AI時代に人間が何をすべきかを予想していた。
いまとなっては、「右脳・左脳論」は間違いであったが、ここでは不問にしておく。
第四の波
情報化社会(第三の波)からコンセプチュアル社会、既存概念にとらわれず新しい視点から物事をとらえ、新しい意味付けを与えていく
右脳型の能力
■ハイコンセプト→新しいことを考える人
パターンやチャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて何か新しい構想や概念を生み出す能力
■ハイ・タッチ
他人と共感する能力、人間関係の機微を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力、そしてごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力
「今の仕事をこのまま続けていいか」の三つのチェックポイント
(1)他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
(2)コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
(3)自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
六つの感性
①機能ではなく「デザイン」
実用性と有意性
②議論よりは「物語」
情報が氾濫している現代の社会では、データを元にして議論をするだけでは人を動かせません。
相手の感情を動かす様な「物語」を作る必要があります。
人間は論理を理解するようにはできていない。人間は物語を理解するようにできている。
物語医学
→ナラティブ・メディスンは,医療従事者が患者の病いの物語を聴き取り,理解し,誠実に寄り添うための能力を育てる
③個別よりも「全体の調和」
バラバラの断片をつなぎ合わせてみる力
これから成功する可能性大の三タイプ
・境界を越えられる人
・発明できる人
・比喩を作れる人
コンセプトの時代には、各関係の間の関連性をつかむ能力が必要
→システム思考、ゲシュタルト思考、ホリスティック思考(全体論的)、全体像を見る能力
④論理ではなく「共感」
他人をうごかしているものは何か理解し、人間関係を築いて人を動かす。
⑤まじめだけでなく「遊び心」
「遊び心」があると右脳が活性化する
⑥モノよりも生きがい
物質的に満ち足りた現代の社会においては、モノではなくコト、生きがいや自己実現を追い求める。