Foresight Creationの解説書。
ファースト・ペンギンというより、アイデアの出し方。
Foresight Creationの流れを実行する八つの玉
①着観力(気づきを得る力)→受容と学習
Fact(事実)からunlearn(学んだことを意識的に忘れる)してFinding(気づき)を得る
Fact(事実)→客観的な事象
Finding(気づき)→主観的な事象
気づきを困難にしている心理学的な理由
・選択的注意
・認知的不協和
・確証バイアス
・基本的帰属錯誤
観点を切り替えながら、多くの事実を集め、矛盾しているように思えても、まずはすべてを受け入れる(受容)
複数の解釈を出し続け、個人に原因を帰属させるのではなく、文脈に注目する(学習)
観点
・動きの五側面(身体的、頭脳的、時間的、環境的、運用的)
・ココロの五側面(文化的、感情的、関係的、意志的、歴史的)
場の情報 ハイエク
情報は場に存在してる
②アブダクション(仮説的推論)
Factからアブダクション(仮説的推論)してInsight(洞察)を得る
③統合(異質な要素の統合)
Factから統合(異質な要素の統合)してInsight(洞察)を得る
正(テーゼ)と反(アンチテーゼ)を統合(アウフヘーベン)して、合(ジンテーゼ)を生み出す。
④リフレーム(新しい仮説を出す/新しい価値軸を生む)
Factをリフレーム(新しい仮説を出す/新しい価値軸を生む)してInsight(洞察)を得る。
リフレームは、新規性、妥当性、汎用性でInsight(洞察)を評価する。
収束思考はfactから正解を
発散思考は刺激からideaを
リニア思考はfactからsolution
リフレーム思考はfactからinsight→foresight
マーガレット・ボーデンのクリエイティビティ
・組み合わせ型創造性(Combinational Creativity)→既存の概念の、新たな組み合わせ
・探索型創造性(Exploratory Createvity)→構造化されたマップからフロンティアを探す
・変換型創造性(Transformational Creativity)→枠組みを変容させることで新たな枠組みを生み出す
⑤メタファー(既知のものでたとえる)→具体化させた提供価値→コンセプトとはオプチュニティ(市場機会)を具体化したもの
⑥先見力(目利きする力)
⑦メタ認知(自らの意思と強みを把握する)→ブランディング(会社の意志)と強み(ストレングス)
⑧マインドセット(チャレンジ精神、他己実現、前向きさ)→環境と仲間。
→気づき→洞察→展望→行動→振り返りのプロセスを支える
Knowledgeは②アブダクションの中に含まれる要素。
ロバート・キーガンの知性の三段階
・環境順応型→周囲の人と合わせることで信用を失わないようにする
・自己主導型→自分の思考の枠組みを通して物事を見ることができる
・自己変容型→今の自身の枠組みも発展途上のものだと学び続ける
https://www.ntt-f.co.jp/ntt-fjd/newworkstyle/0012/img/image04.png