akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色

インターネット>の次に来るもの 未来を決める12の法則

 

 

原題は”The Inevitable(不可避)”

変化は不可避。

デジタル化したテクノロジーが持つ本質的な力の起こす変化。

各章の表題を動詞の現在進行形で表記して、動詞化される世界がプロセスとして動いている姿を捉えようとしている。

 

ホロス(holos:世界規模でつながるインタラクティブな超生命体)を次のデジタル環境と位置付けているので、未来のインターネットという邦題をつけたのだろう。

 

ネット化したデジタル世界は名詞(結果)ではなく動詞(プロセス)として生成し(BECOMING)、世界中が利用して人工知能を強化することで電気のようなサービス価値を生じ(COGNIFYING)、自由にコピーを繰り返して流れ(FLOWING)、本などに固定されることなく流動化して画面で読まれるようになり(SCREENING)、すべての製品がサービス化してリアルタイムにアクセスされ(ACCESSING)、シェアされること(SHARING)で所有という概念が時代遅れになり、コンテンツが増えすぎてフィルターしない(FILTERING)と見つからなくなり、サービス化した従来の産業やコンテンツが自由にリミックス(REMIXING)して新しい形となり、VRのような機能によって高いプレゼンスとインタラクション(INTERACTING)を実現して効果的に扱えるようになり、そうしたすべてを追跡する機能(TRACKING)がサービスを向上させライフログ化を促し、問題を解決する以上に新たな良い疑問(QUESTIONING)を生み出し、そしてついにはすべてを統合したホロス(holos)という次のデジタル環境(未来のインターネット)へと進化していく(BEGINNING)。

 

 

プロトピア

人間が目指すところは、ユートピアでもディストピアでもなく、あるいは現状維持でもなく、「プロトピア」だと思う。

プロトピアとは、ほんのわずかであっても、昨日よりも今日よりもよい状態である。プロトピアを視覚化することはきわめて困難だ。なぜならば、プロトピアは新しい利益と同数の新しい問題を含んでいる。このような有用と崩壊との複雑な相互作用を予測することは非常に難しい。

 

ウーバーは車を持っていない

フェイスブックはコンテンツを作っていない

アリババは倉庫を持っていない。

エアビーアンドビーは不動産を持っていない。

 

ジョン・ペリー・バーロウのドット共産主義

「自由なエージェントだけで構成される労働力」

金銭を伴わない非集中型の贈与経済もしくは物々交換経済で、財産を所有することなく、テクノロジーアーキテクチャが政治的な構造を決める。

 

ビットは働きたがり

ビットは他のビットとリンクされたい

ビットはリアルタイムで気づかれたい

ビットは複製され、模倣され、コピーされたい

ビットはメタ情報になりたがる

 

12の法則

【法則1:BECOMING】ネット化したデジタル世界は、止まることのないアップグレードの連続で、ある状態に<なっていく>変わり続けるプロセスである。
【法則2:COGNIFYING】ネットワーク化された人工知能(AI)があらゆるところであらゆるものを認知し、新しいサービス価値を生み出す一方、人間の仕事を代替していく。
【法則3:FLOWING】あらゆるプロダクトがコピーされ、共有され、オープンに流れていく。
【法則4:SCREENING】情報が本などに固定されることなく、あらゆるところに存在するデジタル・スクリーンを通じて読まれるようになる。
【法則5:ACCESSING】あらゆる製品を所有することなく、サービスとしてアクセスすることができるようになり、リアルタイム化、分散化などが進む。
【法則6:SHARING】ソーシャルメディアなどを通じて、シェア、協調、コラボレーションなどが広まる。
【法則7:FILTERING】コンテンツが途方もない量となり、フィルターで絞り込むことの必要性が高まる。
【法則8:REMIXING】コンテンツを自由にリミックスして新しい形にすることが一般的となる。
【法則9:INTERACTING】VRのような機能が進化しリアルさを増す中、デバイスも進化し、人と人工物の相互の働きかけ(インタラクション)が容易になり高度化する。
【法則10:TRACKING】人の健康や行動などをトラッキングするライフログ化が進む。
【法則11:QUESTIONING】問題解決、質問に対する回答がスマートになっていく中、良い質問をすることの価値が高まる。
【法則12:BEGINNING】すべての人々、人工物、情報などが統合される新しい時代が始まっていく。