akon2.00βのよっぱらいの戯言

色しょく是食、食しょく是色 当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

一晩寝かせたカレー

寝かせる(冷ます)と旨み成分が凝縮され、再加熱すると溶け出し、うま味とコクが増す。

とくにジャガイモからはデンプンが溶け出し、「とろみ」がつき、うま味やコクが強く感じられるようになる。

カレーに含まれる脂肪分が乳化されてよく混ざり合うことで、味がより「マイルド」になる。

 

一方、スパイスカレーが一晩寝かせてもおいしくならないのは、香辛料の風味が落ちてしまうから。香辛料の香りが飛んで、「マイルド」になったともいう。さらにスパイシーカレーは具が少ないため、寝かしても旨み成分がそんなに溶け出ない。

 

つまり、肉じゃがにカレールウを加えて冷やして温めれば、おいしい出汁カレーが作れるに違いない。

また、スパイスカレーには和出汁ではなく、ブイヨン(魚・牛・鶏と野菜を煮込んだ出汁)コンソメ(ブイヨンに牛スネ肉・卵白を加えたスープ)、フォンドボー(ブイヨン」に子牛の骨・香味野菜を加えた出汁)(だし)を加えて、一旦、冷やして温めれば、スパイスカレーも一晩寝かせてうまくなるかも。あそこのがうまいのは、フォンドボーを使っているに違いないとにらんでいる。ブイヨン、コンソメ、フォンドボーいずれがよいかは実験君。

 

そういえば、鶏ガラ(正確には鴨ガラ)で作ったカレーは美味かった。

 

なお、常温で一晩寝かせる場合は、雑菌が増殖することに注意するのは自明である。