さてどうやって本質を見抜くんだろう(詭弁論的反語)。
野中先生の「DXという薄っぺらい言葉」につられて読んだわけだが、
「筆者らは、「アジャイル」と「ウォーターフォール」を対立構造として見る立場ではない」
にも痺れる。
スクラムを最初に紹介した書籍として、拙訳「アジャイルソフトウェア開発スクラム」を
採り上げていただいているだけでなく、FDDも採り上げていただきうれしく思う。
これを野中先生に読んでいただいていたとは有り難い限りである。
ついでに、ASD(Agile Software Development)について言及した
「アジャイルソフトウェア開発エコシステム」も採り上げていただければ
DSDM(Dynamic Systems Development Method) も採り上げているのでさらに良かったと思うのであるが。
原理主義者とは学生時代から相いれなかったので、
「スクラムの3つの罠」には共感した。モダナイゼーションは官僚主義の入り口である。
分割統治が基本だと思っているので、
アーキテクトとして屈辱。
「フラクタルな組織」の説明(p.258)が入れ子構造組織としているが、
自己相似(再帰)構造ではないだろうか。
スクラムの3つの罠
・スクラムが形式的、儀式的になってしまっている
・プロダクトオーナー VS 開発チームの構図に陥っている。
Less
SAFe
Scrum@Scale
Discplined Agile
"The New New Product development game"のType-Cをスクラム
→図はイノベーション123と似ている。
不安定な状態を保つ
プロジェクトチームは自ら組織化する
開発フェーズを重複させる
「マルチ学習」
柔らかなマネジメント
学びを組織で共有する
アリストテレスの知の三つの形態
・テクネー→人に属する暗黙知→現場の実行力
・フロネシス→実践知→倫理的判断
ワイズカンパニーの6つのリーダーシップの実践
・何が善かを判断する
・本質をつかむ
・「場」を創出する
・本質を伝える
・政治力を行使する
・社員の実践知を育む