akon2.00βのよっぱらいの戯言

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ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

ゼロワンジャンキーといたしましては、とても共感できました。
(お前が何を生んだのかと言われれば結果として失敗したので何も生んでいないけど)
リーンを初めとした最近の定石*1を否定しています。

×少しずつ段階的に前進する ○小さな違いを追求するより大胆に賭ける
×無駄なく柔軟である ○出来の悪い計画でもないよりまし
×ライバルのものを改良する ○競争の激しい市場では収益が消失する
×販売ではなくプロダクトに集中する ○販売はプロダクトと同じくらい大切

MVP(Minimum Viable Product)は、「ちっぽけな考え」だ。



ベンチャーのリターンは正規分布ではない。
ベンチャーに当てはまるのは「べき乗則」だ。
→ 一握りのスタートアップがその他すべてを大幅に上回るリターンを叩き出す。
→したがって、資金をばらまいて投資するのは間違いだ

■破壊しない
「破壊」は既存企業への脅威を表すために提唱された「概念」であり、
「破壊」に拘ることは、自分自身を古い企業の視点で見ることだ。
古い業界を意識するよりも、想像に力を注ぐべきだ。

■ラストムーバーになる
先手を打つのは手段であって目的ではない
「何よりも先に終盤を学べ」

ティールの法則
・「誰と始めるか」
・所有:株主は誰か?
・経営:実際に日々会社を動かしているのは誰か?
・統治:企業を正式に統治するのは誰か?
・バスに乗るか、降りるか
→スタートアップにかかわる人間はフルタイムでなければならない
・「キャッシュ・イズ・キング」は間違い
→CEOの給与が少ないほどうまくいく
・利害の一致
→スタートアップは高給を支払わなくていい。給料よりいいもの、自社の所有権を提供できる
→自社株という報酬形態は、社員の意識を未来価値の創造へと向ける。
・起業の瞬間を引き延ばす
新しいものを作り出している間は創業が続く。

■ビジネスプランの成否を分つ「どんなビジネスも答えを出すべき七つの質問」
1. エンジニアリング:段階的な改善ではなく、ブレークスルーとなる技術を開発出来るだろうか?
2. タイミング:このビジネスを始めるのに、今が適切なタイミングか?
3. 独占:大きなシェアがとれるような小さな市場から初めているか?
4. 人材:正しいチーム作りができているか?
5. 販売:プロダクトを作るだけではなく、それを届ける方法があるか?
6. 永続性:この先一〇年、二〇年と生き残れるポジショニングができているか?
7. 隠れた真実:他社が気づいていない、独自のチャンスを見つけているか?


要するに成功者をまねするのでなく、自分で考えろということだと思う。

*1:定石とは以下を指していると思われる。
THE GREATEST RISK IS STANDING STILL.
Fail Fast, Fail Cheap, Fail Often, Fail Smart。素早く(Fast)、損害の少ないうちに(Cheap)、何度も(Often)、賢く(Smart)失敗(Fail)しましょう
シリコンバレーの常識とか流儀とかいわれてスタートアップで呪文のように唱えられているらしい。Mistake is invent. Opportunity lost is failure.