著者は音楽家、指揮者であり、物理学出身。
生後6ヶ月から18ヶ月の幼児が鏡に映る自己の姿を通して、自身のバラバラな身体の感覚を統合し、「全体的な自己」のイメージを獲得する過程
鏡像認知
鏡に映ったのが自分だと分かること。脳が発達した生き物(霊長類、イルカ、ゾウなど)はできる
耳石器→側線→半規管
聴覚
視覚とは異なり、空間・方向・反響を感じ取るための感覚装置としての性格を持つ
二足歩行化 → 頭部構造・頸部可動性 → 発声器官の発達
虹の理論
滲んだ理論
音楽がより、残響性、反復性、時間的統覚をもつため、記憶に残る
単眼視 一つ目巨人
文字を読むとき、利き目だけで見ている。
第三の目
なぜ落語家は左右に話す向きを変えるのか
寄席の左右の壁に反射する声をコントロールしている
目次
なぜ猫は鏡を見ないか? ― 音の鏡と再帰的自己意識
なぜ聴覚が生まれたのか? ― 自己定位器と聴覚の起源
なぜ魚群は一斉に翻るのか? ― 体の外部に開かれた感覚
なぜ音は調和して聴こえるか? ― 物理的音波と認知的音像
なぜ楽器で言葉を話せるのか? ― 二足歩行と柔軟な調声器
なぜ猫の仔とトラの区別がつくのか? ― 両耳で聴く差異と反復
なぜ歌は言葉よりも記憶に残るのか? ― シェーンベルク=ブーレーズ・パズルの解決
なぜ異なる歌を同時に歌い始めたのか? ― 長短と強弱の音声リズム
なぜ理屈をこねても人の心は動かないか? ― 悟性が情動に遅れる理由
なぜ落語家は左右に話す向きを変えるのか? ― 潜水艦から空港騒音対策へ
なぜ猫はすばやくネズミを捕らえられるのか? ― 可聴域と超越的統覚
猫と犬の行方
