「利他」とは何か (集英社新書) 作者:中島岳志,若松英輔,國分功一郎,磯崎憲一郎 集英社 Amazon 東京工業大学の「未来の人類研究センター」の先生方が書かれているのが興味深い。 利他において、相手をコントロールすることが最大の敵。 利他とは、「聞くこと…

ハーバード・ビジネス・レビュー リーダーシップ論文ベスト10 リーダーシップの教科書 (Harvard Business Review Press) ダイヤモンド社 Amazon 第１章 リーダーシップとマネジメントの違い リーダーシップとマネジメントの違い ・リーダーシップ 変化に対処…

ハーバード・ビジネス・レビュー 企業変革論文ベスト10 企業変革の教科書 作者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 ダイヤモンド社 Amazon 第１章 企業変革の落とし穴 100を超える変革事例からの教訓・「変革は緊急課題である」ことが全社に徹底されない…

生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書) 作者:小林武彦 講談社 Amazon 進化の法則 「変化して選択される」 過去5回の大量絶滅 オルドビス紀・デボン紀では生物の80%ベルム紀では生物全体の95%三畳紀では火山の大規模噴火などで75%白亜紀では恐竜など70% 変化に…

「地球温暖化」の不都合な真実 作者:マーク・モラノ 日本評論社 Amazon 人為的温暖化さえあやふやで、温暖化対策はほとんど意味がない。 シロクマは20年で20倍に 南極の氷も増加 大気に占めるCO2の割合は0.04%。 人間活動で排出するCO2は自然活動が排出するC…

Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる 作者:近藤麻理恵,スコット・ソネンシェイン 河出書房新社 Amazon こんまりの本なので読んでみた。ビジネスに関しては素人。もともと机にはPCしかおいていなかったし、いまにいたっては机すらオフィスにはな…

ＮＶＣ 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版 (日本経済新聞出版) 作者:マーシャル・Ｂ・ローゼンバーグ,安納献 日経BP Amazon NVC(Non-Violent-Communication):非暴力コミュニケーション 妥協はフラストレーションなので、双方が妥協するのではなく 何…

生物に学ぶ 技術の図鑑 作者:成美堂出版編集部 成美堂出版 Amazon バイオミメティクスは興味深い。 本書で採り上げられていないもので以下のようなものがある。 カメレオンの舌→ロボットハンド ハリセンボン→丈夫でしなやかな超撥水材料 クジラのヒレ構造→ス…

人類5000年史Ｉ ──紀元前の世界 (ちくま新書) 作者:出口治明 筑摩書房 Amazon ルカ(LUCA:Last Universal Common Ancester:全生物最終共通祖先)地球が始まって以来、46億年で生命が発生したのはたったの一回だけ。そのとき最初に生まれた生命。 酸素がなく非…

量子力学で生命の謎を解く 作者:ジム・アル=カリーリ,ジョンジョー・マクファデン SBクリエイティブ Amazon 量子生物学 渡り鳥は、磁気を感知して飛ぶ。 生化学的考察:化学コンパス、嗅覚・磁気感覚 量子力学的説明:量子もつれ、遊離基、高速三重項反応、光…

「病は気から」を科学する 作者:ジョー・マーチャント 講談社 Amazon プラセボ効果を利用して鎮痛剤の使用量を抑える。催眠術を利用して過敏性腸症候群の腸収縮を抑える。味覚と臭覚を訓練し、免疫系疾患の治療に役立てる。 第１章 偽薬――プラセボが効く理由…

監視資本主義―人類の未来を賭けた闘い 作者:ショシャナ・ズボフ 東洋経済新報社 Amazon Google、Facebook、microsoftの戦略を分析している。 いつか原書でゆっくり読みたい(意訳)。 本書はiOS14.5 Update革命前夜の話である。いまやアナーキストは再び自由を…

LIFE SCIENCE（ライフサイエンス） 長生きせざるをえない時代の生命科学講義 作者:吉森 保 日経BP Amazon オートファジー 「細胞の中の恒常性を保ち、細胞の中のものを回収して分解・リサイクルする」仕組み。 細胞は一つの卵子から37兆個に増えるが、それ以…

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた 作者:山崎 圭一 SBクリエイティブ Amazon トルコやイランが親日なのは、日露戦争によってロシアの圧迫が緩んだからではなく、トルコは1890年のエルトゥールル号事件、イランは1953年…

最高の体調 ACTIVE HEALTH 作者:鈴木祐 クロスメディア・パブリッシング（インプレス） Amazon 著者は医者ではない。 ①体調の改善→狩猟採集民の食事に変える→パレオダイエット ②運動→ウォーキングと筋トレ ③メンタルの改善→進化論の考え方を活かす→進化医学→…

「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則 作者:ケヴィン ケリー アスキー Amazon 原書タイトルは"OUT OF CONTROL"。改題したと明記しているのは評価できる。しかし、「システムを永久進化させる9つの法則」とサブタイトルをつけておいて、対応…

ハーバード・ビジネス・レビュー チームワーク論文ベスト10 チームワークの教科書 作者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 ダイヤモンド社 Amazon 成果につながるコミュニケーション3要素・コミュニケーションの熱量・チーム全体への関与・外の世界へと…

人体六〇〇万年史 上──科学が明かす進化・健康・疾病 (早川書房) 作者:ダニエル Ｅ リーバーマン 早川書房 Amazon 人体六〇〇万年史 下──科学が明かす進化・健康・疾病 (早川書房) 作者:ダニエル Ｅ リーバーマン 早川書房 Amazon エデンの園からアダムとイ…

72歳、今日が人生最高の日 作者:メイ・マスク 集英社 Amazon 著者はご想像の通りイーロン・マスクのママ。ギフテッドな息子を持った母親の子育て物語かと思っていたらご当人がギフテッドだった。そして、なかなか波乱万丈。 「この本のタイトルを「生き残る…

歯は臓器だった―歯は命とつながっていた 作者:村津和正 KOS Amazon よく噛めると唾液の出方も質もよい歯は血圧をコントロールし、自律神経に作用する 歯の自律神経作用・歯は自律神経系へ情報発信する・歯は歯種別に異なる歯の自律神経刺激効果がある・上顎…

サバからマグロが産まれる!? (岩波科学ライブラリー) 作者:吉崎 悟朗 岩波書店 Amazon 養殖でなく、蓄養→痩せていたマグロをイケスに囲い込んでしばらくたくさんえさを与える。脂ののっていないマグロに脂をのせることができる。 サバは体重300グラム程度で…

生命とは何か－物理的にみた生細胞 (岩波文庫) 作者:シュレーディンガー,岡 小天,鎮目 恭夫 岩波書店 Amazon 「恋人同士がお互いに相手の眼をじっと見つめているとき、二人の思想と二人の歓喜とは文字通りひとつとなる」 http://www.ivis.co.jp/text/2016022…

越境する脳: ブレイン・マシン・インターフェースの最前線 作者:ミゲル・ニコレリス 早川書房 Amazon 原書タイトルは"Beyond Boundaries: The New Neuroscience of Connecting Brains with Machines---and How It Will Change Our Lives"。これは翻訳が悩ま…

ハーバード・ビジネス・レビュー コミュニケーション論文ベスト10 コミュニケーションの教科書 ダイヤモンド社 Amazon 相手に合わせて説得法を使い分ける①カリスマ②思索者→選択肢をあげ結論は示さない。データ、事実、数字を示す。③懐疑主義者→まず、信頼を…

マネジャーの教科書――ハーバード・ビジネス・レビュー マネジャー論文ベスト11 ダイヤモンド社 Amazon 「権限はみずから獲得するもの」 新米マネジャーが陥りがちな5つの誤解 ・管理職の権威は絶対的なものである・管理職の権威を過大視する・統制しなければ…

地に足をつけて生きろ! 加速文化の重圧に対抗する7つの方法 作者:スヴェン・ブリンクマン Evolving Amazon 以前、facebookに"Slow Food, Slow Living, and Slow Architecture."と書いたように、ロールスロイスのような低速トルクもありだと思っている。 反ア…

チェンジング・ブルー――気候変動の謎に迫る (岩波現代文庫) 作者:大河内 直彦 岩波書店 Amazon 沖縄の星の砂は、有孔虫の殻 キャンプ・センチュリーは、グリーンランドに作られた米軍基地温暖化によってグリーンランド氷床が溶解すると晒されるhttps://logmi…

ハーバード・ビジネス・レビュー 営業論文ベスト11 営業の教科書 作者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 ダイヤモンド社 Amazon 心理的情報の収集 ・購買の中心”にいるのは誰か。その力の基盤は何か。・力のある購買者は誰なか。その重視する事柄は何か…

スピリチュアルズ 「わたし」の謎 (幻冬舎単行本) 作者:橘玲 幻冬舎 Amazon 今回はパーソナリティ心理学のビッグファイブ Apply Magic Sauce - Prediction API ・外向的/内向的・楽観的/悲観的・協調性・堅実性・経験への開放性 「協調性」を「同調性」「共…

言葉を使う動物たち 作者:エヴァ メイヤー 柏書房 Amazon 鳥の鳴き声に文法構造が存在し、コウモリは超高周波音で交流し、イヌは膨大な情報を含んだにおいで複雑にやり取りをする。ウマは体を使ってコミュニケーションする。 ■人間の言葉で話す五種類の哺乳…