akon2.00βのよっぱらいの戯言

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お中元とお歳暮

ビール会社の陰謀だと思ったら違うようだった。
・お中元
お中元とは7月15日のことで、「三元」と呼ばれる年中行事の一つだった。
当初、中国から伝わった7月15日の中元の日は、贖罪の日。
→庭で焚き火をする。
室町時代
→無事を祝う
江戸時代
→中元の日の前後に、贈り物をしたり、手土産を持って挨拶に行く
明治維新
→使者を使って贈り物を届けて礼をつくす。
→期間も7月の上旬頃からと広がる。
いつしか、その贈り物自体を中元と呼ぶようになった。
そして、本来の意味が忘れられ、
「親しい人やお世話になった人にお中元を贈る」
となった。

・お歳暮
お正月を迎える準備は、もともとは「お正月にやって来る神様(年神様)をお迎えする準備」であった。
そして、お歳暮はお正月にやってくる神様に供えする供え物であった。
鏡餅やお神酒などは供え物。
この供え物を親から子供に「これもお供えしといてね」というのがお歳暮だった。
なので、お歳暮を送るのは、12月31日の大晦日で、鮭やブリといったなまぐさ物や、お餅などの食品。
で、お正月にやって来る神様を迎える準備としては、年棚という年神様専用の祭壇を、その年の吉方(恵方)に向けて設置する。
この祭壇は、まれに、常設の神棚を使う場合もあるが、本来は毎年造り変える物。
この年神様は、またお帰りになるので、その時に片付けるのが正式。
そして、そこに、注連縄(しめなわ、神聖な神の領域を作る、つまり結界を作る道具)を張り、灯明をつけてお餅やお酒をお供えする。
お歳暮にいただいた品は、この時に、いっしょにお供えする。
注連縄は、神聖な神様の居場所を作り出すだけではなく、しめ縄には「内を守り、外を払う」作用もある。
つまり、その部分には「魔物が通れない」という事なので、玄関に飾り、「悪を家の中に入れない」ようにする。
神棚のない家では、玄関や車に着ける「しめ飾り」で結界を張って、「鏡餅」が年棚の代わりをしている。
また、神様が宿る「依り代(よりしろ)」として、常緑樹を備え付けます。
これには、松、榊、栗、椿、椎などを使います。
これが、「門松」の原型。
年神様は、依り代としての松飾りに宿り、そして、また去っていく。
去って行く日は、小正月と呼ばれる15日。
お正月にやって来た年神様をお見送りする行事。
このため、しめ縄や正月飾りなど、神様をお迎えした時に用意した物を燃やして、神様に帰っていただく、送り火