生まれる。

つまり、信仰心は権力を生み出し、権力は支配を生み出す。

支配は社会に秩序をもたらし、さまざまな社会システムを生み出し、国家となる。

 

「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない。

オリジナルの釈迦の縁起の思想は、葬式はやるな、あの世はない、神はいない、魂はないという具合に、無神論といえるもの。

 

原始キリスト教には輪廻転生の概念があった。

 

 

第2章 宗教と統治力

政教一致だから世界秩序が保たれた。

イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

→教義違反が広まることが嫌だ

エノラゲイに乗っていた13人目の人物は神父

→乗務員に祝福を与えた。

宗教戦争

アメリカから見れば日本はキリスト教国ではない、やっけるべき対象

 

アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

→人間であるキリスト教徒だったから

エノラゲイの乗員はカトリックプロテスタントは支配者層の宗派で、戦争の最前線に立たなければならないような庶民はカトリック

 

ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

ケネディ大統領はカトリックだったから

キング牧師は黒人だったから

アメリカのWASPによる支配が崩れたわけではない

 

第3章 神は存在するのか?

認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

→脳幹的な意味でホメオスタシスを築いている対象をリアリティーとする

 

ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

→存在というものは確率的な存在でしかない

 

量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

→時間と空間はともに不連続

→不連続なものを飛び越えられるのが生命現象

→物質においてもゼロの状態を作れない→この世には真空がない

 

いずれ人類は宇宙さえも創る

ヒッグス粒子がみつかれば人類はすべての素粒子をつくったことになる

→すべてのすべての素粒子をつくるということは、宇宙を創れること

 

量子論と「空」

→現象を成り立たせているのは物事の関係性であり、その関係性が「空」という概念

→この世のすべての現象は、その関係性次第で「有であり、無でもある」

量子論超ひも理論では、ひもが振動しているときが「有」(素粒子)で、振動していないときが「無」(真空)

ひもは定義上、計測不能だから、ひもはないことになっている。

 

東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

 

ユークリッド幾何学の誤解

不確定性原理が有であり無であるという物理空間の関係性を規定し、

不完全性定理が情報空間を規定する。

→系が系であるためには

・系の中に命題同士で矛盾するものが入っていないこと

・系の中に証明不能の命題が入っていないこと

 

ゲーデルの証明不能命題

→数学の完全性と無矛盾性が両立することは不可能である。

 

1991年は神が正式に死んだ年

チャイティン不完全性定理

「コンピュータプログラムでソフトを作り、「このプログラムにバグがない」と証明できたとしても、それを記述している言語そのものにバグがある可能性もある」

→つまり、人間の知の体系すべてが不完全である

→グリムの定理→神は存在しない

→「神を完全な系と定義するとゲーデル=チャイティンの定理により、神は存在しない」

 

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

アプリオリ→先経的→経験的な認識に先立つ自明な認識や概念

釈迦の思想→アプリオリ(先経的)とアートマン(自我)とを否定した。

部分情報である人間には、完全情報である神はわからない。

釈迦は神を否定した結果、人々が神を必要とする理由(部分情報である人間が完全情報にあこがれること)を全部解決した。

つまり、釈迦が「完全情報はこの世にない」ということで、あこがれは消えた。

 

お経をとなえることには意味がない

釈迦はカースト上位だけが理解できるサンスクリット語ではなく、だれでもわかるように口語(マガダ語)で伝えることを望んだ。そして、私(釈迦)の指ではなく、私(釈迦)の指さすところを見なさい。つまり、指をいくら正確に記述しても指さすところを見なければ何もならないと教えた。

 

大乗仏教は、「上座と呼べ」とふんぞり返っているバラモン出身の仏弟子ではなく、ストゥバ(卒塔婆、物舎利を祭っているもの)の周りに集まって釈迦の教えを説くもの。

 

釈迦はマントラを否定した

マントラとは呪文。古語で意味の分からない、わけのわからない呪文を唱えても意味がない。

ところが、大乗仏教では、お経をいかに暗記するかが修行になってしまい、その結果、空を体感するという釈迦の教えの基本である瞑想の部分がなくなってしまった。

 

仏教がインドから中国に伝わり、道教に変わったものが日本に伝わった。

釈迦の教えが中国で「経」になったとたん、「タオの書」に変わってしまい、

釈迦の「アプリオリ」はないという宗教が中国のアプリオリはあるという宗教になった。

フランス語に翻訳された大乗経典がドイツ語と英語に翻訳され、この英語版が日本語に翻訳されたものが日本には昭和になってはいってきて、そのとき、日本人は初めて、サンスクリット語で書かれたオリジナル経典の日本語訳を読み、「空」について知る。

 

日本の仏教は中国で生まれた儒教道教化された仏教であるため、オリジナルにはない、浄土(涅槃への中間点)という概念が混入した。

 

宗教が組織化していくさいに、誰もが生きやすい浄土という概念は便利であり、法然が浄土宗として体系化した。阿弥陀と縁を結ぶために、臨終の際に阿弥陀仏の仏像を置き、仏像と死に行く人の手を赤いひもで結んだ。赤い糸というのは道教の概念で、両者の間に縁を結ぶための儀式。そうすることで、阿弥陀と縁ができたから阿弥陀浄土に行けるという意味を持たせた。仏像も仏画も高価であったため、法然は経典を調べ、「阿弥陀仏」と唱えれば、阿弥陀と縁ができ、浄土で待っていてくれるとした。そして、仏の名前をたくさん唱えたほうがいいという価値観が生まれ、「なんまんだ、なんまんだ」となった。親鸞は何回唱えても一回も唱えなくても結果に差はないとした。

 

釈迦の末法というのは、「宗教の不要な時代になれ」ということだったのかもしれない。

 

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

政教一致による自由

世襲議員カースト制と変わらない

 

権利と義務はひっくり返っている

義務教育ではなく、教育は権利。

 

資本主義では人間の権利を保障するために、納税の義務が発生する。

共産主義には、福祉という概念がないので、納税の義務もない。

 

戦費は資本主義ではビジネスつまり売り上げになり、共産主義ではコストになる。

 

納税のシステムはいらない

→寄付で賄え

 

国会議員と公務員の仕事の対価は無給

→国境もなくせば、外交が要らなくなる。

 

 

目次

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

 

    神様を必要とする人々

    戦争は国家の外交権のひとつ

    なぜ、宗教は人を殺すのか

    「利益教」からの脱洗脳

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

 

    神とは何か?

    神は脳によってつくられた

    プリウスの鉄板を見た!

    霊感・特殊能力があると主張する人は100%オカルト

    明治以前の日本には宗教という概念がない

    人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

    なぜ祖先崇拝が生まれたのか?

    死への根源的な恐怖

    宗教から権力支配へ ~宮本武蔵は催眠術師~

    「そんなものは、言語現象ではない」

    「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない!?

    「魔女狩り」と「死海文書」

    消えていった敗者の宗教

    資本主義もマルクスも宗教現象

 

第2章 宗教と統治力

 

    政教一致だから世界秩序が保たれた!

    スピリチュアルブーム ~占いも宗教の一形態~

    キリスト教

    イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

    宗教の自由を求めて生まれたアメリ

    エノラゲイに乗っていた13人目の人物

    宗教戦争

    アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

    ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

    俺の女をとりやがって教

    「お国のため」という宗教

    宗教家にこころから悪い人はまずいない、でも権力者に極悪人がいる!

 

第3章 神は存在するのか?

 

    神は本当に存在しないか?

    認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

    ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

    量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

    いずれ人類は宇宙さえも創る

    量子論と「空」

    東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

    ユークリッド幾何学の誤解

    ゲーデルの証明不能命題

    1991年は神が正式に死んだ年

    ゲーデルチャイティンの最期

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

 

    アプリオリ

    釈迦は王侯貴族

    釈迦の思想

    毒矢のたとえ

    釈迦は暗殺された?

    お経をとなえることには意味がない

    2000年前の上座部仏教の煩悩

    釈迦はマントラを否定した!

    仏教は日本へどう伝わったか?

    釈迦の教えはハードコア

    中沢新一オウム真理教

    浄土は涅槃への中間地点

    なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?

    宗教は、この21世紀には不要

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

 

    従工場牧師

    宗教の積極的ビジネス介入

    政教一致による自由

    完全に自由になるために

    餓死する人間が1人もでない世界

    2世議員と差別

    権利と義務はひっくり返っている!

    共産主義圏と資本主義圏

    納税のシステムはいらない!

    国会議員と公務員の仕事の対価は無給!

    この世に唯一絶対の価値の尺度はない

 

おわりに

 

    他人の価値観を捨て、自分の価値観で生きろ!

    コンフォート・ゾーンの外側に立て!

「1日10分」で脳が生まれ変わる

 

「夢実現本」や「成功法則本」の集大成が「夢をかなえるゾウ」、これらの法則はものすごい努力が必要

 

ルー・タイスの理論

・すべての認識はゴールが作る。

・すべての重要な変化は内側から始まって、外側に広がっていく

 

無意識のうちに周りの評価によって評価関数が決めらけている。

このような評価情報をブリーフ・システムと呼ぶ。

このブリーフが行動を決めている。

この無意識の行動を決めるシステムをブリーフ・システムと呼ぶ。

ブリーフ・システムを変えることができれば、「自我の判断基準」や「評価関数」が変わる。

つまり、記憶に対する評価が変わる。

ブリーフ・システムを作り上げているのは、「他人から聞いたこと」「物理的に体験したこと」という「情動記憶」であって自分で判断しているわけではない。

この情動記憶を変えれば自分は変えられる。


知識より情動に縛られているので、ゴール
(未来)から情動レベルを書き換える必要がある。

 

過去の情動ではなく、自分のゴールに縛られる

 

ゴールがないと過去の記憶に縛られる

ゴールがあるとゴールから何が重要かを決められるので、評価関数、つまり、自我が変わる。

 

情動で決めたゴールはゴール達成に必要なものが見えてこないが、自分で設定したゴールはゴール達成に必要なものしかみえない。

 

本物のゴールに出合うための二つの条件

・かないそうにない夢であること

want toであること(have toでないこと)

 

 

自分が望むゴールからコンフォートゾーン(心地よい状態にいられる領域)を設定すると、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が勝手に動いて、コンフォートゾーンに連れて行ってくれる。

 

退行睡眠

目の前の現実は記憶で形作られる。

退行睡眠状態のときに見ている世界は本物の物理リアルと同じ

 

脳は重要なことしか認識できない。

つまり、重要なものを変えれば脳は生まれ変わる。

現実は記憶で成り立っている。

現実は自分の興味あるもので作られている。

重要なものが自我という評価関数。

現実とは評価関数によって見える者。

評価関数は過去の記憶によるもの。

 

ゴールを達成した自分を「現在形」でイメージする。

いま、自分があるべき姿をイメージする。

 

ホーム状態に身を置く

→リラックスする

→抽象的な思考ができる。

→次にこういう行動をしたら、結果はこうなると先が予測できる。

 

216倍で仕事する

10分を1時間と考える

単語の数を1/6にする。

同時に6つのことをする

6*6*6=216

 

ゲシュタルト訓練法

→全体的な構造を認識するために、自分の立場より上の視点からものごとをみる。

→生産性がアップする。

 

新入社員の視点で考えると企画力がアップする。

 

時間は未来から過去に流れている。

時間が流れると現在が過去になる。時間が流れると未来が現在になる。

 

引き寄せの法則

引き寄せたわけではなく、見えるようになった。

 

ゴールを設定すると、見えないものが見えてくるようになる。

重要なものしか見えないので、ゴールを設定するとゴールと合致した物だけが見えるようになる。

 

科学という考え方

 

 

数学、物理、生物などの分野の違いがあっても、科学は一つ、

すべて関連している。

 

 

科学とは、自然法則の発見を基礎とする考え方

ケプラーが天文観測のデータから惑星の運動を解き明かし、

ガリレオが力学を、そしてニュートンアインシュタイン

 

 

チョムスキーの指導原理

・研究対象の記述や分類に没頭するのではなく、説明を心がけよ

・確固たる理論を築くことができるように、対象は絞り込め

・抽象度の高い理論を練り上げ、理想的な状態を想定する。

隷属なき道

 

最初のオランダ語版のタイトルは「ただでお金を配りしまょう」

英語版プリントオンデマンドでは、「現実主義者のための理想郷」

日本語版は、ハイエクの「隷属への道」の本歌取りで、「隷属なき道」

 

橘玲も「貧困問題を解決する方法として、国境を開放し、移民を受け入れるならば、

貧困に苦しむ人たちが所得を得る機会を得て三世代もすれば世界の貧困は劇的に改善する」と言っている。

 

ティモシー・フェリスの『「4時間」だけ働く』より多い一日三時間労働

 

すべての国民に文化的な生活を保障するだけの資金を給付するベーシック・インカム

ロボットが代替する近未来では、ロボットから徴収した税金を分配する。

 

福祉はいらない、直接お金を与えればいい

→日本の場合、医療費の扱いが悩ましい。

トマス・モアがユートピアで夢想したベーシックインカムハイエクフリードマンも支持した。

フリーマネーは収入増をもたらす

貧乏人、アルコール中毒者、麻薬中毒者、軽犯罪者もお金を無駄にしない。

 

欠乏感は長期的な視界を奪う

欠乏の心理→エルダー・シャファーとセンディール・ムライナサン

→欠乏感を抱いている人は短期的な問題を処理するのがうまい

 

 

イギリスのスピーナムランド制度は、捏造された報告書によって失敗とされた。

これを知らずにニクソンベーシックインカムをあきらめた。

 

GDPには、コミュニティ・サービス、店でのおかわり自由、ウィキペディアは含まれない。

 

弦楽四重奏には、四人の演奏者が必要である。

バイオリンの生産能力を上げようとしても意味がない。

ポーモルのコスト病


富を作り出すのではなく移転しているだけ

 

進歩のパラドックス

農業では生産性が上がると供給が増え、価格が下がり、収入が減る。

お金持ちになるとより金を使うようになる。

 

金銭(ベーシックインカム)、時間(労働時間の短縮)、課税(資本に対して)、ロボットを再配分する。

 

ヘンリー・フォードの孫が労働組合のリーダーであるウォルター・レアザーを

自社のオートメーション工場に案内した際に

孫が「ロボットたちにどうやって組合費を払わせるつもりだい?と尋ねると

レアザーは「あのロボットたちにどうやって車を買わせるつもりだね」と答えた。

 

国境を開くことで富は増大する。

3%の移民受け入れで開発支援総額の三倍の効果

橘玲の中国私論

 

 

改訂文庫本版が「言ってはいけない中国の真実」

重慶の火鍋は山椒であまりに辛いため、そのまま食べることはできない。

椀に入れたごま油が置かれ、食材をそれで洗ってから身を落としてようやく食べられるようになる。

 

中国人はエゴイストなので、共産党が暴力で縛り付けないと国が崩壊してしまう。

 

パソコンの買い方

ショップでパーツを買い、未開封のまま届けさせ、目の前で組み立てる。

 

人口の少ない国ではDIYしないと人手不足で社会が回らない。

 

グワンシ(関係)

広大な中国では、移動が避けられず、場所を基準とした社会秩序に意味がない。人口が多く流動性の高い社会では、人的ネットワーク(関係)を張り巡らせて情報を集め、少しでも有利な場所にライバルに先んじて、移動し、宗族のような共同体(関係)を利用して、暮らしを立てるのが効果的。

 

自己人(ズージーレン)。家族同様の関係。

グワンシは幇を結んだ相手との密接な人間関係。

幇の外にいるのが、外人(ワイレン)

中国人の世界観の基本は幇

 

幇は黒社会に通じていて、更に中国共産党にも通じる。したがってヤクザ組織がない。

黒社会(黒道)」と「中国共産党(の腐敗した部分を赤道)」の共通点

①伝統的な「政治的幇会」との類似

②主要な組織構成員が破産した農民と失業した流民である点

③平均主義の手段とユートピアの追及

④思想の排他性

⑤政治面での残忍性

⑥行動様式の秘密性

⑦不断の内部闘争

 

 

中国では法より人間関係を優先する人治社会。

 

漢字を受け入れた国は中国以外に韓国・北朝鮮ベトナム、日本。

このうち、韓国・北朝鮮ベトナムは漢字を放棄した。

ところが、近代になると、日中の文化の流れは逆転。

中国の知識人は、日本語で西欧の思想や文化を学んだ。

 

 

中国を理解するための視点→ 満博「現場」学者 中国を行く

・客観的な視点で見る

独特な社会主義

・組織構造の基本→省、市、県、郷鎮、企業ごとにフルセット

・過剰人口が背景

共産党の存在→共産党独裁

・地域による特殊性

・中国の人々

 

ヴァイツゼッカー演説は欺瞞ではなく国際ルール

責めを負うのは個人で合って民族全体ではない。

罪ある個人に代わって国家代表して謝罪する。

 

東京裁判で、天皇の戦争責任を免責し、A級戦犯を絞首刑にした。

これはA級戦犯の罪を認めたことになり、A級戦犯の眠る靖国神社に参詣すると

罪ある個人に責任がないと解釈される。

 

このため、責任は国家にあり、謝罪できるのは国家代表だけで、一介の個人には謝罪する資格はない。

 

周近平はXi Jinpingでありシー・チンピン、毛沢東Mao Zedongであり、せめてマオ・ツォトンと呼ぶべきだ。

 

アルコールから生じるアセトルアルデヒドを酢酸に分解できない遺伝子を下戸遺伝子と名付けるなら、その保有率は中国南部の23.1%に対し、北部では15.1%と大きく下がる。

 

中国南部と並んで世界的に「下戸遺伝子」が多いのが日本で、保有率は23.9%。それも近畿地方を中心とした本州中部に多く、東北と南九州、四国の太平洋側で少ない。

これは弥生人が中国南部を起源とし、縄文人と混血したためと考えられている。

 

 

リンカーンは確かに奴隷制を廃止したけれど、彼自身は黒人が白人と同等の存在などとは夢にも思ってなかった

ティーヴン・J. グールド 人間の測りまちがい

 

日本書紀は中国の史書を原点としたフィクション

 

日本から生まれた中国

日本の帝国主義に対して、抗日の機運が高まり、国恥と弱国意識から中国民族のアイデンティティがつくられていった

 

香港の民主活動家は中国の民主化を求めているわけではない。

実現したならば、香港の富は貧しい内陸部に分配される。

共産党が弱体化して、民主化を求める声が高まれば、豊かな沿岸部は独立し、自らの権益を守ろうとする。

残り97%の脳の使い方

 

 

人間は脳の3%くらいしか使っていないというのは根拠がない。

 

脳は同じ刺激だと学習しない。

一方、脳は知らないことは認識しない。

つまり、抽象度を高めて世界を認識し、思考することによってのみ新しい知識を得ることができる。

 

三つの物差しを捨てよう。

・周囲にいる他人→ドリームキラー

・社会の価値観

・仮想の自分

 

ホメオスタシスの同調はフェロモンが原因という説がある。

二人以上が一緒にいると生体の環境とのフィードバック状態が同じフィードバックサイクルになる。

このことによって、呼吸やまばたきが一致する。

わざと相手に同調しょうとしなくてもひとつの臨場感を共有するだけで、同調する。

つまり、情報空間としての臨場感空間を支配したものが勝つ。

 

相手を無意識的に説得する。

・言葉を使った説得→ファクトの有効な提示→効果的なプレゼン

・言葉を使わない説得→相手の価値基準自体を変える→相手に今までと違う色眼鏡をかけさせる

→自ら作り上げたイメージの世界に相手が強烈な臨場感を持つように誘導する。この結果強いラポールを形成して、その疑似的な圧倒的な信頼感を利用し、相手の内部表現を書き換え、それを操作することで、相手が指定された内部表現状態に合わせて自律的に行動するように仕向ける。

→たとえば、プラシーボ効果

 

NLPがミルトン・エリクソンを真似をした


相手を動かす概念

・変性意識→臨場感を感じている世界が物理的な現実世界ではなく仮想世界にあること

→深い変性意識状態をトランスという

→思考は中小空間なので、常に変性意識状態

ラポール(臨場感空間を共有する人たちの間に生まれる独自の親近感)が起こる→ストックホルム症候群

・内部表現→見ている世界そのもの

ホメオスタシス

→自分自身のイメージさえ自由にコントロールすることができれば、何もしなくても相手の世界に割り込み、影響を与えることができる。

 

情報空間を支配するテクニック

情報空間の支配者になると相手は思い通りに動く。

・リラックスさせる。→相手と同調し、相手に臨場感を感じさせる。

Rゆらぎ→本人が臨場感を感じている現実世界をゆるがす→ページング、ミラーリング

・モーダルチャネル(五感プラス言語、情報の入り口)を変える

→たとえば、すわっている椅子の感触を言葉にしてもらうと、五感で感じていた無意識を言語で認識する

 

相手の考え方を支配するテクニック

Rゆらぎで情報空間を支配し、相手の内部表現を書き換えて、相手の価値基準を変える

・カタレプシー→たとえは、名刺交換の際に、相手が名刺をとろうとした瞬間、一瞬だけちょっと名刺を引く

→この瞬間にメッセージを送ると、相手の内部表現にメッセージが書き込まれる。


人は重要なものしか見えない

人は見る準備をしているものしか見えない

一つの情報に集中してしまうと、他の情報が見えなくなる。

 

創造的無意識

その無意識にあるセルフイメージと現実を調和させるように働く。

これが精神空間におけるホメオスタシス

 

アファメーションを使ってエフィカシーを高めることで、

無意識の中のセルフイメージを変えることができる。

あとは創造的無意識が働き、より高いレベルの人生を歩むことができる。

 

 

ビジネスモデルの教科書

 

第1章 ビジネスモデルの正しい定義

ビジネスモデルの成否を決めるのは、ストリーテスト(物語の筋が通っているか)とナンバーテスト(収支があっているか)

顧客は誰で、顧客価値は何か

 

ウォルマートのビジネスモデルはKマートと同じでも、戦略は違う。

「誰も相手にしないようなちっぽけな町に、手頃な規模の店を開く」

 

第2章 ビジネスモデル・イノベーションの原則

ビジネスモデル・イノベーションの原則

①顧客価値の提供

②利益方程式

③カギとなる経営資源

④カギとなるプロセス

 

第3章 よいビジネスモデル 悪いビジネスモデル

ビジネスモデルのイノベーションが関心を集める理由

①あらゆるもののスピードが増した

②異業種間競争

③単に製品を提供する従来型モデルの崩壊が起きている。

 

第4章 ビジネスモデル・イノベーションに天才はいらない

成功のカギを握るのは、テクノロジーと顧客ニーズを結びつけて価値を提供するビジネスモデル

 

①何を提供するか

・範囲を絞る

・製品の共通性を探す

リスクヘッジしたポートフォリオを築く
 

②いつ決めるか

・意思決定を先延ばしにする

・意思決定の順番を変える

・重要な意思決定を分割する

 

 

③誰が決める

・事情に通じた意思決定者を任命する。

・意思決定のリスクを最適任者に負わせる。

・最も得るものが大きい意思決定者を選ぶ

 

④それはなぜか

・収益源を変更する。

・短期と長期のメリットを組み合わせる。

インセンティブを統合する。

 

第5章 ビジネスモデルを差別化する6つの要素

①個別化

②循環型プロセス

③資産の共有

④従量制プライシング

⑤協調的なエコシステム

⑥機動的で適応力のある組織

 

テクノロジーと市場を結びつける。

イノベーションからトランスフォーメーションを起こすには

6つの要素のうち3つがビジネスに備わっていなければならない。

 

第6章 「FREE経済」の戦略

脅威の評価

①参入者がコストを素早く回収する能力

②無料サービスの利用者数の増加スピード

③料金を支払っている顧客の離反スピード

 

第7章 リーン・スタートアップ:大企業での活かし方

リーン・スタートアップとは、顧客開発とアジャイル手法の組み合わせ

リーン・スタートアップの基本原則

・仮説の概略を「ビジネスモデル・キャンパス」にまとめる

・顧客開拓

アジャイル開発を進める。

 

第8章 自社をプラットフォーマーに転換する法

 

第9章 プラットフォーム革命

・他社に門戸を開く

・顧客をつなぐ

・製品をつないで顧客をつなぐ

プラットフォーマーは製品・サービスを供給する

 

 

目次

第1章 ビジネスモデルの正しい定義

第2章 ビジネスモデル・イノベーションの原則

第3章 よいビジネスモデル 悪いビジネスモデル

第4章 ビジネスモデル・イノベーションに天才はいらない

第5章 ビジネスモデルを差別化する6つの要素

第6章 「FREE経済」の戦略

第7章 リーン・スタートアップ:大企業での活かし方

第8章 自社をプラットフォーマーに転換する法

第9章 プラットフォーム革命

第10章 ラン航空:異質な収益モデルを共存させる

第11章 ソーシャル・ビジネスは先進国でも有用である