akon2.00βのよっぱらいの戯言

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デカルトの誤り

 

 

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心と脳は分離していない。脳というハードウェアの上で心というソフトウェアが走っている訳ではない。それどころか心の働きは、身体性と切り離して考えることは出来ないひと続きのものである。 ――デカルト以来西洋で認識論の礎となってきた「心身二元論」、つまり身体と切り離された司令塔である「私」というものが存在するとした前提は、全くの誤りである。
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ソマティックマーカー仮説
外部環境に合わせてその都度、人間(動物)が知的判断を下す手順
ステップ1:外からの刺激が体表や目・耳・鼻などの知覚器官からの情報として脳に送られる。
ステップ2:脳はそれらの情報に基づいて①感情の想起、②判断、③更に高度な判断などを行う。
ステップ3:脳による新たな情報が身体にフィードバックされる。身体はこの状態を維持することで、脳が外的
要因に対してその人の内的イメージを作りあげることを促す。それによって、ある特定の外部状況と感情がセットで記憶されることになる。これが「ソマティックマーカー」。
ステップ4:次に同じような環境に出くわした時には、脳と身体が互いに以前の記憶をフィードバックし合うことで、血圧や呼吸が上がったり、ある種の感情(例=あの道は通りたくない)が瞬時に起こって考慮すべき行動
の選択肢を大幅に減らせ、その結果、絞り込まれた数の問題について合理的な判断を脳が下すことが出来る。

情動と感情のプロセスは生体調整のための神経機構の要

情動(emotion)と関係する感情(feeling)もあるけど、関係しないものも多い。

情動が理性と一緒になることで未来のイメージと明るさが重なり、夢や希望をもって計画的にとりくむことができる。未来の自分の姿をシミュレーションすることで、行動を起こす際に配慮しなければいけないポイントが予測できて高度な予測ができる。また実際に行動するときも、不快や恐怖などの感情によって、いちいち理性で判断しなくても瞬時に最悪の選択を逃れることができる。

目次
ヴァーモントでの不幸な出来事
明らかになったゲージの脳
現代のフィアネス・ゲージ
冷めた心に
説明を組み立てる
生体調節と生存
情動と感情
ソマティック・マーカー仮説
ソマティック・マーカー仮説を検証する
身体志向の脳
理性のための情感
補遺