akon2.00βのよっぱらいの戯言

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 誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法

 

 

「なぜ、間違えたのか。誰もがハマる52の思考の落とし穴」を改題し、加筆修正・再編集したもの。

52の思考法シリーズの第一作目。三作目まであるから、52*3=156の思考法ということ。

 

1.なぜ、言い方を変えただけで、結果が大きく変わるのか?

フレーミングのワナ】にハマっていると、全体の一部しか注意が行かなくなる。

どのような情報も、ひとつの枠組みをとおして描写されている。どんな枠組みに基づいた情報化をよく見極める。


2.なぜ、「特殊なケース」には気をつけるべきなのか? 

【確証のワナ】とは、新しい情報を、自分の意見や信念に無理やり合わせて解釈する傾向のこと。自分の考えと一致しない情報(反対の確証)を、フィルターにかけてみないようにすること。

 

3.なぜ、「あいまいな予想」に惑わされてしまうのか? 

【確証のワナ】と闘い、「反対の確証」を探す。

 

4.なぜ、エラい人には遠慮しないほうがいいのか? 

【権威のワナ】

権威がある人の問題

・間違いを犯さないわけではない

・自分で考えなくなる。

 

身なりや権威や地位には、一切遠慮してはいけない。

権威を持つ人を批判的な目で見れば見るほど、他人の影響を受けなくなり、自分自身を信じられるようになる。

 

5.なぜ、少ししかないクッキーはおいしく感じるのか? 

【希少性の錯覚のワナ】

「希少なもの」に反応しているときには、論理的に考えられない。

価値を評価するときには、それがどれくらい役に立つかを基準に判断する。

 

6.なぜ、「選択肢」が多ければ多いほど、いいものを選べないのか?

【選択のパラドックスのワナ】

選択肢が多くなるとかえって不幸になる理由

①選択肢が多すぎると、考えることをやめてしまう。

②選択肢が多すぎると、誤った決断を下してしまう。

③選択肢が多すぎると、不満を感じるようになる。

 

完璧なものなど選ぶことはできない。

 

7.なぜ、自分に似ていれば似ているほど相手を好きになるのか?

【「あなたが好き」のワナ】

 

自分がその客のことを大好きだと客に信じ込ませること

 

誰かに好感を抱くときの要因

・外見が魅力的

・自分と似ている

・相手が自分に好意を抱いてくれている

 

ものを買うときは、売り手の人柄で商品の価値を判断しない

 

8.なぜ、お酒をおごってもらわないほうがいいのか? 

【お返しの法則のワナ】

 

9.なぜ、「自分だけはうまくいく」と思ってしまうのか? 

【生き残りのワナ】

 

10.なぜ、「もったいない」が命取りになるのか? 

【サンクコストのワナ】 

 

11.なぜ、モデルの友人は連れていかないほうがいいのか? 

コントラストのワナ】

 

12.なぜ、「違う街の地図」でもないより、まし、考えてしまうの? 

【イメージのワナ】→思考のショートカット

 

自分とは考えが違う人、自分とはまったく異なる経験をしている人と協力し合うこと

 

13.なぜ、「その人」を信じてしまったのか? 

【「いったん悪化してからよくなる」のワナ】

 

14.なぜ、水泳をすれば水泳選手のような体形になれると考えるのか? 

【スイマーズボディ幻想のワナ】

 

自分がそうだからと言って他人も同じとは限らない

 

自己啓発や癒し系の本にはなるべく近づかないようにしよう」

 

 

15.なぜ、自分の知識や能力を過信してしまうのか? 

【自信過剰のワナ】【コスト過小評価のワナ】

 

・自信過剰のワナの逆、自分に対する過小評価のワナは存在しない

・自信過剰のワナは、女性より男性に多く見られる。

楽天的な人だけが、自信過剰のワナに悩んでいるわけではない。悲観論者も過信する。

 

自分に対する過小評価のワナは存在しない

 

あらゆる予測に対し、疑いの目を向ける。

 

16.なぜ、他人と同じように行動していれば正しいと思ってしまうのか? 

【社会的証明のワナ】

 

17.なぜ、歴史的事件の意味は、あとからでっちあげられるのか? 

【ストーリーのワナ】→物語がわかりやすくするために真実を単純化してしまう傾向

 

自分の人生の記録から世界的な大事件まで、すべては「意味のある」物語に仕立てあけられている。その結果、真実はゆがめられる。そのことで、判断力や決断力を鈍らせる。

 

18.なぜ、起こった出来事に対して「あれは必然だった」と思い込むのか? 

【回想のワナ】

 

19.なぜ、「わからない」と正直に言えないのか? 

【お抱え運転手の知識のワナ】

 

20.なぜ、弁護士費用は「日当」で計算してはいけないのか? 

【報酬という刺激のワナ】

 

散髪したほうがいいかどうかは、理容師に聞いてはいけない。

 

21.なぜ、「医者に行ったら元気になった」は間違いないのか? 

【平均への回帰のワナ】

一方向に偏って動いたものは、すぐに偏りが解消されるように反対方向に動くことが多い。

 

22.なぜ、みんなが利用する場所では問題が発生するのか? 

共有地の悲劇のワナ】→個人が利益を追い求めた結果、社会的な秩序が壊れてしまう

 

共有地を問題なく使う方法

・その土地を私有地化する。

・誰かが管理する。

 

23.なぜ、「結果」だけで評価を下してしまうのか? 

【結果による錯覚のワナ】

結果だけでなく過程をもとに評価する。

たくさんのサンプルで評価する。

 

24.なぜ、「意見が一致したら要注意」なのか? 

集団思考のワナ】

結束の固いグループの中で意見が一致しているときには、必ず自分の意見を言う。

 

25.なぜ、宝くじの当選金額はどんどん高くなるのか? 

【確率の無視のワナ】


26.なぜ、直感だけで判断すると間違えるのか? 

【基準比率の無視のワナ】

 

27.なぜ、「プラスマイナスゼロに調整する力」を信じてしまうのか? 

【ギャンブラーの錯覚のワナ】

目の前で起こっている出来事が、前の出来事の影響を受けているかどうか、前後につながりがあるかないか、じっくり観察する。

 

28.なぜ、商談のときにはなるべく高い価格から始めるべきなのか? 

【アンカリングのワナ】


29.なぜ、ちょっと株価が上がっただけで大金をつぎこんでしまうのか? 

帰納的推理のワナ】→ひとつの結果だけでいつも当てはまると結論付けてしまう。

 

30.なぜ、「悪いこと」は「いいこと」より目につきやすいのか? 

【マイナスの過大評価のワナ】

利益よりも損失を訴えるほうが相手に響く。


31.なぜ、個人だと頑張るのに、チームになると怠けるのか? 

【社会的手抜きのワナ】→グループ作業のように力を合わせる場面で他人に気がつかれることなく手を抜く現象

 

リスキー・シフト(危険な転向)→個人よりも集団で行動するほうが大きな危険を冒す傾向がある。

 

32.なぜ、50回折りたたんだ紙の厚さを瞬時に予想できないのか? 

【倍々ゲームのワナ】

増加の割合を予測するときは、自分の感覚を信じない。

 

33.なぜ、オークションで落札しても少しも儲からないのか? 

勝者の呪いのワナ】→オークションで勝利を収めたはずの落札者が、実質的には敗者になってしまう。

 

34.なぜ、コンサートのあとでは指揮者やソリストの話しかしないのか? 

【人物本位のワナ】→ある出来事を説明するときに、人物に焦点を当てすぎて、外からの影響や状況といった原因を過小評価してしまう。

起きている時間の90%は他者のことを考え、ほかのことを考えるために使っている時間は10%しかない。

 

35.なぜ、コウノトリが増えると赤ちゃんも増えると考えるのか? 

【誤った因果関係のワナ】

ある出来事が、どのようなつながりで起こっているのかを正しく見るようにしょう。

 

36.なぜ、恋に落ちた相手は完璧に見えるのか? 

【ハロー効果のワナ】→一つの視点だけにとらわれて、そこから全体像を推測してしまうこと

→相手の真の特性を見抜く力を鈍らせる

ハロー(haro)→聖人などの頭の周りにある光輪や五光

 

37.なぜ、成功の裏にあるリスクに気がつかないのか? 

【別の選択肢のワナ】あることを選択したときに、実際には起こらなかったものの、起こる可能性があったすべての可能性。

 

リスクははっきりと目に見える形で確認できないので、「別の選択肢」にはいつも気を付けるようにしよう。

 

38.予想が外れてばかりのエセ専門家が増殖するのか? 

【予想の幻想のワナ】

未来を予想する人は二種に分けられる。何もわかっていない人。何もわかっていないことを分かっていない人。

ジョン・ケネス ・ガルブレイス

 

予測に対して疑いの目を向ける。

 

39.なぜ、もっともらしい話に惑わされてしまうのか? 

【条件結合のワナ】

右脳と左脳よりも、直感的な考えと意識的な考える違いを理解する。

 

40.なぜ、ゴールキーパーはじっとしていないのか? 

【過剰行動のワナ】

状況がはっきりしないときには、何もしないのが賢明

 

41.なぜ、ダメージが同じなら何もしないほうがいいのか? 

【不作為のワナ】→行動してもしなくても同じ結果になる場合、たいていのひとは行動しないこと(不作為)を選ぶ。

 

42.なぜ、「成功は自分のおかげ」「失敗は他人のせい」と考えるのか? 

【自己奉仕のワナ】

 

43.なぜ、社内にはいつも自分と同性が多いのか? 

【選択のワナ】→全体を見ていないために、自分だけがそのような境遇にいると思ってしまう。

 

どうして自分だけがと感じることがあっても、それは自分を基準にみているから。

 

44.なぜ、悪い知らせだけを伝えるべきなのか? 

【連想のワナ】→脳は別々のものごとを結びつけて考える。

 

ひとつの体験だけから多くの教訓を得ようとするときには注意したほうがいい。余計な想像はしないことだ。

マーク・トウェイン 

 

45.なぜ、「はじめから順調」のときが危ないのか? 

【ビギナーズラックのワナ】→早い時期に成功し、自分にはできるという(間違った)思い込みをしてしまう現象

 

「ビギナーズラック」か「才能」か。見分けるヒント2つ
・「長期間にわたって、他の人より自分のほうが明らかに成績がいいのであれば、才能が一役買っている可能性がある」と見てもいいだろう。 

・「参加している人が多ければ多いほど、運だけで成功している人の割合が高くなる」ということだ。

 


46.なぜ、自分への嘘でつじつまを合わせようとするのか? 

【思惑と結果のワナ】

 

47.なぜ、「ありえないようなこと」でも、いつか起こるのか? 

共時性の奇跡のワナ】

 

48.なぜ、「今この瞬間を楽しむ」のは日曜だけにすべきなのか? 

【目先の利益のワナ】

 

49.なぜ、「自分のもの」になったとたんに価値は上がるのか? 

【所有のワナ】

 

50.なぜ、幸福は3か月しか続かないのか? 

【満足の踏み車のワナ】

 

幸せが長く続くための3つのヒント

①長いこと試してみても慣れることのできないネガティブな現象、たとえば通勤、騒音、慢性的なストレスといったものを避ける。 

② 車、家、ボーナス、宝くじの賞金、金メダルといった物質的なものによる喜びの効果は、短期間しか期待できないことを知っておく。 

③ ポジティブな効果を長続きさせるためには、できるだけ多くの自由な時間を手に入れ、自分の意思で行動しよう。たとえ収入が減ることになったとしても、もっとも情熱を感じられることに時間を割き、友情をはぐくもう。

 

51.なぜ、自分の人生をすべて自分でコントロールしていると信じるのか? 

【コントロール幻想のワナ】→自分ではどうにもできないことに対して、自分で制御でき、影響を与えられると信じてしまうこと。

 

本当に自分自身で影響を与えられることだけに専念しょう。重要なことだけに集中しょう。そのほかのことは、すべて放っておけばいい。

 

52.なぜ、危険を徹底的になくそうとすると痛い目に合うのか? 

【ゼロリスクのワナ】

 

おわりに

人間そのものは変わっていない。変わったのは環境。

 

現存しているホモ・サピエンスは、他人の後をついて逃げてばかりいた人間の子孫である。

 

思考の落とし穴にハマらないことはありえない

・落とし穴はこのほかにもある

・病理学的な障害を問題にしているわけではないので、治療法も薬もない

・ほとんどの落とし穴は相互に関連し合っている。

ニューロンの働きによって、ひとつの脳の領域から別の脳の領域へと情報が伝えられていき、単独で機能している脳の領域はないからである。

 

論理的に考えるのは骨が折れるので、大きな問題にならないことは直感にまかせる。間違いを犯した場合は自分を許す。

 

目次

1.なぜ、言い方を変えただけで、結果が大きく変わるのか? 【フレーミングのワナ】
2.なぜ、「特殊なケース」には気をつけるべきなのか? 【確証のワナ その1】
3.なぜ、「あいまいな予想」に惑わされてしまうのか? 【確証のワナ その2】
4.なぜ、エラい人には遠慮しないほうがいいのか? 【権威のワナ】
5.なぜ、少ししかないクッキーはおいしく感じるのか? 【希少性の錯覚のワナ】
6.なぜ、「選択肢」が多ければ多いほど、いいものを選べないのか? 【選択のパラドックスのワナ】
7.なぜ、自分に似ていれば似ているほど相手を好きになるのか? 【「あなたが好き」のワナ】
8.なぜ、お酒をおごってもらわないほうがいいのか? 【お返しの法則のワナ】
9.なぜ、「自分だけはうまくいく」と思ってしまうのか? 【生き残りのワナ】
10.なぜ、「もったいない」が命取りになるのか? 【サンクコストのワナ】 
11.なぜ、モデルの友人は連れていかないほうがいいのか? 【コントラストのワナ】
12.なぜ、「違う街の地図」でもないより、まし、考えてしまうの? 【イメージのワナ】

13.なぜ、「その人」を信じてしまったのか? 【「いったん悪化してからよくなる」のワナ】
14.なぜ、水泳をすれば水泳選手のような体形になれると考えるのか? 【スイマーズボディ幻想のワナ】
15.なぜ、自分の知識や能力を過信してしまうのか? 【自信過剰のワナ】
16.なぜ、他人と同じように行動していれば正しいと思ってしまうのか? 【社会的証明のワナ】
17.なぜ、歴史的事件の意味は、あとからでっちあげられるのか? 【ストーリーのワナ】

18.なぜ、起こった出来事に対して「あれは必然だった」と思い込むのか? 【回想のワナ】

19.なぜ、「わからない」と正直に言えないのか? 【お抱え運転手の知識のワナ】
20.なぜ、弁護士費用は「日当」で計算してはいけないのか? 【報酬という刺激のワナ】
21.なぜ、「医者に行ったら元気になった」は間違いないのか? 【平均への回帰のワナ】

22.なぜ、みんなが利用する場所では問題が発生するのか? 【共有地の悲劇のワナ】
23.なぜ、「結果」だけで評価を下してしまうのか? 【結果による錯覚のワナ】
24.なぜ、「意見が一致したら要注意」なのか? 【集団思考のワナ】
25.なぜ、宝くじの当選金額はどんどん高くなるのか? 【確率の無視のワナ】
26.なぜ、直感だけで判断すると間違えるのか? 【基準比率の無視のワナ】

27.なぜ、「プラスマイナスゼロに調整する力」を信じてしまうのか? 【ギャンブラーの錯覚のワナ】

28.なぜ、商談のときにはなるべく高い価格から始めるべきなのか? 【アンカリングのワナ】
29.なぜ、ちょっと株価が上がっただけで大金をつぎこんでしまうのか? 【帰納的推理のワナ】
30.なぜ、「悪いこと」は「いいこと」より目につきやすいのか? 【マイナスの過大評価のワナ】
31.なぜ、個人だと頑張るのに、チームになると怠けるのか? 【社会的手抜きのワナ】

32.なぜ、50回折りたたんだ紙の厚さを瞬時に予想できないのか? 【倍々ゲームのワナ】

33.なぜ、オークションで落札しても少しも儲からないのか? 【勝者の呪いのワナ】

34.なぜ、コンサートのあとでは指揮者やソリストの話しかしないのか? 【人物本位のワナ】

35.なぜ、コウノトリが増えると赤ちゃんも増えると考えるのか? 【誤った因果関係のワナ】

36.なぜ、恋に落ちた相手は完璧に見えるのか? 【ハロー効果のワナ】
37.なぜ、成功の裏にあるリスクに気がつかないのか? 【別の選択肢のワナ】

38.予想が外れてばかりのエセ専門家が増殖するのか? 【予想の幻想のワナ】

39.なぜ、もっともらしい話に惑わされてしまうのか? 【条件結合のワナ】
40.なぜ、ゴールキーパーはじっとしていないのか? 【過剰行動のワナ】

41.なぜ、ダメージが同じなら何もしないほうがいいのか? 【不作為のワナ】

42.なぜ、「成功は自分のおかげ」「失敗は他人のせい」と考えるのか? 【自己奉仕のワナ】
43.なぜ、社内にはいつも自分と同性が多いのか? 【選択のワナ】

44.なぜ、悪い知らせだけを伝えるべきなのか? 【連想のワナ】
45.なぜ、「はじめから順調」のときが危ないのか? 【ビギナーズラックのワナ】
46.なぜ、自分への嘘でつじつまを合わせようとするのか? 【思惑と結果のワナ】

47.なぜ、「ありえないようなこと」でも、いつか起こるのか? 【共時性の奇跡のワナ】

48.なぜ、「今この瞬間を楽しむ」のは日曜だけにすべきなのか? 【目先の利益のワナ】

49.なぜ、「自分のもの」になったとたんに価値は上がるのか? 【所有のワナ】
50.なぜ、幸福は3か月しか続かないのか? 【満足の踏み車のワナ】
51.なぜ、自分の人生をすべて自分でコントロールしていると信じるのか? 【コントロール幻想のワナ】

52.なぜ、危険を徹底的になくそうとすると痛い目に合うのか? 【ゼロリスクのワナ】