発刊当時に読んでいたならばきっとPCRの発見のすごさに気が付かなかったであろう。
そもそも当時にこの本を取っていなかったわけだし。
彼が存命だったらC-19に対してなんといっていただろうか。
五感に加えて、無重力感覚と時間経過感覚がある。
PCRの論文は、ネィチャーにもサイエンスにもリジェクトされていた。
1万日目の誕生日とか占星術について科学的に取り組んでいたり。
コレステロールの悪玉と善玉の比が健康にお烏帽子ているかどうかの確実な証明はない。
コレステロールは体に必要な物質である。だから、体内で合成されている。
有害であるならば、進化の過程でかわりの物質を作り出している。
人間の消化器官は食べたものを生物に共通の単位分子まで分解する。
これらの小さな単位分子だけが吸収されて血液の中に入ってくることができる。
単位分子は門脈を通って肝臓に送り込まれる。
肝臓はそれを全身の細胞に向かって送り出す。
この時点で食べたものが何であるか知りうる細胞は存在しない。
ただし、完全に単位分子まで分解されないものがある。
そのような物質にビタミンがある。
ビタミンは有機化合物である。大部分の生物は自分で単位分子を組み合わせることができる。
人間は進化の過程でビタミンのような化合物を作り出す能力を失った。
ビタミンは食物として摂取でき、分解されずに肝臓で貯蔵できた。
血液中でも分解されないので、肝臓からビタミンが送り出され、全身の細胞が利用できた。
つまり、合成能力は失ったが問題ではなかった。
むしろ、合成能力を保持している生物より、効率的であった。
ビタミンのA、B、C、D、Eは失った順である。
食品中の特定の成分が健康の維持に必須である。
ただし、神経質なほどのバランスには意味がない。
人はたくさん食べれば太り、食べなければ痩せる。
ダイエットに関してこれ以上の真実はない。
つまり、何を食べたか食べないかはあまり重要ではない。
エイズ治療薬AZTはDNAの複製を阻害することでHIVを殺すが、
同時に身体の細胞(たとえば、CD4免疫細胞)も殺す。
CD4免疫細胞はHIVを殺す能力があるにもかかわらず。
同様に、ガンは人を死に至らしむが、抗がん剤も人を死に至らしめる。
ノーベル賞に値するはマウスといっており、エンゲルバートに会ったことがあるらしい。
ステイタスをクルマで見せよう、というのはまったく私のテイストじゃない。
バイオCDは、血液採取して遠心力でCD内をめぐって検査結果はネットから得られるというもの。
PCRは「ウイルスの特定にはふさわしくない」とは、本書では言及していないことは確認できた。