去年のリバイバルヒットをいまごろ読んでみる。
リバイバルヒットしたのは以下の帯(「46歳にしてアフリカの小国ルワンダの中央銀行総裁に突然任命された日銀マンが悪戦苦闘しながら超赤字国家の経済を再建しつつ国民の生活環境を向上させた嘘のような実話」)の効果らしいけど、帯でもなくバズったからでもなく、意図的なサイバーカスケードでバズらせたからではないかと思う。
良書なので結果としてはよかったと思う。
ルワンダ自体は外国にとって何一つ魅力(国土は狭く、人口は多く、資源は乏しく、経済的に自立不可能)はなく、ただ各国の利己的な国際政治の理由から支援されている。
これはルワンダ人が怠け者ではなく、自給自足しており、現金は税金と輸入品の購入に必要なだけで、輸入品は不足しているので、現金の必要性を感じていない。
もともと少数派(14%)の長身長頭のツチ族の王が支配する国であり、多数派(85%)の短身円頭のフツ族は隷属的地位にあったが、契約的な関係であり、フツ族の有力者にツチ族が娘を嫁がせる関係で、憎しみ合う関係ではなかった。
植民地時代に奴隷関係になっていた。