akon2.00βのよっぱらいの戯言

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要求開発アライアンスって人月開発を推奨するの???

ビジネスにとって価値のあるIT化のためにより

一括受注形態は,確実に崩壊の道をたどるだろう。今までの開発は価値を生み出さないことをユーザーが知る。そして,ユーザー自らがコントロールしながら,その近くにITエンジニアを置いて開発を行う形態が普通になる。つまり,リスクはユーザー自身がヘッジしたほうがリスクがないことに気がつく。

常駐サービスという、従来からのモデルとなにが違うのかなぁ。リスクをユーザが負うだけで、モノを作れないSIerが契約形態を変えたからといって作れるようになるわけはない。問題は契約形態ではなく、つくれるかどうか。むしろ、リスクをユーザに負わせて、モノがつくれないのはユーザのせいだとするようになるから罪は重くないか。そして、ますます、モノがつくれなくなる。

そのような状況になると,開発会社との契約形態は,一括受注形態からタイムアンドマテリアル契約になっていく。

タイムアンドマテリアル(Time and Materials)契約:
 契約単価(時給)×作業依頼業務にかかった時間での契約

なにかの聞きかじりなのかな。派遣契約はこれ。アルバイトもこれ。カタカナにしても実態は変わらない。実際の契約書をみたことがないのかしら。派遣法に触れないために、派遣業の認可を受けていない企業が、受託ではなく、 契約するときに、この契約形態になる。稟議や支払いなどの事務手続き上、標準作業時間というを契約書に盛り込み、月単位で精算するので、自然と人月になる。そうでないと、多くの企業は予算が取れないはず。これが人月契約なんだよ。このあたりの企業の実情を知らないのかな。要求開発アライアンスうんぬんいうなら、ビジネスの実態をしってほしいな。ビジネスの実態も知らずに机上の空論で、要求開発されたらたまらないよ。
筆者の主張のまま契約すると、作業がいつ終わるかわからないので、次の契約を営業しにくい。つまり、生産性が高い技術者ほど職にあぶれる構造になる。
営業「もう終わらしてしまったの。あと二週間は作業していてくれないとつぎの契約は間に合わないよ」
筆者は契約締結まで時間がかかるというビジネスを実態を知らないのか。
営業「今月はもう休んでいいよ。でも給与は日割りね」
となってしまうでしょ。だから、実際には行われないのね。こうなってしまうから人月契約になってしまい、それが問題のひとつであるといろいろな人が議論している。理想論では飯は食えないんだよ。

これは,はじめから時間制限で出された要求に基づく見積もりと一括契約がナンセンスであることにユーザーが気づくころから急激に変化するように思われる。

タイムアンドマテリアルで延々と金をむしりとられるより、想定した予算をどぶに捨てた方が、被害は少ない。一括契約で、モノを完成させることを約束することのどこがナンセンスなんだろう。どぶに捨てたお金より、モノができなくて生じる機会損失が嫌なのである。モノができないと困るので、ユーザ主導でやるのである。つまり、SIerは信用できないと前提の契約。気がつかなければならないのは、ユーザではなくSIer。モノが作れるなら、ユーザとしてはどっちの契約でもいいのである。むしろ、一括で受けてほしい。作れないという前提の契約を推奨としてどうするの。ノーリンクで御代はいただきますってどうどうといわれてもなぁ。まったくユーザのことを考えていないよ。

現在,一括受注形態は,開発会社主導による無駄な要求の獲得,根拠のない見積もり,という状況がユーザーだけではなく開発会社自身をも苦しめている。

ほうほう、筆者はこんなことをしていたわけだな。少なくともこんなことをしている企業を知っているわけだ。「根拠のない見積もり」というが、さきの

 契約単価(時給)×作業依頼業務にかかった時間

において、契約単価の根拠について、明確に説明できるわけだ。しかも、作業依頼業務にかかった時間の正当性を説明できるわけだ。作業依頼業務にかかった時間って能力の低い技術者を押し付けられたらたまらないね。苦しんでいるのは、能力がないだけじゃないの?

 「一括受注形態が崩壊するなんてそんなバカな」と思われるかもしれないが,一度この流れが起こると,途端に津波のようにパラダイムシフトが押し寄せるだろう。もし,このような津波が日本にやってこないとすれば,日本のIT業界自体が崩壊の道をたどるようにも思える。

一括受注形態が主流だったら、人月契約についての議論なんてでてこない。一括受注の見積もり算定根拠に人月が使われることは否定しないけど、それ以前に一括受注は、少数派じゃないのかな。キャッシュフローが潤沢じゃないと、分割納品という裏技はあっても、一括では受注できないんだよ。そもそもないものは崩壊しないとというツッコミは別として、むしろ、リスクが多くてSIerが一括受注できなくなってきているんじゃないのかな。まぁ、これだけ、現状認識の甘い(浮世離れした)方が業界にいるのだから、崩壊しても致し方ない。

 また,ユーザー企業が本格的に,ITがビジネスの根幹を担うことを理解すると,IT系企業とユーザー系企業の中でエンジニアの流通が始まるだろう。

ユーザ企業は「ITがビジネスの根幹を担うことを理解していない」って読み取れるんだけど、なんか、ユーザ企業を馬鹿にしていないか。理解しているからIT化を発注しているのに、それを実現できないIT企業こそ、理解してほしい。
ところで、交流ならまだしも、「エンジニアの流通」ってなんだよ。常駐している「優秀な」エンジニアが引き抜きに合うことかな。多くのSIerはユーザ会なるものをもっているだろうし、そもそも「ITがビジネスの根幹を担うことを理解する」と流通が始まるってなにがいいたいのかな。

あきれてしまい、以下、読むのを止めたので、誤解しているかも。