akon2.00βのよっぱらいの戯言

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いまさら、高須賀氏の記事に感動

サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢:後編より

例えばサイボウズという会社はグループウェアの会社で、それでトップになるには……、最終的にIBMからノーツを買う以外にわれわれが世界でトップになる道はないというのが、僕の1つの結論なんですね。
 そのためには、時価総額を上げてM&Aを繰り返す、これ以外にもうない。サイボウズで作ったビジネスモデルがそのまま世界に通用しない。通用しないというのは、それを展開していっても世界のトップにはなれない。

御意。シスコモデルそのまんまといえば、そうなんですが、ここで新会社をつくって再出発するというところが、凡人との違いなんだなぁ。地位にコイコイとしている雇われ社長とは大違い。

サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢:前編より

高須賀:社内ベンチャー制度の事業というのは、いわゆるシステムインテグレーターなんです。受託開発なんです。今の日本のソフトウエア産業の主流ですよね。それをやっていたんですが、単刀直入に言って僕にとってこの事業はおもしろくなかった。将来空洞化を起こして厳しくなるだろうというのと、「人×いくら」でレバレッジがきかない商売だって思ったんです。

これまた御意。人月がどうこうではなくて、労働集約型になっちゃって、拡大再生できないだよね。それで、パッケージに向かって成功させたところが、すばらしい。新会社ではどんなモデルで行くのか。興味津々。

高須賀:おっしゃるとおりです。1件1件お客さんに喜んでもらうのは、それはそれですごくうれしいし、楽しい仕事なんですが、ビジネスという視点で見たときに僕はおもしろみを感じられなかったんです。

仕事としては楽しいのにビジネスとしておもしろくない。おっしゃるとーおり。

やっぱり、僕は松下幸之助さんの影響をすごく受けていて、事業というものはどんどん拡大していくことにすごく意味があると教わっているので、そのギャップを感じて、もんもんと過ごしました。そして、この事業はちょっと問題があるなといろいろ考えるうちに、今のサイボウズの事業を思いついたのです。

ここまで読んで、なんで共感するのか納得できました。
大川功の門前の小僧としては、トヨタにしても、直系というのか、じかに、教えを請うた方の発言は重みが違いますね。ちなみに大川も松下流を取り入れ、現在の労働集約型モデルを導入してしまったのは、歴史の皮肉ですね。