akon2.00βのよっぱらいの戯言

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夢の操縦法

 

フロイトもハヴェロック・エリスも、ついにこれを入手することができなかった稀覯本だったらしい。フロイトが科学的に否定された現在において本書は読み物として復刊されたのでしょう。

 

起きている間に夢について思考をめぐらして、それを分析し、描写する私の習慣が、精神的な諸要素を無意味的記憶に映し込ませる結果となり、その記憶が眠っている間に夢となって現れる。

 

原理1 夢のない眠りはない。

原理2 夢のあらゆる像は、現実の生活の中から集められた記憶の陰画紙から生まれる。言い換えれば、われわれはかつて見たことのあるものしか夢に見ない。

原理3 眠りの中で考えよ、それが夢となって現れる。

 

眠りの幻想を支配するに至るための基本的な三条件

1. 眠っているときに、眠っている意識をもつこと。これは、夢の日記をつけるだけで、かなり短期間で習慣となる。

2. ある感覚を思い出して一定の記憶と結びつけること。睡眠中にこの感覚が現れたとき、われわれが結びつけた思考=夢を夢の中に導入するためである。

3. したがって、思考=夢が、夢の舞台をつくり、思考の原則に基づいて展開してゆくように(夢を見ていることを知るのに欠かせない)意志を働かせるとき、それが夢を操縦するということである。

不道徳な経済学

 

「不道徳教育-擁護できないものを擁護する」の文庫版

 

訳者が超訳と断っているからと言って、ゴシップ雑誌がインターネット匿名掲示板、

メープルシロップがリンゴ、オレンジがサトウキビはひどいと思う。

特に、ホリエモンってなんだろう。百歩譲ってせめて「 稼ぐが勝ち」のホリエモン」とかにして訳注すべきだろう

 

平等より公平。公平のためには市場原理主義

 

経済的に正しいことであっても、政治的に正しいとは限らない。

→ドラッグ自由化の公約では政治家は選挙で勝てない

 

自発的な取引誰の権利も侵害していない者が関与する取引と定義すると、取引参加者はみな利益を得ており、かれらの活動は公益に資すことになる。そして、もし取引が禁止されれば参加者は不利益を被り、場合によって(ある種の負の外部性によって)社会全体にとって有害である(公益を損なう)

 

リバタリア

・人類の理想とは、国家の存在しない世界

・「市場原理主義」こそが、人々の自由と幸福をもたらす唯一の希望

 

「自由」を市場のものとし、

機会の平等を重視し、

結果の平等を否定する「自由原理主義者」で、

国家はあらゆる物事になるべく口をはさむべきでない、

最小限の機能で収まっているべきだ。

 

リバタリアニズム

ひとは自由に生きるのがすばらしい

 

リベラリスト(平等重視派)

ひとは自由に生きるのがすばらしい。しかし平等も大事だ

 

保守主義者(伝統重視派)

 ひとは自由に生きるのがすばらしい。しかし伝統も大事だ

 

 

日本がリバタリアン国家になったら

https://www.tachibana-akira.com/2011/01/1888/2

 

文部科学省

すべての教育機関は民営化できる。

 

厚生労働省の旧労働省部門

雇用事業(ハローワーク)は民間企業がシェアの大半を占めており、国家が同じサービスを提供しなければならない理由はどこにもない。

労働基準法や雇用機会均等法などの労働関連の法律は百害あって一利なしなので、労働災害保険や労働基準監督署とともにすべて廃止。

 

農林水産省経済産業省

小さな政府においては、国家は原則として市場に干渉しないのだから、個々の産業を保護したり、育成したりする必要もない(こうした産業政策は逆に市場を歪める)。

 

道路公団などの国土交通省

河川や交通網の維持管理も民間企業に委託

 

郵政事業と同様に通信事業の規制も撤廃すれば、総務省の旧郵政省部門は必要なくなる。国が地方自治に関与する理由はなく、地方交付税も廃止されるから、同省の旧自治省部門も自然消滅。

 

厚生労働省の旧厚生省部門

国公立の医療機関を民間企業に売却。年金の民営化によって年金局と社会保険事務所を廃止。

医薬品などの審査は審査機能を国際的な専門家組織に委託。

医療保険介護保険も廃止。

 

外務省

仕事の半分は政治家等の海外渡航のアテンドなので、旅行代理店に委託。

「小さな政府」は外国からの移民を制限しないから、ビザの発給業務は原則として不要。調査業務というのはCNNなどのテレビを観てレポートを送る仕事のようだが、これなら大学生のアルバイトで十分だ。他国の重要機密にアクセスしたいのであれば、自分たちで調べるよりCIAから購入したほうがずっと効率がいい。

外交交渉は、小さな政府はいっさいの貿易規制を撤廃しているので交渉すべき事項はそれほど多くない。安全保障にかかわるような重要な外交問題首相官邸の役割だ。どうしても大使館が必要だというのなら、旅行代理店の海外支店の一室を間借りすればいい。

 

民事裁判はかなりの程度まで民間組織が代替できる。

→裁判外紛争手続き(ADR

法務省および裁判制度を完全に民営化することは難しそう。刑事裁判や、民事でも損害賠償請求の強制執行などでは、なんらかの強制力が必要になるので、国家が関与する余地は残る。

警察庁

交通取り締まりや地域の治安維持にかかわる仕事は民間警備会社。ただし犯罪捜査に関しては、それが個人(容疑者)の権利を不可避的に侵害するものである以上、民間企業(探偵事務所)が行うのは当面は難しいだろう。

 

防衛省自衛隊

イラクなどの準戦闘地域で活動する国際警備会社(傭兵のようなもの)に業務委託することも考えられるが、これはさすがに無理がある。それよりむしろ、駐留米軍に全面的に防衛業務を“アウトソーシング”するほうが現実的かもしれない。

 

財務省・日銀

所得税を住民税のように、各自治体が住民票に基づいて徴収することで、国税庁と主税局は不要。

予算の穴埋めをするために国債を発行する必要がないので、理財局は不要。

 

中央銀行としての日銀が必要になるのは、日本円という通貨を発行するからだ。香港のように基軸通貨である米ドルと日本円を固定し金融政策を放棄するか、通貨そのものを米ドルに統合することで中央銀行を廃止できる。世界の主要通貨を加重平均した通貨バスケットを「新円」にするのもいいかもしれない。これなら国内通貨と外貨は一体化するから、円高問題は消滅する。

 

環境省

原理的に民営化不可能。

「一人ひとりの無限の欲望を駆動力とする資本主義では、地球というかぎりある資源を未来の世代に残すことができない」

 

地方自治

地方交付税が廃止されれば、各自治体は独自に住民税を徴収して行政サービスを提供する。地方自治体は国家とちがって住民の移動がきわめて容易だ。したがってそこには、市場競争のはたらく余地がある。税金が高くサービスの悪い自治体からは住民が逃げ出し、税収不足に陥った自治体は大規模なリストラを敢行するか、ほかの自治体に吸収合併されることになるだろう。国の関与をなくしただけで、自治体経営は消費者(住民)の自由な選択によって健全化するのである。

このように小さな政府のもとでは、市場圧力によって自治体は統合され、地方公務員や地方議員の数は減少していく。それと同時に、国会も参議院(なんのために存在するのかさっぱりわからない)を廃止し、衆議院比例代表をやめ、現在の小選挙区を倍程度に拡大して150議席程度にする(もっと少なくてもいい)。国家の役割はきわめて限定されているので、国会には決めるべきことはあまりなく、会期は大幅に短縮されるだろう。地方交付税も公共事業も存在しないので、国会議員による地元への利益誘導もない。

国家の機能を縮小すると、公務員数は激減して失業率が上昇するというのは杞憂。

「公的」サービスは、自由な市場のなかで爆発的な成長をはじめ、職を失った公務員を補って余りある雇用が発生する。

なぜ、脳は神を創ったのか?

 

 

本書を読めば、

「なぜ、人は宗教を求めるのか?」

「なぜ、煩悩のない神のお告げを信じて、殺し合いをしてしまうのか?」

「なぜ、一部のキリスト教原理主義者は産婦人科医を殺せるのか?」

「なぜ、宗教史に存在しない宗教が生まれるのか?」

「なぜ、イスラエルヒルトンホテルでは肉とミルクを注文できないのか?」

「なぜ、アメリカはドイツに原爆を落とさなかったのか?」

ケネディ大統領、キング牧師が殺された本当の理由とは?」

「なぜ、ゲーテル・チャイティンは全知全能の神がいないと証明できたのか?」

「なぜ、最弱の宗教である仏教が多くの人を引きつけるのか?」

「なぜ、日本の仏教は釈迦の教えと接点がないのか?」

「なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?」

「なぜ、オリジナルの仏教にはない『浄土』が生まれたのか?」

などといったことがわかるようになります。

そしてそこから、宗教に頼らない幸福になるための生き方を提示したいと思います。>

 

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

科学は神の不存在を証明した。

したがって、宗教は「利益教」だ。

 

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

神が存在していようがいまいが神は脳によってつくられた
①本物の神が存在し、それを特殊な能力で認識している場合

②本物の神は存在せず、神が存在すると自分で思い込んでいる妄想の場合

③本物の神は存在せず、神が存在するという情報を他人によって埋め込まれた洗脳の場合

明治以前の日本には宗教という概念がない→信仰心はあった

人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

なぜ祖先崇拝が生まれたのか

→人間は自分が持つ自我と情動が祖先から受け継がれたと考えるから

 

人間が信仰心を抱くの理由

→死への根源的な恐怖

人間の信仰心は完全情報である神と接する社会システムとして発展していく。

そこに権力(統治や支配の力関係)が生まれる。

つまり、信仰心は権力を生み出し、権力は支配を生み出す。

支配は社会に秩序をもたらし、さまざまな社会システムを生み出し、国家となる。

 

「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない。

オリジナルの釈迦の縁起の思想は、葬式はやるな、あの世はない、神はいない、魂はないという具合に、無神論といえるもの。

 

原始キリスト教には輪廻転生の概念があった。

 

 

第2章 宗教と統治力

政教一致だから世界秩序が保たれた。

イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

→教義違反が広まることが嫌だ

エノラゲイに乗っていた13人目の人物は神父

→乗務員に祝福を与えた。

宗教戦争

アメリカから見れば日本はキリスト教国ではない、やっけるべき対象

 

アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

→人間であるキリスト教徒だったから

エノラゲイの乗員はカトリックプロテスタントは支配者層の宗派で、戦争の最前線に立たなければならないような庶民はカトリック

 

ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

ケネディ大統領はカトリックだったから

キング牧師は黒人だったから

アメリカのWASPによる支配が崩れたわけではない

 

第3章 神は存在するのか?

認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

→脳幹的な意味でホメオスタシスを築いている対象をリアリティーとする

 

ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

→存在というものは確率的な存在でしかない

 

量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

→時間と空間はともに不連続

→不連続なものを飛び越えられるのが生命現象

→物質においてもゼロの状態を作れない→この世には真空がない

 

いずれ人類は宇宙さえも創る

ヒッグス粒子がみつかれば人類はすべての素粒子をつくったことになる

→すべてのすべての素粒子をつくるということは、宇宙を創れること

 

量子論と「空」

→現象を成り立たせているのは物事の関係性であり、その関係性が「空」という概念

→この世のすべての現象は、その関係性次第で「有であり、無でもある」

量子論超ひも理論では、ひもが振動しているときが「有」(素粒子)で、振動していないときが「無」(真空)

ひもは定義上、計測不能だから、ひもはないことになっている。

 

東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

 

ユークリッド幾何学の誤解

不確定性原理が有であり無であるという物理空間の関係性を規定し、

不完全性定理が情報空間を規定する。

→系が系であるためには

・系の中に命題同士で矛盾するものが入っていないこと

・系の中に証明不能の命題が入っていないこと

 

ゲーデルの証明不能命題

→数学の完全性と無矛盾性が両立することは不可能である。

 

1991年は神が正式に死んだ年

チャイティン不完全性定理

「コンピュータプログラムでソフトを作り、「このプログラムにバグがない」と証明できたとしても、それを記述している言語そのものにバグがある可能性もある」

→つまり、人間の知の体系すべてが不完全である

→グリムの定理→神は存在しない

→「神を完全な系と定義するとゲーデル=チャイティンの定理により、神は存在しない」

 

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

アプリオリ→先経的→経験的な認識に先立つ自明な認識や概念

釈迦の思想→アプリオリ(先経的)とアートマン(自我)とを否定した。

部分情報である人間には、完全情報である神はわからない。

釈迦は神を否定した結果、人々が神を必要とする理由(部分情報である人間が完全情報にあこがれること)を全部解決した。

つまり、釈迦が「完全情報はこの世にない」ということで、あこがれは消えた。

 

お経をとなえることには意味がない

釈迦はカースト上位だけが理解できるサンスクリット語ではなく、だれでもわかるように口語(マガダ語)で伝えることを望んだ。そして、私(釈迦)の指ではなく、私(釈迦)の指さすところを見なさい。つまり、指をいくら正確に記述しても指さすところを見なければ何もならないと教えた。

 

大乗仏教は、「上座と呼べ」とふんぞり返っているバラモン出身の仏弟子ではなく、ストゥバ(卒塔婆、物舎利を祭っているもの)の周りに集まって釈迦の教えを説くもの。

 

釈迦はマントラを否定した

マントラとは呪文。古語で意味の分からない、わけのわからない呪文を唱えても意味がない。

ところが、大乗仏教では、お経をいかに暗記するかが修行になってしまい、その結果、空を体感するという釈迦の教えの基本である瞑想の部分がなくなってしまった。

 

仏教がインドから中国に伝わり、道教に変わったものが日本に伝わった。

釈迦の教えが中国で「経」になったとたん、「タオの書」に変わってしまい、

釈迦の「アプリオリ」はないという宗教が中国のアプリオリはあるという宗教になった。

フランス語に翻訳された大乗経典がドイツ語と英語に翻訳され、この英語版が日本語に翻訳されたものが日本には昭和になってはいってきて、そのとき、日本人は初めて、サンスクリット語で書かれたオリジナル経典の日本語訳を読み、「空」について知る。

 

日本の仏教は中国で生まれた儒教道教化された仏教であるため、オリジナルにはない、浄土(涅槃への中間点)という概念が混入した。

 

宗教が組織化していくさいに、誰もが生きやすい浄土という概念は便利であり、法然が浄土宗として体系化した。阿弥陀と縁を結ぶために、臨終の際に阿弥陀仏の仏像を置き、仏像と死に行く人の手を赤いひもで結んだ。赤い糸というのは道教の概念で、両者の間に縁を結ぶための儀式。そうすることで、阿弥陀と縁ができたから阿弥陀浄土に行けるという意味を持たせた。仏像も仏画も高価であったため、法然は経典を調べ、「阿弥陀仏」と唱えれば、阿弥陀と縁ができ、浄土で待っていてくれるとした。そして、仏の名前をたくさん唱えたほうがいいという価値観が生まれ、「なんまんだ、なんまんだ」となった。親鸞は何回唱えても一回も唱えなくても結果に差はないとした。

 

釈迦の末法というのは、「宗教の不要な時代になれ」ということだったのかもしれない。

 

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

政教一致による自由

世襲議員カースト制と変わらない

 

権利と義務はひっくり返っている

義務教育ではなく、教育は権利。

 

資本主義では人間の権利を保障するために、納税の義務が発生する。

共産主義には、福祉という概念がないので、納税の義務もない。

 

戦費は資本主義ではビジネスつまり売り上げになり、共産主義ではコストになる。

 

納税のシステムはいらない

→寄付で賄え

 

国会議員と公務員の仕事の対価は無給

→国境もなくせば、外交が要らなくなる。

 

 

目次

はじめに

 

序 章 なぜ、脳は神をつくったのか? 

 

    神様を必要とする人々

    戦争は国家の外交権のひとつ

    なぜ、宗教は人を殺すのか

    「利益教」からの脱洗脳

 

第1章 人はなぜ神を必要とするのか

 

    神とは何か?

    神は脳によってつくられた

    プリウスの鉄板を見た!

    霊感・特殊能力があると主張する人は100%オカルト

    明治以前の日本には宗教という概念がない

    人間は完全情報を求めて信仰心を抱く

    なぜ祖先崇拝が生まれたのか?

    死への根源的な恐怖

    宗教から権力支配へ ~宮本武蔵は催眠術師~

    「そんなものは、言語現象ではない」

    「宗教学が対象としない宗教現象」は宗教ではない!?

    「魔女狩り」と「死海文書」

    消えていった敗者の宗教

    資本主義もマルクスも宗教現象

 

第2章 宗教と統治力

 

    政教一致だから世界秩序が保たれた!

    スピリチュアルブーム ~占いも宗教の一形態~

    キリスト教

    イスラエルヒルトンホテル「汝、母の乳で子の肉を煮るなかれ」

    宗教の自由を求めて生まれたアメリ

    エノラゲイに乗っていた13人目の人物

    宗教戦争

    アメリカがドイツに原爆を落とさなかった理由

    ケネディ大統領、キング牧師が殺された理由

    俺の女をとりやがって教

    「お国のため」という宗教

    宗教家にこころから悪い人はまずいない、でも権力者に極悪人がいる!

 

第3章 神は存在するのか?

 

    神は本当に存在しないか?

    認知科学以前と認知科学以降のリアリティー

    ヴェルナー・ハイゼンベルク不確定性原理

    量子論によって「この世には真空がない」ことが証明された意味

    いずれ人類は宇宙さえも創る

    量子論と「空」

    東京タワーからハンカチを落として、落ちる場所は絶対にわからない!

    ユークリッド幾何学の誤解

    ゲーデルの証明不能命題

    1991年は神が正式に死んだ年

    ゲーデルチャイティンの最期

 

第4章 西洋のキリスト教と東洋の仏教

 

    アプリオリ

    釈迦は王侯貴族

    釈迦の思想

    毒矢のたとえ

    釈迦は暗殺された?

    お経をとなえることには意味がない

    2000年前の上座部仏教の煩悩

    釈迦はマントラを否定した!

    仏教は日本へどう伝わったか?

    釈迦の教えはハードコア

    中沢新一オウム真理教

    浄土は涅槃への中間地点

    なぜ、南無阿弥陀仏と唱えるのか?

    宗教は、この21世紀には不要

 

第5章 神・宗教から自由になる方法

 

    従工場牧師

    宗教の積極的ビジネス介入

    政教一致による自由

    完全に自由になるために

    餓死する人間が1人もでない世界

    2世議員と差別

    権利と義務はひっくり返っている!

    共産主義圏と資本主義圏

    納税のシステムはいらない!

    国会議員と公務員の仕事の対価は無給!

    この世に唯一絶対の価値の尺度はない

 

おわりに

 

    他人の価値観を捨て、自分の価値観で生きろ!

    コンフォート・ゾーンの外側に立て!

「1日10分」で脳が生まれ変わる

 

「夢実現本」や「成功法則本」の集大成が「夢をかなえるゾウ」、これらの法則はものすごい努力が必要

 

ルー・タイスの理論

・すべての認識はゴールが作る。

・すべての重要な変化は内側から始まって、外側に広がっていく

 

無意識のうちに周りの評価によって評価関数が決めらけている。

このような評価情報をブリーフ・システムと呼ぶ。

このブリーフが行動を決めている。

この無意識の行動を決めるシステムをブリーフ・システムと呼ぶ。

ブリーフ・システムを変えることができれば、「自我の判断基準」や「評価関数」が変わる。

つまり、記憶に対する評価が変わる。

ブリーフ・システムを作り上げているのは、「他人から聞いたこと」「物理的に体験したこと」という「情動記憶」であって自分で判断しているわけではない。

この情動記憶を変えれば自分は変えられる。


知識より情動に縛られているので、ゴール
(未来)から情動レベルを書き換える必要がある。

 

過去の情動ではなく、自分のゴールに縛られる

 

ゴールがないと過去の記憶に縛られる

ゴールがあるとゴールから何が重要かを決められるので、評価関数、つまり、自我が変わる。

 

情動で決めたゴールはゴール達成に必要なものが見えてこないが、自分で設定したゴールはゴール達成に必要なものしかみえない。

 

本物のゴールに出合うための二つの条件

・かないそうにない夢であること

want toであること(have toでないこと)

 

 

自分が望むゴールからコンフォートゾーン(心地よい状態にいられる領域)を設定すると、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が勝手に動いて、コンフォートゾーンに連れて行ってくれる。

 

退行睡眠

目の前の現実は記憶で形作られる。

退行睡眠状態のときに見ている世界は本物の物理リアルと同じ

 

脳は重要なことしか認識できない。

つまり、重要なものを変えれば脳は生まれ変わる。

現実は記憶で成り立っている。

現実は自分の興味あるもので作られている。

重要なものが自我という評価関数。

現実とは評価関数によって見える者。

評価関数は過去の記憶によるもの。

 

ゴールを達成した自分を「現在形」でイメージする。

いま、自分があるべき姿をイメージする。

 

ホーム状態に身を置く

→リラックスする

→抽象的な思考ができる。

→次にこういう行動をしたら、結果はこうなると先が予測できる。

 

216倍で仕事する

10分を1時間と考える

単語の数を1/6にする。

同時に6つのことをする

6*6*6=216

 

ゲシュタルト訓練法

→全体的な構造を認識するために、自分の立場より上の視点からものごとをみる。

→生産性がアップする。

 

新入社員の視点で考えると企画力がアップする。

 

時間は未来から過去に流れている。

時間が流れると現在が過去になる。時間が流れると未来が現在になる。

 

引き寄せの法則

引き寄せたわけではなく、見えるようになった。

 

ゴールを設定すると、見えないものが見えてくるようになる。

重要なものしか見えないので、ゴールを設定するとゴールと合致した物だけが見えるようになる。

 

科学という考え方

 

 

数学、物理、生物などの分野の違いがあっても、科学は一つ、

すべて関連している。

 

 

科学とは、自然法則の発見を基礎とする考え方

ケプラーが天文観測のデータから惑星の運動を解き明かし、

ガリレオが力学を、そしてニュートンアインシュタイン

 

 

チョムスキーの指導原理

・研究対象の記述や分類に没頭するのではなく、説明を心がけよ

・確固たる理論を築くことができるように、対象は絞り込め

・抽象度の高い理論を練り上げ、理想的な状態を想定する。

隷属なき道

 

最初のオランダ語版のタイトルは「ただでお金を配りしまょう」

英語版プリントオンデマンドでは、「現実主義者のための理想郷」

日本語版は、ハイエクの「隷属への道」の本歌取りで、「隷属なき道」

 

橘玲も「貧困問題を解決する方法として、国境を開放し、移民を受け入れるならば、

貧困に苦しむ人たちが所得を得る機会を得て三世代もすれば世界の貧困は劇的に改善する」と言っている。

 

ティモシー・フェリスの『「4時間」だけ働く』より多い一日三時間労働

 

すべての国民に文化的な生活を保障するだけの資金を給付するベーシック・インカム

ロボットが代替する近未来では、ロボットから徴収した税金を分配する。

 

福祉はいらない、直接お金を与えればいい

→日本の場合、医療費の扱いが悩ましい。

トマス・モアがユートピアで夢想したベーシックインカムハイエクフリードマンも支持した。

フリーマネーは収入増をもたらす

貧乏人、アルコール中毒者、麻薬中毒者、軽犯罪者もお金を無駄にしない。

 

欠乏感は長期的な視界を奪う

欠乏の心理→エルダー・シャファーとセンディール・ムライナサン

→欠乏感を抱いている人は短期的な問題を処理するのがうまい

 

 

イギリスのスピーナムランド制度は、捏造された報告書によって失敗とされた。

これを知らずにニクソンベーシックインカムをあきらめた。

 

GDPには、コミュニティ・サービス、店でのおかわり自由、ウィキペディアは含まれない。

 

弦楽四重奏には、四人の演奏者が必要である。

バイオリンの生産能力を上げようとしても意味がない。

ポーモルのコスト病


富を作り出すのではなく移転しているだけ

 

進歩のパラドックス

農業では生産性が上がると供給が増え、価格が下がり、収入が減る。

お金持ちになるとより金を使うようになる。

 

金銭(ベーシックインカム)、時間(労働時間の短縮)、課税(資本に対して)、ロボットを再配分する。

 

ヘンリー・フォードの孫が労働組合のリーダーであるウォルター・レアザーを

自社のオートメーション工場に案内した際に

孫が「ロボットたちにどうやって組合費を払わせるつもりだい?と尋ねると

レアザーは「あのロボットたちにどうやって車を買わせるつもりだね」と答えた。

 

国境を開くことで富は増大する。

3%の移民受け入れで開発支援総額の三倍の効果

橘玲の中国私論

 

 

改訂文庫本版が「言ってはいけない中国の真実」

重慶の火鍋は山椒であまりに辛いため、そのまま食べることはできない。

椀に入れたごま油が置かれ、食材をそれで洗ってから身を落としてようやく食べられるようになる。

 

中国人はエゴイストなので、共産党が暴力で縛り付けないと国が崩壊してしまう。

 

パソコンの買い方

ショップでパーツを買い、未開封のまま届けさせ、目の前で組み立てる。

 

人口の少ない国ではDIYしないと人手不足で社会が回らない。

 

グワンシ(関係)

広大な中国では、移動が避けられず、場所を基準とした社会秩序に意味がない。人口が多く流動性の高い社会では、人的ネットワーク(関係)を張り巡らせて情報を集め、少しでも有利な場所にライバルに先んじて、移動し、宗族のような共同体(関係)を利用して、暮らしを立てるのが効果的。

 

自己人(ズージーレン)。家族同様の関係。

グワンシは幇を結んだ相手との密接な人間関係。

幇の外にいるのが、外人(ワイレン)

中国人の世界観の基本は幇

 

幇は黒社会に通じていて、更に中国共産党にも通じる。したがってヤクザ組織がない。

黒社会(黒道)」と「中国共産党(の腐敗した部分を赤道)」の共通点

①伝統的な「政治的幇会」との類似

②主要な組織構成員が破産した農民と失業した流民である点

③平均主義の手段とユートピアの追及

④思想の排他性

⑤政治面での残忍性

⑥行動様式の秘密性

⑦不断の内部闘争

 

 

中国では法より人間関係を優先する人治社会。

 

漢字を受け入れた国は中国以外に韓国・北朝鮮ベトナム、日本。

このうち、韓国・北朝鮮ベトナムは漢字を放棄した。

ところが、近代になると、日中の文化の流れは逆転。

中国の知識人は、日本語で西欧の思想や文化を学んだ。

 

 

中国を理解するための視点→ 満博「現場」学者 中国を行く

・客観的な視点で見る

独特な社会主義

・組織構造の基本→省、市、県、郷鎮、企業ごとにフルセット

・過剰人口が背景

共産党の存在→共産党独裁

・地域による特殊性

・中国の人々

 

ヴァイツゼッカー演説は欺瞞ではなく国際ルール

責めを負うのは個人で合って民族全体ではない。

罪ある個人に代わって国家代表して謝罪する。

 

東京裁判で、天皇の戦争責任を免責し、A級戦犯を絞首刑にした。

これはA級戦犯の罪を認めたことになり、A級戦犯の眠る靖国神社に参詣すると

罪ある個人に責任がないと解釈される。

 

このため、責任は国家にあり、謝罪できるのは国家代表だけで、一介の個人には謝罪する資格はない。

 

周近平はXi Jinpingでありシー・チンピン、毛沢東Mao Zedongであり、せめてマオ・ツォトンと呼ぶべきだ。

 

アルコールから生じるアセトルアルデヒドを酢酸に分解できない遺伝子を下戸遺伝子と名付けるなら、その保有率は中国南部の23.1%に対し、北部では15.1%と大きく下がる。

 

中国南部と並んで世界的に「下戸遺伝子」が多いのが日本で、保有率は23.9%。それも近畿地方を中心とした本州中部に多く、東北と南九州、四国の太平洋側で少ない。

これは弥生人が中国南部を起源とし、縄文人と混血したためと考えられている。

 

 

リンカーンは確かに奴隷制を廃止したけれど、彼自身は黒人が白人と同等の存在などとは夢にも思ってなかった

ティーヴン・J. グールド 人間の測りまちがい

 

日本書紀は中国の史書を原点としたフィクション

 

日本から生まれた中国

日本の帝国主義に対して、抗日の機運が高まり、国恥と弱国意識から中国民族のアイデンティティがつくられていった

 

香港の民主活動家は中国の民主化を求めているわけではない。

実現したならば、香港の富は貧しい内陸部に分配される。

共産党が弱体化して、民主化を求める声が高まれば、豊かな沿岸部は独立し、自らの権益を守ろうとする。