akon2.00βのよっぱらいの戯言

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エジプト

私がエジプトにいったのは、9.11の一年後だったので、2002年。
記憶が風化しつつあるので書いておく(つまり、記憶違いがあるかも)。
とはいえ、エジプトの治安が安定している時期でした。
とはいえ、アメリカ的なものに近づくなとアドバイスされていたのですが、とはいえ、私なのでケンタを食べ比べてみたいじゃないですか。
いきなり、5メートルくらいの至近距離から機関銃を向けられました。
テロの対象になっているから近づくなということらしい。
お味はちょっと違いました。
#機関銃を向けられてもケンタに入った私w、

さてさて、めいっぱいお仕事でした。
結果として、GJということで観光させてもらいましたが。機内は、禁煙席のはずが狭い機内ですから、分煙じゃ意味ないし、アルコールは出てこないし(持ち込まないとだめだったらしい)。当時でもエジプト航空は数少ない喫煙可能な航空機会社でした。

なにも下調べをしないで、行った私が悪いのですが(これはこれで楽しい)、レストランではフランス語。普通にお酒はでてきます。だったら、機内でも酒を出せばいいのに。そして、メニューにJINRO。なんていうんですかね。なつかしかったですw

ミッションは、とある商事会社より、行けば分かるからと往復のチケットだけを渡されて、スパイ映画じゃないんだけどなと、なにも下調べもせずに空港に到着。目に入るのは、ナメクジ文字だけ。ピンチな予感。
いけば分かるって、出口すらわからない。ようやく英語の表示をみつけて出口に。生まれて初めて英語を見つけて感動した瞬間。

で、幸い、ロビーに数人しかおらず、カードに私の名前を書いた方がいた(ほら、成田空港でやっている感じ)。旅程中、彼がアテンドしてくれるらしい。運転手つきのベンツなのか、ベンツつきの運転手なのか意味不明な関係。
この運ちゃん、よくできていて、私が英語の意味を勘違いしていると思うと傷つかないように別の言い回しで、再度質問してくれるんですよ。
ただ、この運ちゃん、日本びいきないのはいいんだけど、「あのミュージアムは日本のODAでオオバヤシが建ててくれたんだ。」と前を通るたびに感謝してくれるんだけど、「それは違う」と何度も説明したのだけど、結局、僕の英語力ではわかってもらえなかった。

で、ミッションは「行った先に出資すべきかどうかのレポートをあげよ」だったのですが、電子カルテだったので、プロダクト自体は日本では売れないけど、彼らのテクノロジが先端的だったので、ビット張っておけば的なレポートをあけだと思う。

ちゃんとコンポーネントモデリング(.NETだったと思う)ができていて
当時の実装技術として、日本って遅れているなと思った。さすがピラミッドを作った子孫たちだ。で、彼らは日本なんか眼中にないですよ。
「このプロジェクトに成功して、一緒にドバイに行こうぜ」
ドバイなの?
「ドバイだよ。そして、アメリカに行こうぜ」
ちなみに「クーラーがききすぎていて寒い」と言ったら、クーラーを止めないで、窓をあけてくれました。さすが、産油国

ちなみに、この電子カルテは紙に印刷して、少年がとどけます。エレベータボーイがいるんです。いわゆる雇用促進のためです。そうゆう国です。こうゆうのをみちゃうと、ピラミッドは、王の墓ではなく、雇用促進のための公共事業だ説が生まれてくるのもわかります。なお、この説は、否定されています。
http://www.moonover.jp/bekkan/chorono/first_page.htm

というわけで、OKを出してしまったので、GJというこで、「観光していってください」ということで、例の運転手つきのベンツで、観光に繰り出したわけですよ。繰り出す前に、運ちゃんが、エジプトポンド以外使えないといい、金額の記憶はあいまいですが、20エジプトポンド(2000円くらいだったと思う)くらいあれば大丈夫というので、ここではじめてエジプトポンドに両替。それまで、ずっと米ドルで支払っていました。

この20エジプトポンドで、スフィンクスからピラミッド、ノアの箱舟(なんだよこれ)まで、すべて回れてしまいました(つまり、すべて有料)。
イスラムは人を傷つけないから安心して、見学してこい」みたいに
運ちゃんに送りだされる。入場料に払ったとたんに観光ガイドに囲まれ、警備員が追い払ってくれたけど、「めっちゃこわい」。そして、警備員の目を盗んで、観光ガイドがよってきた。
「中国人?」
「韓国人?」
「日本人?」
この順番が世界的な順位なんだなと思いつつ、「そうだ」とこたえると
いきなり「ヤマモトヤマ」。これは笑ってしまいました。誰だよこんなの教えたの。つぎのやつにもうけるから、彼はずっと日本人にいいつづけるだろう。僕だけかと思ったら、浅田次郎もそうだったので、全員じゃないかと思う。そして、冒険はさらに続く。運ちゃんの言葉信じて、ひとけのないところをうろうろとしてるとお賽銭のようにコインを投げるといわれた。もう小銭しか残っていないので、それを投げようとしたら、ダメだという。
日本円を投げようとしたら、
それもダメだという。
なんでだというと
「あいつとあいつとあいつの分が必要なんだ」と
わかりやすいお賽銭システムだな。

そして、スフインクスを横切って、いよいよ、ピラミッド。ピラミッドには、エレベータもエスカレートもなく上った階段を帰りは降りるだけなので、体力のあるうちにいったほうがいいです。ちなみに、うえに展望台があるわけでもなくただ、登って降りるだけです。

最後に、エジプトの砂はラクダのふんだと思った。そこらじゅうにやつらはふんをまきちらかしていた。