akon2.00βのよっぱらいの戯言

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人体600万年史

 

 

エデンの園からアダムとイブの追放が狩猟採取の生活様式の終焉を意味している。

 

農耕牧畜民は狩猟採集民より、多くの食物を手に入れられ、それゆえ多くの子供を得られるが、狩猟採集民より必死に働かなくてはならない。

 

狩猟採取のために身に着けた持久力は農業革命によって不要になり力が必要になった。さらに産業革命によってその力すら不要になった。

 

農業によって大人数を養えるようになったが、

密集して定住することによって感染症を助長することになった。

 

また、農業によって、栄養の多様性と質が失われた。さらに少ない種類の作物に依存するために飢饉に弱い。

 

私たちは、健康になるように進化したのではない

 

■約700万年前

人類の最初の祖先がチンパンジーから分岐。

より効率的に食物を集めるため、そして歩くときの燃費を減らすために二足歩行を選択。

■約400万年前、アウストラロピテクス

固い食べ物を噛むために適応した歯と顔、そして食べ物を採集するために適応した長距離歩行能力。

→地球の寒冷化により、採取できる果実が減り、分散した。

■約240万年前、ホモ・ハビリス

脳がやや大きくなり、鼻面が突き出なくなった。

 

■約190万年前、ホモ・エレクトス

現生人類の形状に近い足と腕が長く進化。

安定した頭部、外鼻、なで肩、くびれたウエスト、大きい大臀筋、長いアキレス腱、完全な土踏まず、短い足指、大きな股関節、膝関節、足関節。

 

突き出た鼻は、鼻腔内での加湿により乾燥した空気を和らげることができる。

 

道具を発明し、狩猟や食品加工に用いた。例えば肉や植物を食べる前に切り刻むことにより、①咀嚼と消化にかかる時間の短縮(他のことに使う時間の創出)、②摂取カロリーの増大、③歯と咀嚼筋の縮小がもたらされた。これにより腸に回すエネルギーを脳の成長に回すことができた。→人類の脳は進化とともに大きくなり、腸は小さく短くなっている。

槍の穂先という武器と、火の使用。

→食料の採集と消化効率が上がったほか、寒冷な地や夜間など、行動の幅が大きく広がった。

 

以前より大きなエネルギーを得られるようになったことと、人間相互に協力して食料を確保した方が生存と繁殖に適していることを背景に、彼らの脳は徐々に大きくなる。結果、人類は高度な意思疎通や協調行動がとれるようになっていった。

 

口腔は、しゃべることに最適化されている

人以外のすべての哺乳類においては、鼻と口の奥の空間(咽頭)は、二つの管に分かれている。内側の管は空気の通り道で、外側の管は食物と水分が通る。それぞれの管は、舌の基部の喉頭蓋と、鼻腔を封鎖する軟口蓋とが接触していることで境目ができており、食物が気道に入り込むことはない。

人だけは直立することで喉頭の位置を下げたことにより、軟口蓋と接触していない構造となった。これにより舌の奥に大きな共有スペースが発達し、食物と空気の両方がそこを通って食道か気道かのどちらかに入ることになった。結果として、餅や蒟蒻ゼリーが喉の裏側に入って、気道を塞いでしまうことが起こる。

言語は加圧されながら吐き出された空気の流れになる。類人猿と比較して、人間の喉頭の位置が低いこと、声道の垂直管と水平管がほぼ同じ長さになって、喉頭蓋と軟口蓋の奥の空間が開けている。この空間のおかげで、音声言語が成立する前の段階で、「複雑な発声」が可能になった。窒息リスクという大きな代償を払って、より明確にしゃべることに適応したという。人を人たらしめている、発話や言語というコミュニケーション能力は、この適応に支えられている。

 

 

■大量のエネルギーを消費する脳に糖分を送り続けるため、人類は効率よく脂肪を蓄えるようになった。現代ではジャンクフード等により脂肪蓄積効率が上がりすぎ、人類は脂肪過多に悩んでいる。脂肪は炭水化物から簡単に合成される一方、脂肪の1グラム当たりエネルギー量は炭水化物やたんぱく質の2倍以上ある。

 

■脳の進化は道具を生み、コミュニケーションを生み、記録を生んだ。人類は生物学的進化に加えて文化的進化という武器を得て、ネアンデルタール人やデニソワ人を駆逐していった。

顔が小さく、頭蓋の突出が減った。

■約1万2000年前、農業革命

定住し、牧畜や農業を始めるようになる。それは獲得カロリー数を飛躍的に伸ばし、人口も爆発的に増加させる。

弊害
感染症の流行
②天災等による飢餓への直面
③少数の農作物に依存することによる栄養の偏り(不足)
④食物を長期保存することによる汚染(カビなど)
⑤でんぷんや糖の摂りすぎによる虫歯

 

特に「感染症の流行」は人類に最大の影響を与えた。感染症を媒介する生物が農業の開始によって人間により身近になったのである。例えば以下の通りだ。

・一か所に多数の人間が住むことによる不潔さ⇒ネズミ(ペスト、チフス等)

・用水路の整備⇒蚊(マラリア、黄熱病等)

・家畜⇒牛(結核、はしか等)、豚(インフルエンザ等)

環境の変化に人間の免疫系の進化が追い付かなかったということである。

 

農業は確かに余剰を生み、その余剰によって、芸術、文学、科学といった「文明」が生まれた。その反面、余剰生産物は社会にヒエラルキーを生み、ひいては圧政、奴隷制、戦争、飢饉など、狩猟採集社会にはなかったさまざまな害悪をもたらした。さらには感染症や栄養不足も生んだ。それらは人類が狩猟採集民のままでいれば起こらない死だった。

 

■18世紀にはじまる産業革命

栄養過多、運動不足、睡眠不足、ストレス増加、腸内細菌の減少等である。

 

ミスマッチ仮説
身体機能の多くが私たちのもともと進化した環境においては適応的だったが、いまの私たちが作りだしてきた現代環境においては不適応となっている


ディスエボリューション

食べ過ぎと運動不足が原因と判っていても、それを次世代に伝えていってしまう悪循環。

 

■非感染性ミスマッチ病(仮説)

胃酸の逆流/慢性胸焼け

偏平足

にきび

緑内障

アルツハイマー

痛風

不安障害

槌状趾(ハンマートゥ)

無呼吸

喘息

高血圧

水虫

ヨード(ヨウ素)欠乏症(甲状腺腫/クレチン症)

注意欠陥・多動性障害

埋伏智歯

腱膜瘤

不眠症(慢性)

がん(一部)

過敏性腸症候群

手根管症候群

乳糖不耐症

虫歯

腰痛

慢性疲労症候群

不正咬合

肝硬変

メタボリックシンドローム

便秘(慢性)

多発性硬化症

冠状動脈性心疾患

近視

クローン病

強迫性障害

うつ病

骨粗鬆症

糖尿病(2型)

足底筋膜炎

おむつかぶれ

多嚢胞性卵巣症候群

摂食障害

妊娠高血圧腎症

肺気腫

くる病

子宮内膜症

壊血病

脂肪肝症候群

胃潰瘍

繊維筋痛

 

■ミスマッチから発生する病気に共通する特徴
・原因に対処しにくい非感染症である
・繁殖適用度に影響を及ぼさない
・原因が人間にとって利点のあること

→高血圧になると分かっていながら、塩分の強い食べ物を好んで食べることなど

■進化的ミスマッチ

・栄養過多(特に炭水化物と糖の取りすぎ)による虫歯や糖尿病

・女性の産む子供の数の減少→月経の増加→生殖細胞エストロゲン(女性ホルモン)に晒される期間が延伸→突然変異のリスク増→乳がん

抗生物質や除菌グッズ等の普及

→細菌への遭遇率減⇒体内細菌と免疫系のバランスが崩れる→無害な異物に対しての過剰反応→アレルギー増

・靴を履くこと

→偏平足、足底筋膜炎、足指の曲がり

・本を読むこと⇒近視、近眼

・長く座ること⇒筋肉バランスの崩れ、腰痛

 

糖尿病など繁殖を終えた年齢の人間が罹るものなので、淘汰されるかどうかは分からない。

 

食べ物はタンパク質や炭水化物や脂肪に分解される。

タンパク質はアミノ酸、炭水化物は糖、脂肪は脂肪酸

炭水化物のほうが脂肪より容易に急速に燃焼されるが、エネルギーを脂肪ほど蓄えない。

炭水化物はグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)に分解される。過剰なグルコースとフルクトースは脂肪に変換されて肝臓に蓄積される。

 

フルーツジュースはしょせんジャンクフード。

工業生産された食品は食物繊維が取り除かれている。

食物繊維が含まれているとフルクトースはゆっくり消化され肝臓に達するのが遅い。つまり、肝臓はフルクトースを処理する時間があるので、燃焼できる。

 

飽和脂肪を食べるとLDLの値はあがる。しかし、LDLの値が高いことよりLDLの値が低い方が心臓疾患と結びついている。

 

高脂肪であるが低炭水化物(低糖)の食事(アトキンス・ダイエット)をとっているひとは、低脂肪で高炭水化物の食事をとっている人より、HDLの値は高く、トリグリセリドの値が低い。結果として、低炭水化物の食事をとっている人は低脂肪であっても高炭水化物の食事(LDLは低めるがHDLも低め、トリグリセリドは高めてしまう)をとっているひとより、アテローム動脈硬化になりにくい。

 

大粒子LDLより小粒子LDLのほうが動脈壁に炎症を起こす原因となるが、飽和脂肪の多い食事は、さほど健康に悪くない大粒子LDLのサイズを大きくする。

つまり、不飽和脂肪のほうが飽和脂肪より健康的だが飽和脂肪もそれほど有害ではない。

 

飽和脂肪酸は肝臓を刺激してLDLを多く産生し、動脈硬化のリスクを高める。不飽和脂肪酸はHDL値を高め、LDLとトリグリセリド値を下げて、心臓血管疾患のリスクを減らす。トランス脂肪酸は、LDLを増やし、HDLを減らす。

 

無糖ガムで虫歯の発生率を減らせる

固い樹脂のガムを噛んでいる子は顎が大きく発達し、歯がまっすぐになる。

 

裸足のランナーと靴を履いたランナーとの走行を比較すると、裸足のランナーはかかとではなく足裏の前方(フォアフット)で着地するフォームをとっており、こちらの走法のほうが着地時の衝撃が少なく、したがって怪我のリスクも軽減される。