明文化されることはいいことだ。
リンクが切れたときのために『モデリング・リファクタリングの「不吉なにおい」』を引用しておきます。
- 絵巻物
業務フローが絵巻物のように長く,細かく,複雑に記述されており,業務フローが複雑すぎてよくわからない。第三者はもちろんのこと,本人もわからないケースもある
(リファクタリング)
範囲の明確化,目的の明確化,ハイパーリンクの導入,分岐の削除,ダイヤグラムの分割,マインドマップの導入
- ボーダレス
範囲や目的が不明確なため,業務フローの範囲が絞り込まれておらず,あいまいで,なんでもかんでもダイヤグラムに盛り込まれており,複雑で第三者が理解できない
(リファクタリング)
範囲の明確化,目的の明確化,マインドマップの導入
- 多くの分岐
業務フローに多くの分岐が含まれており,複雑で第三者が理解できない
(リファクタリング)
分岐の削除,ダイヤグラムの分割,ハイパーリンクの導入
- 情報過多
ノートなので,必要以上の情報が一つのダイヤグラム上に記載されており,業務フローが大変見にくくなっている
(リファクタリング)
情報過多の解消
- 目的の忘却
自分やメンバーが何のためにこのダイヤグラムを書いていて,どう使うのかがわかっていないことに気がついた
(リファクタリング)
目的の明確化
- 目的語レス
アクティビティに目的語が無いため,何をやっているのかがよくわからない
(リファクタリング)
目的語の導入(名前変更),マインドマップの導入
- データレス
アクティビティで使うモノやデータ,帳票,台帳が明確でないため,何をしているのかが判別できない
(リファクタリング)
オブジェクトフローの導入
- システムの喪失
システム化のプロジェクトや既存システムを扱っている業務フローで,どの部分でシステムが使われているのかさっぱりわからない。また,システムでどんなデータを扱うのかもよくわからない
(リファクタリング)
システムレーンの導入,オブジェクトフローの導入
- 詳細な手段
アクティビティが細かすぎて,業務フローが複雑になったり,読みにくくなったりする
(リファクタリング)
ハイパーリンクの導入
第三者がその業務フローを見てもさっぱりわからないような専門用語で構成されている。また,書いた本人は理解できるが,第三者には大量の説明が必要である
(リファクタリング)
目的語の導入,名前の変更
- 暗黒時代
ダイヤグラムを作成している途中に,どう書いていいかわからなくなる
(リファクタリング)
マインドマップの導入,目的の明確化