人は他の個体に子育てを手伝ってもらうことで、他の類人猿より子供がたくさん作れる。
人は脳が大きくなってから石器を使い始めたのではなく石器を使い始めてから脳が大きくなった。
人は直立二足歩行を始めてから約450万年もの間
石器も作らなかったし、脳も大きくならなかった。
脳は体全体で使うエネルギーの20-25%を使う。
このためにカロリーの高い肉を食べる必要があり、肉を食べるためには石器が必要で、石器を作るようになった。
人の直立二足歩行はチンパンジーの四足歩行の1/4しかエネルギーを使わない。
植物は栄養価が低いためたくさん食べなければならず、消化にも時間がかかる。
肉は消化しやすいので、時間もかからず、腸も短くてすむ。
このことによって、腸に使っていたエネルギーを脳に回すことができる。
腸が短くなったことでウエストがほそくなり、走りやすくなった。
食事や消化に時間を取られなくなったことで、時間ができ、人間は知的活動ができるようになった。
汗をかくために毛がなくなった。
脳化指数
地球で人類がもっとも脳化指数が高い動物になったのは150万年前。
それまでの数千万年はイルカの方が高かった。