時間は体重の4分の1乗に比例する
→体重が2倍になると時間が1.2倍長くゆっくりになる。
心拍数一定の法則
心臓が一生のうちに鼓動する回数は、生物のサイズに関係なく、およそ20億回
同じ系統の中では、大きなサイズの種は進化の過程で、より遅れて出現する傾向がある。
→体が大きければ恒温性に優れていたり、捕食されにくかったり、行動範囲が広がったりと有利な点も多いですが、寿命が長ければ突然変異によって新しい種を生み出す可能性を犠牲にしているということにもなるす。
標準基礎代謝は体重の3/4乗に比例する
・体が大きい
体積あたりの表面積が小さいので、表面を通しての環境の影響を受けにくい
・体が小さい
ライフサイクルが短いので、種の個体数は短期間で一気に増える
島の法則
島に隔離されたゾウは、世代を重ねるうちに、どんどん小型化していった。ネズミやウサギのようなサイズの小さいものは、逆に大きくなっていく。
→島という環境は、捕食者の少ない環境である。一匹の肉食獣を養っていくには、その餌として100匹近くの草食獣がいなければならない。ところが、島は狭いから草の量がたとえば10匹の草食獣しか養えないとすると、肉食獣の方は餌不足で生きていけないが、草食獣の方は生きていけるという状況が出現する。こういう環境下で、ゾウは小さくなり、ネズミは大きくなる。
エネルギーは、食べたものを「燃やす」ことによって得られる。呼吸によって取り込んだ酸素を使って食物を酸化する。酸化の過程で発生するエネルギーはATP(アデノ三燐酸)に蓄えられる。
酸素をどれだけ使ったかは、エネルギー使用量の目安になる。炭水化物、脂肪、蛋白質、どの栄養素を燃やしても、発生するエネルギー量は変わらず、酸素1リットルあたり、20.1キロジュール。
ループナーの体表面積の法則
恒温動物の酸素消費、あるいは基礎代謝の大きさは、動物の種や体重にはかかわらず、その体表面積に近似的に比例する。最初、代謝量は体重の2/3乗に比例するとされたが、後の精密な計測では3/4乗のほうがよく合うとされ、こちらに修正された。
大きくなるためには、呼吸器系や循環器系が必要