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POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス)―学習する組織に進化する問題解決アプローチ

 

ポジティブデビアンス(PD)

PDとは同じコミュニティや組織などで、問題が発生している悪条件の現場のなかで良い結果を出している「逸脱者」。このPDが成果を出したプロセスを問題解決につなげるのがPDアプローチ。

 

失敗した規範ではなく、成功した例外に焦点を合わせる

 

前提

①一見手に負えないような問題の解決策はすでに存在している。
②それはコミュニティ自身によって発見される。
③これらのイノベーター(個々のポジティブな逸脱者)は、他のメンバーと同じ制約や障害に直面しているにもかかわらず成功している。

 

 

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考え方を変えるよりも、行動を変える方が簡単

 

コミットメントを生む二つの要素
・エナクトメント( enactment :仲間の前で違う行動をすることは、異なった考え方をする→行動でリスクを取る。このことによってコミットメントが生まれ、コミットメントに態度の変化が伴う

・一貫性(consistency:立ち位置が決まれば、それに応じて行動するように努力する)
→一貫した行動をとらなければならないというプレッシャーがかかる

 

問題は解決されるまで、本当に理解することができない。

 

選択的変異→小さな環境適応が種を繁栄させる

 

PDアプローチを成功させる七つのステップ

①適応課題に対処するための実証済みのアプローチとしてPDを紹介する。
②何が間違っているのか、何が欠けているのかではなく、あらゆる困難を克服してうまくいっていること(ポジティブな逸脱者)に焦点を合わせる。
③コミュニティのメンバーがオプトイン、オプトアウトできるような信頼できる招待でプロセスを開始する。
④重要性、具体性、測定可能性を確保するために、コミュニティに問題をリフレーミングするように促す。
⑤共通のプラクティスが確立され、その後PDが特定されるようなグループ会話を実施するために、(通常の容疑者以外の)より大きなコミュニティを巻き込む。
⑥アクションラーニングを通じて新しい発見を普及させるためのデザインに関し、コミュニティがオーナーシップを確実に持つようにする。実践は、伝達される情報の詳細「について知っている(knowing about)」ことよりも優先される。
⑦スポンサー、外部の専門家、ファシリテーターがプロセスを乗っ取ることがないように常に警戒し続ける。かれらの唯一の役割は、(コミュニティのリーダーとの)共同開催者、または触媒としての役割です。グループ会話でのかれらの貢献は、オーケストラの指揮者としてではなく、ジャズコンボのミュージシャンとしてあるべきです。

 

PDアプローチのための基本的フィールドガイド
https://positivedeviance.org/