SECが過去3年間に使った予算は約20億円という。今後3年にはそれよりもやや上回る予算が投入される予定である。
SECは2004年10月1日に設立された。エンタープライズ系と組み込み系の両分野で日本のソフトウエア競争力を高め、技術開発の推進や国際標準の獲得、コアとなる人材の育成を図ることを目的とする。この3年、産学官の有識者を中心にソフト開発力強化に向けたツール開発やプロジェクト情報の収集/分析、啓蒙活動などに取り組んできた。
約20億円が多いか少ないかの判断はわかれると思うが、産学官の有識者がすずめの涙の謝金(伝聞)で、成果を出したいということに、ふれていないのはどうかと思う。約20億円の使途はここではあきらかにされていないが、産学官の有識者に20億円がばらまかれて、この程度であったならば問題だ。