akon2.00βのよっぱらいの戯言

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共感覚者の驚くべき日常

 

 

勝手な妄想として、共感覚が得られる際に片頭痛を伴っていたならば、得られる知覚に対して、伴う苦痛が大きければ、共感覚が得られなくてもいいから、片頭痛をなくすように進化した可能性はある。

 

「赤い糸」って見えないと思うんだけど、「赤い」ってわかったひとは共感覚だったんじゃないだろうか。「腐れ縁」は「グレー」かなぁ。

 

共感覚とは、ある刺激が同時に他の感覚も刺激するような感覚を指す。

つまり、音を聞くと色が見えたり、何かを食べると味覚と同時に何か物体を触っているような感覚を覚えたりするのである。

局所脳血流を測定することで、それが本人の脳の中で実際に起こっている現象の反映であることを証明。

 

共感覚との類似性をもたらす意識変性状態

LSDで誘発される共感覚っぽいもの

写真記憶(フォトグラフィック・メモリー)の持ち主

側頭葉てんかんの持ち主のアタマの中でおこっていること

感覚遮断実験でもたらされる共感覚めいた現象

解放性幻覚がもたらす感覚(幻聴や幻視のこと)

大脳皮質に直接の電気刺激を与えると生じる感覚、

 

脳科学

・意識と動作

行動を起こす際、脳では一秒くらい前から準備をしている。

即ち、自分で行為を意識する前から、脳では活動を開始しているのである。

例えば指を動かす場合、自分が意識して動かしていると思いがちだが、自分で動作を意識する前から、脳では指を動かす指令が飛ぶなどの準備が始まっている。

・機能の局在化

-神経インパルスの流れは直線的ではなく、並列的、分散的、多重的である。

情報を伝達する経路も、神経だけではなく並列的に動作している。

-機能の局在化は一対一ではなく、分散システムとして考えられている。

分散システムは多数対一のマッピングであり、ある脳部位が多数の機能に寄与しているのである。

-皮質は現実のモデルを包含し、外界に何が存在するかを分析するが、その情報の突出性を決定するのは辺縁脳である。つまり、膨大な情報から必要なものだけを選択・認識するのは、情動を司る辺縁脳。

-私たちの行動を究極的に形成するのは情動的な評価であり、理屈で考えているのではない。

-精神を機械になぞらえるアプローチはすべて不適切である。私たちを人間にしているのは、理性より情動だからだ。

 

片頭痛共感覚の生理は、似ている。

共感覚は刺激によって喚起され、片頭痛代謝と血液循環の変化によって喚起される。

 

「なぜ一部の人々は共感覚をもっているのか」と問うことが間違っていたのである。むしろ「なぜ一部の人々は共感覚が意識にのぼるのか」

 

どうすればいいかを知らないまま、以前に直面したことのない問題をなんとか解決し、

混乱した状況に秩序をもたらすようなやり方で創造的な解決策を行使して、問題に働きかける。

人は合理的な法則にはならない。ただ行動する。

日常の経験についての私たちの考えは、実際の経験の上に浮かんだ浮遊物である。

 

チョムスキーが指摘しているように、六歳の子供でも、私たちが書きだせるだけの法則よりたくさんの文法を頭の中に持っている。

 

意識は情動の一種

意識は情動の動機や目的志向の行動と固く結びついている。

推進的、目的論的行動に皮質は必要がない。

辺縁系があれば目的のある行動をする。

辺縁系には記憶形成の中心となる組織があり、目的志向の行動は長時間の継続を要する。

与えられた刺激に瞬間的に反応するものは目的志向の行動にならない。

目的志向の行動をするには、内部から行動を指令する何らかの記録あるいは記憶が必要だ。

辺縁系の海馬は、脳のさまざまな部位から送られてくる運動の情報を記憶と結びつけ、

目的のある行動を可能にする部位として理想的だ。

 

AIはまだ液性伝達に取り組んでいない。

 

現在のニューラル・ネットワークの重要な特徴であるワーボスの逆伝播法(バック・プロパゲーション)は、情動のモデルを組み入れてネットワークの性能が上がった

 

辺縁系の内部は400ヘルツで計算を実行するが、5ヘルツという遅い外部クロック、すなわちシータ波のリズムに支配されている。言い換えれば、低速クロックに高速計算機が埋め込まれている。

 

皮質も高速のモジュール計算を実行するが、アルファ波の周波数である10ヘルツという低速のクロックに支配されている。この二対一という比率は、判定の適応に必要な比率である。データの保持、貯蔵、再評価は、判定のサイクルの二倍になるようなやり方でする必要がある。この二対一の比率は、辺縁系の評価と皮質のモデルのアップデイトとのあいだに、次のような様式で存在する。外界の状態が皮質に送り込まれ、その0.2秒後に評価が出てくる。しかし、辺縁系の内部では、成分要素が毎秒400回という猛スピードでまわり、その評価を導き出すのに必要な中間段階を実行している。

 

AIの信奉者は理解していないが、彼らが人間主義者に課した、なぜ知能にクオリアが必要なのかを示すという責務はすでに解決されている。今度は、一般的な思考をうまくやりとげる知能機械をめざす前に、情動を複製することが彼らの側の責務になったようだ。

 

共感覚」には、「クオリア(感覚質)」という概念が深く関わっている

クオリアとは、「心的生活のうち、内観によって知られうる意識の現象的側面(現象的意識)のこと、またはそれを構成する個々の質感」のことで、たとえば、「夕日が赤く見える、あの感覚」といったものこれを科学的に言うと「波長630~760nmの電磁波が視細胞に捉えられた時に、脳に起こる現象」

となる。

 

共感覚大脳辺縁系で生まれる。