akon2.00βのよっぱらいの戯言

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「御手洗潔の挨拶」のあとがきが面白かった。

映画もエンディングまで見ないと気が済まないタイプなので、本もあとがきまでしっかり読みます。私の本もあとがきは気合を入れています。
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
主人公御手洗潔を映像化しない理由を業界を皮肉りつつ、さらに日本人をテンプレートして皮肉っているのが面白い。要約すると日本では職責があがると言葉遣いがぞんざいになり、逆にぞんざいな言葉を浴びせられにくくなる。会社組織をででも、身分制度を維持するために、自分を高位らしくみせる工夫を日本人は生み出した。そして、初対面ではへりくだり親しくなるつれて、ぞんざいになり、上位者に対しては、見せ掛けにへりくだり、下位者には空威張りする。しかし、主人公は、初対面ではぞんざいに、親しくなるにつれて、丁寧に、
上位者にはぞんざいに会社には丁寧いう設定の主人公なので、映像化すると単に傲慢に描かれてしまうので映像化したくないそうです。