同席した友人が「穴子が食べたい。でも白焼きだけだと飽きる」「フリッターはどうか」と馬鹿な話をしていたらマイ板が穴子の柳川を作ってくれた。なかなかいける。実は僕はうまいどぜうを食べたことがない。私が目をかけている講釈師貞橘に、「どじょうとうなぎが並んでいたらどっちをとる」と聞いたら、「そりゃ、うなぎでっすよぉ」「だろ。それほどうまいもんじゃないんだよ」てな会話をした。「んじゃぁ、のれそれで柳川を作ったらどうなるの」と聞いたら、板曰く「うすあじにしないとなんないからだめなんじゃないかと」。親子やながわは企画倒れに終わった。
昨日の献立。
のれそれ
じゅんさい
ホタテグラタン
穴子の白焼き
穴子の柳川
そのあとマイバーに行くと、偶然だが、一見の客がアクアビット（ジャガイモの蒸留酒）あるかとえらそうにうんちくをたれながら頼んでいた。せっかくだしたからとマスターがおごってくれた。なんとも複雑な味。えにうえい、変化球を頼んで自慢するのは素人のすることらしい。教訓。そうそう日記に書いたようにベースを変えて遊ぶより最適化されたベースで飲むのが王道らしい。
