akon2.00βのよっぱらいの戯言

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イノベーションの達人 発想する会社を作る10の人材

 

ヴュジャデ

テジャヴュの反対。

「見慣れたものを初めて見るように見ること」

 

情報収集をするキャラクター
刻一刻と変化する社会に組織が対応するために、常に新しい情報を集めてくるキャラクター
・人類学者

ヒトの行動を観察し、提供されている製品やサービスが、相互的・感情的にどう相互作用しているかを理解し、組織に新しい情報や発見をもたらす。前に何度も見たことがある行動をまるで初めて目にしたかのように捉え、現場での発見から知識を得ることが出来る。イノベーションの源泉は解決すべき問題が何かを知っておかなければ始まらない。そしてこのキャラクターを演じるヒトは、問題を新しい枠組みで捉えることに長けている。


・実験者

常に新しいアイデアのプロトタイプを作りながら、建設的な試行錯誤を繰り返し、それによって新しい情報を得る。この役に必要な資質はひたむきな努力を重ねる情熱と好奇心、思いがけない拾い物に気がつく柔軟性である。様々なアプローチやアイデアを試すのが大好きで、初期の段階での失敗を恐れない。ざっとスケッチに書いたり、発砲パネルをテープでつぎはぎしたり、ビデオ撮影をしたりして、新しいサービスのコンセプトに性格と形状を与える。プロトタイプを常に更新することで、実験者は組織を新鮮に保つ。また、計算されたリスクを積極的におかしていくことで、次のステップに大躍進できる。(プロトタイプを作れないアイデアはなく、それ自体は美しくある必要はない。)


・花粉の運び手

異なる業界や文化を探り、そこで発見したことを自分の事業特有のニーズに見合うように変換する。この役割は、ある状況やある業界に賢明なソリューション(花粉)があることを発見し、別の状況に置き換える。すると、それが画期的なソリューションになることを発見する。それを実現する為に必要なのは好奇心と柔軟な頭脳である。多方面に関心が強く、それを隠さないので、多彩な経験が得やすく、一つの経営課題からのアイデアを拝借して、以外な別の状況に活かすのがうまい。
特に関連のなさそうな複数のアイデアやコンセプトを並列させることによって、新たに優れたものを生み出す能力がある。花粉の運び手は学ぶのがうまいだけではなく、教えるのも上手で、知識やアイデアを広める手伝いをする。

 

土台をつくるキャラクター
どんなに良いアイデアでも、それらを進めるときには、絶えず時間や関心や資源の取り合いをしなければならない。土台をつくる役割を担う人々はアイデアを進めていくプロセスの中で予算や資源の配分を決めていく。
・ハードル選手

イノベーションに至までのプロセスに置かれている多くの障害物を乗り越えたり、やり過ごす。この役割のヒトは少ない資本で多くのことを成し遂げる。プロジェクトがピンチに陥ったとき状況を見極めた上で積極的にリスクを負い、障害を乗り越える。チーム内で最も世間知に長けたメンバーである。

・コラボレーター

多彩な集団をまとめあげ、集団の中央から指揮をとり、新しい組み合わせや分野横断的なソリューションを生み出す。このキャラクターは多様な人々の集団に活気をもたらし、多くのヒトをまとめて遂行させる。さまざまな分野の手法を取り入れ、その意欲と能力によって、組織内の分野の壁を越え、人々を各自の専門分野からうまく引っ張りだす。この役割のヒトは個人よりもチームを重んじ、個人的な達成よりも、プロジェクトの完遂を目指す奇特な人である。コラボレーターは社内の懐疑的な意見に対し、最高の防壁になる。プロジェクトに対する反対意見を、うまく反転させ前向きな力に変えてしまう。

・監督

才能あるキャストやクルーを集め、彼らの持つクリエイティブな才能を開花させる手助けをする。この役割は目標に向かって常に製作過程を前進させることである。サービスを提供するにも、新しい顧客体験を生み出すにも、ビジネスの基本的な前提をしっかりと認識し、現在の仕事が次のプロジェクトにつながるように、いつも複眼的な視野を持って行動する。


実現するキャラクター
情報収集をする役割から得られた発見を適用し、土台をつくる役割から委託された権限を利用して、イノベーションを実現させる。

・経験デザイナー

機能的だけでなく、表に出てこない潜在的な顧客ニーズに対して、説得力のある経験をデザインする。優秀な経験デザイナーとは製品・サービス・デジタルインタラクション・空間・イベントなどを通じて、顧客と組織、またはメンバーの間に素敵な出会いを演出する。彼らはどんなに平凡に見える製品でも、手を加えることで非凡な体験を創造する。(これがプレゼンテーションで行われれば、クライアントだけでなくメンバーさえも会社のわくわくするような未来を感じることができる)


・舞台装置家

プロジェクトチームが最も良い仕事ができる舞台を設営。オフィス環境などの物理的環境を、メンバーの行動や姿勢に影響を及ぼす強力なツールに変換させる。クリエイティブなオフィスは巧みに設計された芝居の舞台や映画のセットのようなものでそれが、作品全体の出来を支える。共同作業を大いに満喫する会社でも、その前提には個人を尊重する。自分の作業空間のカタチや個性を自由に作れる権限を従業員に与えてやれば、楽しくて温かみがあって、刺激的な会社のキャラクターがさらに強まる。


・介護人

サービスを超えたケアを顧客に提供する。顧客のニーズを予測し、つねに即応できるようにする。介護人は樓を惜しまず、顧客の理解に努め、各人の関心や要望を聞き出すのがうまい。

語り部

人間の根本的な価値を伝えたり、特定の文化の特質を強固にしたりする説得力のある語りを通じて、内部の士気を高め、外部からの評判も高める。
ビジネスは常に顧客やパートナーに物語を語っている。彼らは新しい試みやひたむきな努力やイノベーションを説得力のある物語にして、私たちのイマジネーションを捉える。


物語を語る7つの理由
ストーリーテリングは信頼性を築く
ストーリーテリングは強い感情を解き放ち、チームの絆を深める
ー物語は物議をかもす問題や厄介なテーマについても探索する「許可」を与える
(感覚的なコンセプトも物語として語られると、自然と入ってくる)
ストーリーテリングはグループの視点に感化を及ぼす
(説得力のある物語はプロジェクトに方向性やインスピレーションを与え、グループの視点を形成する寓話となる)
ストーリーテリングは主人公をつくる(主人公がペルソナとなり、その人の願いを叶えるようにプロジェクトが動く)
ストーリーテリングは変革に関わる新しい語彙を提供する(最高の物語には、イノベーション活動に新しい枠組みを与えるフレーズや単語がふんだんに含まれている。物語の言葉はコンセプトを増強し、イノベーションの広まりを加速させる。)
ーよい物語は混沌に秩序をもたらす