ウィルスは生物ではない。
ウィルスはエネルギ代謝を行わないが細菌は行う。
ウィルスはエネルギーや老廃物を生み出さないが、細菌は生み出す。
ウィルスは自分では動けない。
ウィルスは核酸(DNAまたはRNA)と各種タンパク質の混合物。
ウィルスは自己複製できないが、生物に侵入し、その生命システムを乗っ取り、増殖できる。
二つの知性
・感知にもとづく非明示的なもの
細胞小器官や細胞膜における科学的・生体電気的なプロセスにもとづいており、顕微鏡や理論的説明などがないと調べられない。
・心を備えた明示的なもの
イメージ的で、感情や意識の存在なくして機能しない。
知性の目的は、生存するうえで生じる問題を解決すること。
ホメオスタシス(生体恒常性)
生物の生理的なパラメータ(体温、体液のpH、栄養レベル、血中酸素濃度、血糖値など)を、その生物が最適な機能や生存にふさわしい範囲に保つ。
アロスタシス(動的適応性)
外部からのストレス(変化)によって体内環境が崩れないように、安定性を維持する反応
情動(エモーション)
出来事を知覚することによって、引き起こされる、一連の同時発生的で無意識な体内の活動(平滑筋の収縮、心拍数、呼吸、ホルモン分泌、表情、姿勢)
ホメオスタシスを支える。
感情(フィーリング)
生物のホメオスタシスのさまざまな状態に伴って起こる心的体験
一次の感情(飢え、渇き、痛みなどのホメオスタシス由来の感情)と、情動によって引き起こされる感情(恐れ、怒り、喜びなどの情動的な感情)がある。
心はイメージで構成される。
感知することは意識することとは違い、心がなくてもできる。