akon2.00βのよっぱらいの戯言

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夢の操縦法

 

フロイトもハヴェロック・エリスも、ついにこれを入手することができなかった稀覯本だったらしい。フロイトが科学的に否定された現在において本書は読み物として復刊されたのでしょう。

 

起きている間に夢について思考をめぐらして、それを分析し、描写する私の習慣が、精神的な諸要素を無意味的記憶に映し込ませる結果となり、その記憶が眠っている間に夢となって現れる。

 

原理1 夢のない眠りはない。

原理2 夢のあらゆる像は、現実の生活の中から集められた記憶の陰画紙から生まれる。言い換えれば、われわれはかつて見たことのあるものしか夢に見ない。

原理3 眠りの中で考えよ、それが夢となって現れる。

 

眠りの幻想を支配するに至るための基本的な三条件

1. 眠っているときに、眠っている意識をもつこと。これは、夢の日記をつけるだけで、かなり短期間で習慣となる。

2. ある感覚を思い出して一定の記憶と結びつけること。睡眠中にこの感覚が現れたとき、われわれが結びつけた思考=夢を夢の中に導入するためである。

3. したがって、思考=夢が、夢の舞台をつくり、思考の原則に基づいて展開してゆくように(夢を見ていることを知るのに欠かせない)意志を働かせるとき、それが夢を操縦するということである。